ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 僕を信じて。〜オリキャラ募集!〜
- 日時: 2010/01/01 16:39
- 名前: 藍羽 (ID: V9.d7PSD)
こんにちは。藍羽です。
死神とか魔女とか出てくるお話です。
グロ・・・はないと思います。
ではどうぞ。
*お客さま
鈴歌様 くまごろう様
オリキャラ用紙は下にあります。
- Re: 僕を信じて。 ( No.10 )
- 日時: 2009/12/30 14:59
- 名前: 藍羽 (ID: ze9J8nGv)
『痛かったでしょ、思いっきり刺したもん』
なんだここ・・・?
真っ白で何もない空間。
ただ、少年の声だけが響く空間。
『これで、君は信じるよね、僕たちのこと!』
あ、この声って私を刺した奴の声じゃないか??
どこにいるのよ、はやく出てきなさい。
私が倍返ししてやるから・・・。
『怖いこと言うなあ、女の子でしょお?』
そんな、いつでもおしとやかで、可愛いのが女の子。
とかいう想像はやめてほしいよね。
それより!ここはどこなの、貴方は誰なの?!
『魂の世界であって、僕は死神569』
あ、やっぱり死んだわけね。
『勿論。この白銀の鎌、アレイで刺したからね』
私、死んじゃったんだあ・・・。
・・・ん?貴方、死神なの?
『うん。死神569。アレイを司る者』
・・・私さ、死神とかって信じないんだよね。
その、アレイとか知らないけどさ。
本当に、魔女とか死神とか、認めない人だから。
『・・・・・・・・・ッッッッ??!!』
鈍い音がして、白い空間に一人の少年が現れた。
・・・どうやら、苦しんでいる様子だ。
その少年は半透明で、銀髪。
大きな白銀の鎌を持っていて、深紅のローブを身にまとっていた。
・・・幽霊?いや、さっきの死神か?
「ゲホゲホゲホッ・・・!このッ、人間め!」
灰色の瞳を私に向け、睨む。
「貴方が死神・・・?」
あ、なんだ。声出るじゃん。
「そうだ、死神569だッッ!・・・ゲホゲホ」
「何で苦しんでるの?」
「人間が信じないからだあッ!」
死神少年は、まだ苦しそうにもがいていた。
- Re: 僕を信じて。 ( No.11 )
- 日時: 2009/12/30 15:02
- 名前: 藍羽 (ID: ze9J8nGv)
登場人物
■死神569 SHINIGAMI GOROKUKYU
年齢不明の死神少年。
銀髪に灰色の目、深紅のローブを身にまとう。
白銀の鎌、「アレイ」を使う。
- Re: 僕を信じて。 ( No.12 )
- 日時: 2009/12/30 15:23
- 名前: 藍羽 (ID: ze9J8nGv)
突然ピタ、と少年の動きが止まった。
少年は立ち上がると、大きな白銀の鎌を両手で持つ。
ギラリ、と私を睨みながら。
「許さねぇ、人間。もう一回、死んでもらうッ!」
「───はぁッ?!」
大きく鎌を振る。
何するつもりだ、あの少年!
「死の神!深紅の狼!───アレイ・シエラッ!」
白銀の鎌から、深紅の光の弾がいっぱい出てきた。
そしてその弾は、私に向かってくる!
───うわああッ、あれ当たったら死んじゃう?
嫌だなあ。
・・・これ、夢だよね?
バチィイイイイッ!
「夢」だと考えた瞬間、深紅の弾は消えてしまった。
ほら、やっぱり夢だったじゃんか。
死神少年は、ありえない、という顔で私を見つめる。
「この人間め!これは『夢じゃない』!『本物』だ!」
「現実世界で、こんなこと考えられないから」
少年が、もっと薄くなった気がした。
・・・気のせいか。
「ていうか、人間じゃなくて、私は汐音!」
「・・・でも人間じゃねぇか」
「人間だけどね!!でも、汐音って名前があるの」
どうでもいい、みたいな顔をする死神少年。
「・・・人間、本当に信じないんだな?」
「死神とかのこと?・・・勿論!認めないから」
「じゃあさ───ゲームしようぜ」
ニイ、と笑う少年くん。
「信じるか、信じないかのゲーム?」
「あぁ。人間が死神等の存在を認めたら僕たちの勝ち」
「・・・・・・・・・」
「ずっと、存在を認めなかったら人間の勝ち」
少年は私のことを指差して言う。
人のこと、指差したらいけませんよー。
「どうかな?」
「受けてたつ!絶対勝ってみせる」
互いに、私たちはにらみ合う。
ゲーム、スタート。
- Re: 僕を信じて。 ( No.13 )
- 日時: 2009/12/30 15:25
- 名前: 伊月白夜 (ID: ze9J8nGv)
ちょっと名前変えてみる。
伊月白夜(いづき びゃくや)。
- Re: 僕を信じて。 ( No.14 )
- 日時: 2009/12/30 15:31
- 名前: 伊月白夜 (ID: ze9J8nGv)
「───んッ、ぉんッ!汐音!!」
ぼやあ、と礼音と銀の顔が見える。
だんだん視界がハッキリしてくる・・・。
あれ、ここは病院?
「れ・・・おん?・・・ぎん?」
「よかったなあ!礼音、目覚めたぞぉ!」
「良かったあ・・・。目覚めないかと思ったああ」
あー・・・やっぱりさっきのは夢だったのか。
私、どれくらい寝てたんだろう?
「汐音、五日も寝てたんだぞぉ、心配させやがって!」
銀が安心しきったように言う。
嘘、五日も寝てたの?うわあ・・・銀にノート貸してもらおう。