ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- アクセス【【削除依頼】】
- 日時: 2020/08/01 19:49
- 名前: RADELLE03 ◆X6s/dtSC5A (ID: hsews.TL)
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登場人物 >>2 >>34 >>35
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17章 >>61
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- Re: >>> ア ク セ ス > > ( No.35 )
- 日時: 2009/12/12 17:43
- 名前: RADELLE03 ◆X6s/dtSC5A (ID: QYM4d7FG)
{{ 退場者・参加できなくなった者 }}
>>ネットでの名前→→エリ
年齢→→15歳 ♀
本名→→ 桐嶋 恵梨
舞、美希とは違う中学校に通う三年生。しっかりしていてあまり喋らない。ステハンの妹。
黒いベリーショートヘアに、濃いピンクカラーのパーカー、そして白いカチューシャのような形状のヘッドホンをしている。
ネットには時々顔を出している。ふぁいばーの知り合いだった。
他の参加者に銃で撃たれた為退場。
>> 姪華
年齢→→不明 ♀
本名→→前田 明華
BBRの仲間。
ロングストレートにゴスロリ系の服を好み
少々非情なところもある。
騒ぎを起こし、駆けつけた警察によって連行。その後は詩音に助けられるも
銃とナイフの攻撃により意識不明。
>>ハナビ
本名→→響 花火
年齢→→12歳 ♀
性格は普段、大人しく敬語を使うが、過激的なことを好む。
前は虐められていた。
茶髪のショートで、短いズボンに白い長袖の上着を着ている。
姪華と共に騒ぎに駆けつけた警察官に連行されたが詩音に助けられる。
しかし後、銃で撃たれ意識不明。
- Re: >>> ア ク セ ス > > ( No.36 )
- 日時: 2009/12/12 17:54
- 名前: RADELLE03 ◆X6s/dtSC5A (ID: QYM4d7FG)
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ひきつづき、よろしくおねがいします
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- Re: >>> ア ク セ ス > > ( No.37 )
- 日時: 2009/12/12 18:26
- 名前: RADELLE03 ◆X6s/dtSC5A (ID: QYM4d7FG)
15章 絶たれた糸
「 で、どうするよー ?」
「 何が ? …あいつら ?」
倉庫内では、普段の日より多くの会話が交わされていた。
間崎は誰かに見届けらけることなくこの世の〝退場〟となった姪華とハナビを見つめていた。
もう、生きてはいないだろう——。
そう思ったはものの、何度も何度も先ほどから振り返っては彼女の方を見ていた。
そんな間崎の様子を眺めていたスギクラは冷たい視線を送る。
たったいま、詩音がおかしな歩き方で帰ってきたのだった。
それを見た仲間は驚き、慌てふためいていた。
しかし、詩音の怪我は大したものではないことが分かった。
今、詩音はありすこと美希の所に居るだろう。
自分が誰にやられかけたのかを報告していると考えた間崎は再び、姪華を見た。
彼女も立派な仲間だった——。
なのに、仲間の前で有無も言わさずになくなったのだ。
それと比べてこっちはどうだ !
理由もなしに姪華どころかハナビまで撃ち殺した詩音を心配していたのだ。
遅かった。
ダルシーについて行けばよかったんだ !俺は——。
彼女の仲間からぬけるという判断は間違っていなかった。
ダルシーも、姪華もハナビも、間違っていなかった!
何をしているんだ俺は———こんなことして——。
でも、もう遅いのか——。
最悪だ。
金につられて入った俺は最悪な人間だ……。
どうせこの先は見えている。
あいつ等が一発逆転する姿が目に浮かんだ。
今まで何人もの命を犠牲にしてきたじゃないか ! !
行くんだ !!!
覚悟もなしにゲーム感覚で命を奪った俺だ。
死ぬ気であいつ等に———。
「 くっ————」
勢いよく座っていた椅子から飛び跳ね、全速力で倉庫の扉を目指す。
あと少し———— !
