ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- アクセス【【削除依頼】】
- 日時: 2020/08/01 19:49
- 名前: RADELLE03 ◆X6s/dtSC5A (ID: hsews.TL)
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登場人物 >>2 >>34 >>35
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16章 >>44>>47>>48>>51>>52>>56>>59>>60
17章 >>61
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- 誤字等について…… ( No.55 )
- 日時: 2009/12/27 16:28
- 名前: RADELLE03 ◆X6s/dtSC5A (ID: QYM4d7FG)
すいません今気がついたのですが…
>>0のURLの前小説で、話の抜けているところがあります。
後ほど修正しておきます。
あと
×一代目 ○一台目
ここも後ほど修正しておきます。
そして
登場人物の名前の漢字がもしかしたら文中で誤変換しているところがあるかもしれません。
すいませんでしたm(_ _)m
- Re: >>> ア ク セ ス > > ( No.56 )
- 日時: 2009/12/28 15:24
- 名前: RADELLE03 ◆X6s/dtSC5A (ID: QYM4d7FG)
人って何でもかんでもお金で解決しようとして———
これじゃあ違反者狩りと一緒じゃん……
何分か走っていると、徐々に追ってくる人数も少なくなってきていた。
しかし、つい数分前も全力で走っていた三人の足は既に限界を超えていた。
「 これじゃあ何時まで経っても……探せないって——」
そうだけど———
「 ……じゃあ——あんまり使いたくなかったけど…… !」
そう言いながら舞は自分の鞄の中から一丁の銃を取り出した。
それを目にした間崎は驚きを隠せないようで、何か言いたげだった。
ゆっくりと追って来る人に銃口を向けた。
「 おいおいおい…… ! 流石に撃つのは——」
「 撃つわけ無いじゃん———威嚇として……」
撃つなんてさらさら考えてないよ———
後ろを向いて、街頭の近くまで駆け寄る。
涼と間崎は舞の背後にたたずみ、人がやって来るのを待った。
「 来た———」
何処を撃てばいいのかな———
「 外しても害は無い所を撃てよ……」
「 あ、そうだね………」
銃に未だ気が付いていない人々はただただチャンスだと思っているらしく、
平然と走ってやってくる。
調度良い距離になった瞬間、すばやく銃口を地面に向ける。
呼吸を整え、身構えた舞は硬い引き金を引いた。
ダダダンッと音と共に反動でよろめく。
見事に地面へ撃つことは出来たが、無駄に発砲してしまったようだった。
足元の地面に弾が飛んできたことで、呆然としている人々を置いて
すぐさま涼と間崎は舞の腕を掴んで引きずるようにしてその場を走り去っていった。
「 ……効果抜群だね——」
「 だな」
「 でも、銃持ってるってことがバレたね」
〝 威嚇する 〟というのは予想以上に効果があったらしく
後ろからは誰一人追っては来なかった。
「 銃は……使い手によるね」
間崎の言葉の意味が分かったのはそのときだった。
- Re: >>> ア ク セ ス > > ( No.57 )
- 日時: 2009/12/28 20:46
- 名前: 翌檜 ◆9s9l4pjSzg (ID: Wp/04zaT)
何回か消されちゃったみたいですけど、頑張ってください!
応援してます!
- Re: >>> ア ク セ ス > > ( No.58 )
- 日時: 2009/12/28 22:43
- 名前: RADELLE03 ◆X6s/dtSC5A (ID: QYM4d7FG)
>>57翌檜さん
コメントありがとうございます !
1,2回消されたと思います(^^;)
でもこれからは大丈夫…だと思う !
- Re: >>> ア ク セ ス > > ( No.59 )
- 日時: 2009/12/29 14:22
- 名前: RADELLE03 ◆X6s/dtSC5A (ID: QYM4d7FG)
ようやく逃げることが出来た三人は、建物の影で香奈の居場所を確認していた。
「 確か……中学校が見えるって言ってたよね ?」
「 そう。だから、この辺で言うと葉潟中学校しかねぇな」
じゃあ、そこまで行かないといけないって事か……
ここまで来るだけでも時間がかかっていたっていうのに……
「 よし、行こうぜ」
涼が辺りに人がいないか確認すると、手を振って合図を出してきた。
その合図で舞と間崎が影から出て、携帯の地図を見ながら中学校を目指して進んでいく。
歩いていても誰かと会うことは無く、それどころか人の気配すらしなかった。
そのことに舞は新たに不安を覚えた。
こっちには銃があるから……何とかなるだろうけど——
「 あ……あれじゃないですか ?」
「 えっ——あった ? 」
大きな建物を通り過ぎて、間崎が指差した先には確かに中学校が正面に建っていた。
案外近かったことに拍子抜けしていた。
涼は何度も地図と中学校を見比べている。
「 ——確かに、ここで合ってるっぽいな」
「 じゃあ、飲食店とかない ?」
少し移動すると、遠くのほうでいくつもの小さな明かりが見えた。
あれが飲食店だとすると……この辺で大丈夫かな
「 本当に誰もいませんね———」
間崎は不安げに後ろを振り返ったりときょろきょろ辺りを見回していた。
ここだと確信した舞は携帯で香奈に電話をしてみることにした。
ワンコール。
ツーコール。
スリーコール。
『 ——舞 ?』
「 よかったぁ……舞だよ。今中学校の前にいるんだけど——来れる ?」
『 ……分からない……ちょっと危ないかもしれないんだよ——』
危ない——— ?
「 外は大丈夫だよ、今——」
『 ううん、そうじゃなくて。私、今中学校の中にいるから———』
「 え———どうやって入ったの ?」
『 ガラス……割って……』
信じられない———色んな意味で
『 …………中学校の二年A組の教室に居るんだけど
……ゲーム関係者が居るんだよ、中学校の中に……』
「 そんな———」
『 お願い ! ! 見捨てないで……』
「 大丈夫だから、見捨てないよ……じゃあいつでも連絡できる様に
電話は切らないで…電波良さそうだし。今から行く」
『 分かった……ありがとう。職員室のガラスを割ったから……
そこから入れる。あと、ゲーム関係者は一人じゃないから……気をつけて』
「 うん、気をつけとく——こっちも一人じゃない」
『 じゃあ、待ってる——』
舞は電話を切らずにそのままの状態にして、銃と携帯を両手で持った。
涼を見て頷くと、察したらしく舞から別の銃を受け取った。
「 一緒に来る ?」
間崎を見てみると、不安げな表情で校舎を見つめていた。
「 ゲーム関係者も居るみたいだし……裏切って良いの ?」
「 ————いいんだ。もう……あんな.奴.ら.——」
決心したように舞を見て、銃を受け取った。
そしてその肩を優しく涼が叩いた。