ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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-妖狐と魔術の交差点-
日時: 2010/02/09 19:08
名前: 更紗@某さん ◆h6PkENFbA. (ID: YpJH/4Jm)

御挨拶〆
こんばんは、更紗@某さんです。
何故か消えたので、早速復活させました。
やってしまいました、ついにやりたかった妖怪×魔術をやってしまったのです。
九尾を筆頭とし妖怪を始め、天照など日本の神々、魔術や死神も出てきます。
変な作品ですが、どうぞ暖かい目で見守って下さると助かります。

Index〆
第一部 九尾の妖狐
序章 とある少女の逃走劇 >>1
第一章 堕天使は静かに忍び寄る
交差点01 >>2 交差点02 >>3 交差点03 >>4 交差点04 >>5 交差点05 >>6
第二章 魔法名“双翼の闇”
交差点06 >>7 交差点07 >>8 交差点08 >>9 交差点09 >>10 交差点10 >>13 交差点11 >>16
第三章 黒の使者、蠢く
交差点12 >>25 交差点13 >>27 交差点14 >>30 交差点15 >>31

訪問者様〆
イビリ様 (( `o*架凛殿 アド殿 咲夜殿

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Re: -妖狐と魔術の交差点- ( No.2 )
日時: 2010/01/16 17:12
名前: 更紗@某さん ◆h6PkENFbA. (ID: YpJH/4Jm)

第一章 堕天使は静かに忍び寄る

交差点01 

「いやあ、やっぱ冬は寒いわ」

 12月25日、高校一年生神崎辰巳の冬休み初日。コンビニ帰りの神埼はビニール袋片手に、手袋を着けた手に息を吹きかける。白い息は、より一層寒い冬を感じさせる。
 辺りには雪が隙間なく積もり、町は白銀の世界と化している。小さな子供達ははしゃぎ回っているが、彼女いない歴16年の神埼は雪が積もったところではしゃぐ気など少しも起きない。
 一人暮らしの神埼は、わざわざ料理を作ってくれる人など一人も居ない。別に神埼は料理を作れないわけではないが、この寒い中キッチンに立つのも面倒臭いのでコンビニで適当に食べ物を買う事にしたのだ。

「あー……ったく。ホワイトクリスマスだ何だでバカップル共が騒ぎやがってうぜえ。まあ神埼さんは一人でも平気だけどな……」

 独り言を呟きながら神崎は家のドアを開ける。
 リビングに入り、四角いテーブルに食料の入ったビニール袋を放り投げる。暖房を点けようとリモコンを探す。が、どこにリモコンを置いたか忘れてしまった。

「やべえ、リモコンどこに置いたか忘れちまった。まあいいや、とりあえず他に何か食い物あったかな」

 マフラーや手袋もリビングのソファに放り投げて、キッチンに入る。
 瞬間、神崎の目に衝撃の光景が飛び込んできた。
 ……見知らぬ栗色髪の少女が、冷蔵庫を開けて食料を食い漁っていた。

「む、ぬしはこの家の主か。悪いが暫く匿ってくれぬか」
「……は?」

 謎だ、意味不明だ。何故に少女が自分の家の食料を食い漁っているのか。
 しかも少女の服装、どう見ても着物だ。しかも太股の中間辺りで着物の裾が裂けている。栗色髪は頭の上でお団子にしてあり、簪(かんざし)を身に着けている。
 当然のように人の食料を食べる少女の口が、もう一度開かれる。

「悪いが匿ってくれぬか」
「……えっと?」

 「匿ってくれぬか」という言葉からして、誰かに追われているのか。神崎は頭に手を当て考える。
 でもこんな和風少女、一体誰が狙うのだろうか?
 とりあえず神埼は何故忍び込まれているのか事情を聞く為、お人形のような可愛らしい顔をした少女を掴み、マフラーなどが放り出されたリビングへとずるずると引きずっていった。
 訳の分からないという顔の少女を見て、神崎は思う。
 ……こっちが訳分からねえよ。