「 あっ…おい待て !!!!」
声は遠ざかり、間崎は倉庫を飛び出して尚も全力で走り続けた。
「 やった…やった ! ! 逃げ切れた…… !」
このまま……あいつらの所へ…
寒さなのか恐怖なのか、それとも興奮しているからか
震えている手で携帯を見ながら〝目的地〟を確認した。
美希———
俺は気づいたよ。
やっぱりあんたは間違っていたのかもしれないな。
———間崎悠斗は、BBRの仲間から自ら離脱した。
- Re: >>> ア ク セ ス > > ( No.38 )
- 日時: 2009/12/19 16:05
- 名前: RADELLE03 ◆X6s/dtSC5A (ID: QYM4d7FG)
一体あと、何人生きているんだろう……
ふと見たテレビ画面には、天気予報が放送されていた。
気がつけば、季節は一年で最後の十二月になっていたのだった。
そういえば……
ついさっきまでいた祐樹の姿が見当たらなかった。
おかしいな…確かここにいたのに———
「 舞—— ? 舞、ちょっとしっかりして」
「 あ、ごめん——考え事してて……」
心配そうにダルシーは舞を見ると、孝助に尋ねた。
「 ちょっと孝助、香奈は ?」
「 え ? 香奈 ? ……僕は知らないよ——」
「 無責任な奴———」
「 えぇっ ! ? 何——」
深くため息をついたダルシーは救いを求めるようにケンを見た。
「 はぁっ ! ? 冗談じゃない ! 今外に出たら俺だって捕まっちまう」
「 だよねー。……ここは、香奈がなんとか此処に辿り着くのを祈るしか——」
ダルシーはゆっくりと立ち上がり、薄い白地のカーテン越しに外を見た。
舞も隣で見ると、何やら地上で小さく動いているものが見える。
あれが……警察かもしれないとすると、この状況で此処に来るには——。
不可能に近いこと。
沙紀も表情を暗くしているが、孝助はどうにかならないかと考えている。
誰もが頭を抱える中、徐々に外が暗くなってきた。
「 どうしよう、どうしよう———」
「 あの香奈が一日中逃げ回れる訳が無い。……どうするんだよ」
ケンも危機感を抱いているらしい。
そもそも、孝助の後に続いて警察も此処までやって来てしまったのだ。
これ以上無駄に動くことは、誰もが極力避けたかったことだ。
しかし、時間だけが過ぎるばかりだ。
「 じゃ、行ってくる」
『 え———』
誰もが絶句した。
突然姿を現した祐樹は、玄関へと向かう。
「 ちょっと待て、何しに行く ? !」
「 何って……囮になるんだよ」
誰もが彼の言葉に耳を疑った。
ダルシーは祐樹の着ている服の袖をつかんだ状態でいる。
囮って———。
考えられない、だって参加者も違反者も顔が知られているんだし———。
舞はそのとき、はっとあることを思い出した。
祐樹は参加者じゃないんだった…………
つまり、警察側も誰も彼がゲームに関係しているとは知らない
分からないし、怪しまれることも無いはず—— !
「 ダルシー、祐樹は参加者じゃないからきっと警察も気づかないよ——」
舞の言葉に、孝助もなるほど、とつぶやいた。
しかし、ダルシーは未だ賛成しない。
「 ……頼んだから。いい ? まずかったら逃げてよ ?」
「 そんなことにはならないだろ…。
俺がなるべく香奈のいる所から離れたところまで奴らを連れて行く。
外に警察がほとんどいなくなったと思ったら香奈を探し出して終了——」
「 ちょっと ! ? そんなに事がうまくいくと思って———」
「 思ってる。そうじゃないとこの状況じゃ何も出来ないだろ」
やっと、渋々ダルシーは頷き、手短に話し合った。
香奈のいる位置は先ほど電話でダルシーが本人から聞きだした。
しかし、ほとんど手がかりになっていなかった。
香奈は現在移動しているが、違う建物内に入ったり出たりを繰り返しているらしい。
見えるものといったら、舞たちのいるマンションで近くに中学校
遠くに飲食店等があるらしい。
人はあまりいない為、目立ったことが出来ないようだ。
「 ……じゃあ、此処が見えるんなら近くまで来れたってことか——」
話し合った結果、涼と舞が香奈を迎えに行くことになった。
「 大丈夫 ?」
「 俺はいいけど、舞は ?」
「 私も大丈夫……」
「 手、大丈夫 ?」
ダルシーは舞のことを心配したが、舞は此処に残るより自ら動くことにした。
無理はしないでと沙紀に言われ、舞は頷いた。
「 じゃあ、俺行ってくるよ」
そう行って祐樹はドアを開けた。
「 気をつけろよ」
「 捕まらないようにね…」
そう言われ、頷くと祐樹は静かにドアを閉めた。
「 ちゃんと帰ってくかな……あいつ…」
不安げにダルシーは呟いた。
はっきりいって
舞自身も不安でたまらなかった。
彼はもう一生帰ってこないのではないかと。
- Re: >>> ア ク セ ス > > ( No.39 )
- 日時: 2009/12/13 09:11
- 名前: 唄子 ◆pHAblsSAME (ID: PQvy21Xz)
私の小説にコメントありがとうございました。ここにコメントするのが遅くてごめんなさい。
この小説は自分がゲームに参加しているような感じになっていて、凄いです。小説大会も票を入れさせていただきました。
更新待ってます。