ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

落ち葉
日時: 2009/12/28 23:45
名前: ∬ちょこ娘⌒*.。゜ (ID: eEXTIvrj)

こんにちはっ!
ちょこ娘と言います(・ω・)ノ⌒☆

ちなみに読みは〝ちょここ〟なんで....^^*)
シリアスダーク、上手く書けるか分かりませんが!
宜しくお願いします!!!!

Page:1 2 3 4 5



Re: 落ち葉 ( No.20 )
日時: 2009/12/30 00:06
名前: ∬ちょこ娘⌒*.。゜ (ID: eEXTIvrj)

弓子のお母さんが死んじゃっただけで
そんなひどい噂信じる馬鹿は

私が許さない───。

「ちょっと。」

「何?あ、君って弓子ちゃんと仲良い子でしょ?」

「昨日一緒に帰ってたもんね。」

「弓子ちゃんと仲良くなっちゃ駄目だよぉ?
 あの子万引きしてんだから。」

「弓子は......万引きなんかしないんだから。」
そう。絶対に。

「何急に.....」

「弓子は苦しい思いしてるだけで──
 あんたらみたいな奴に最低呼ばわりされるすじあい なんてないっ!!!!」

「.....っ」
がらっ
教室に弓子が入ってきた。

「....弓子っ」

「愛....。おはよっ」

「おはよ.....っ」

「あれぇ?弓子ちゃんのお母さんって、借金返してなかったんだねぇ」

「ほんと、そんなに金ないんならさぁ、学校来なくていいじゃん。」

......!?
こいつら、最低.....。

弓子は下を向いて、唇を噛み締めていた。

Re: 落ち葉 ( No.21 )
日時: 2009/12/30 00:22
名前: 冬宮準 (ID: f0LIvz7Q)

愛、弓子…最低な集団に負けるなー!!

Re: 落ち葉 ( No.22 )
日時: 2009/12/30 00:34
名前: ∬ちょこ娘⌒*.。゜ (ID: eEXTIvrj)

>>冬宮準さん

コメいつもありがとうです^^
頑張って書きますので、冬宮準さんも頑張って下さい!!!!

Re: 落ち葉 ( No.23 )
日時: 2009/12/31 02:13
名前: ∬ちょこ娘⌒*.。゜ (ID: eEXTIvrj)

09....kurusimi

「ちょっとあんたらいい加減にっ___」

がらっ
先生が教室に入ってきた。

女子達は自分達の机に急いで戻った。
「べーっだ。」

一人の女子が弓子に向かって言った。
「えー、青島さん。」

「.....はい、何ですか....?」
「職員室に来なさい。」

「えっ?......は、はい.......。」
弓子は先生と一緒に職員室へ向かった。

弓子と先生が出て行った瞬間に、
「何かやらかしたんじゃない?」
「だねー。」

「何考えてるかわかんないしぃ」

と語り始めた。



キーンコーンカーンコーン.....。
チャイムが鳴ったと同時に、先生が入ってきた。

「先生、弓子ちゃんはどうしたんですか?」

「.......ちょっと、お母さんの事で話しているんだよ。」

「....そうなんですか.....」

ふいに、本当にふいに。
電話での言葉が浮かんできた。

私、お母さんのお金を勝手に使っちゃったんだ。

この言葉が、浮かんだ。
あの言葉が、頭から離れなくなった。

そして、放課後。
ようやく弓子が教室に戻ってきた。

私はずっと弓子を待っていたから、教室にいるのは
私と弓子二人だけだった。

「弓子、....大丈夫だった?」

「....別に。」

「....どうしたの?」

「.....」
弓子はしばらく無言で、そして口を開いた。

「愛。」

「....ん?」

「私のせいで殺されたんだ。」
「....弓子?」

「お母さんを殺したのは私って言えるかもしれない。」
電話で言った言葉.....。

「ねえ弓子。」

「....何?」

「お母さんを苦しめたかったってどういうこ__」
「苦しめたかったの。」

その返す言葉が
あまりに早くて。

戸惑ってしまった。

「.....ただ。困らせたかっただけだったの。
 なのにね。死んじゃったんだ。
 私ってかわいそうでしょ?」

弓子の目はうつろで、誰に話しているかさえ
わからない状態だった。
ただ___________

その目は
苦しみを映していて。

今にも泣き出しそうだった。

Re: 落ち葉 ( No.24 )
日時: 2009/12/31 02:25
名前: ∬ちょこ娘⌒*.。゜ (ID: eEXTIvrj)

「私は殺しちゃったんだ。
 私のたった一人の母親を。

 ほんと、私って最低だね。女子達の言うとおり。」

「......もうやめよう。こんな話。
 もう聞いてて嫌なの。

 自分が殺したって言うんなら、警察に言えばいいじゃん!!私に言わないで!!!」

もう。
私もわからなくなってきた。

久しぶりの親友との再会が
こんな事になるなんてもう

最悪。


目の前にいるのは
弓子じゃない。
私の知ってるあの明るい弓子じゃない。

苦しみに耐えている弓子だ。
憎しみの目になってしまった弓子だ。

「......愛に....。



 愛に何が分かるのっっ!?」
「....。」


「私と一緒にいたくなかったらもういい!!!

 こんなに苦しい思いから救ってくれるのは


 愛だけだと思ってたのに。」
そういい残し、弓子は突然、ばたりと倒れてしまった。


Page:1 2 3 4 5



この掲示板は過去ログ化されています。