Re: -妖狐と魔術の交差点- ( No.3 )
日時: 2010/01/16 17:12
名前: 更紗@某さん ◆h6PkENFbA. (ID: YpJH/4Jm)

交差点02

「最初に名乗っておくと、わしは詩世(しぜ)というのだぞ。宜しくな、少年」
「詩世? フルネームで名乗れフルネームで。ていうか“少年”って明らかに俺よりお前の方が年下だろ! 何歳だお前!」
「大体だが800歳じゃ」
「800歳ってどこの電波だお前は!」
「電波? わしの専門は主に炎じゃが」

 詩世と名乗る古めかしい言葉使いの少女は“電波”などライトノベルに出てくるような用語は知らないらしい。そして更に言うと自分の年齢を800歳という頭のネジが数本外れた娘らしい。
 お前は何星人なんだ、とテーブルに向かい合わせで正座する娘に問いたい。
 だがいちいちこのヘンテコ少女に突っ込んでいたら話が進まない。手っ取り早く事情を聞いてお引取り願おうと、神崎は食べ物の恨みをはらそうとする。

「で、何故にお前は俺の家の冷蔵庫を荒らしていた? 何故にお前は俺の家に忍び込めた?」
「腹ごしらいをしようと思ったらぬしの家が丁度目の前にあったのじゃ。家に関しては窓の鍵が開いていた故、そこから入り込んだがそれがどうかしたか?」
「ってそれ泥棒と同じじゃねーか!」
「? わしは盗人のような真似はしておらんぞ? 現に何も盗んでいない」
「盗んだだろ! お前の腹の中に俺の大事な食料があるだろーが!」

 声を荒げて詩世の言動に突っ込む神崎。そしてハッとする、詩世のぺースに乗せられてしまったと。
 神埼は一度大きく深呼吸をして、自分を落ち着かせる。そして改めて詩世に問う。

「改めて聞くが、お前は何でこの家に居る? 匿うって何でだ?」
「ああ、それはじゃな」

 詩世は冷静に告げる。

「追われているんじゃ、とある殺し屋に」

 神埼は答えを聞いた瞬間、こいつは何を言っているんだと、間抜けのようにぽかんと口を開ける。
 一方の詩世は、特に自分の言っている事を気にしている様子は無い。神崎の答えを待つように正座したまま黙っている。
 当の神埼は“殺し屋”という言葉にまったく現実味が湧いていなかった。映画や漫画などでは馴染み深い言葉かもしれないが、いざ現実で“殺し屋”などと言われても何と言えばいいのか。

「正確には“殺し屋”も兼ねている情報屋の魔術師じゃな」

 詩世は更に付け加える。補足としてなのだろうが、神崎にとっては余計に訳が分からなくなる。

「『魔術師』? ……お前の妄想の産物出さなくていいから、話がややこしくなる」
「ぬし、馬鹿にしておるな。言っておくがわしは本当の事しか言っておらんぞ。因みに魔術師の魔法名は“双翼の闇”と言う」

 どこのオカルト宗教信仰者だと神埼は半ば呆れる。ファンタジー系のラノベも結構読んでいる神崎だが、魔術師だの何だのを本当に信じているわけではない。むしろどちらかといえば現実主義者だ。ファンタジーはあくまで小説の一ジャンルとしか捉えていない。
 詩世は“魔術”を当然のように言う。キリスト教の信仰者が、キリストが神な事を当然だと言うように。
 先程まで「追われている」という事を仮に信じていた神崎だが、詩世から出た言葉で全て打ち壊された気がする。

「はいはいふざけるのもいい加減にしろ。……聞いておくけど、何でお前は追われているんだよ?」
「ああ、それはな」

 只一言、詩世は言った。

「わしが妖怪だからじゃ」

Re: -妖狐と魔術の交差点- ( No.4 )
日時: 2010/01/16 17:13
名前: 更紗@某さん ◆h6PkENFbA. (ID: YpJH/4Jm)

交差点03

 一瞬にして神崎の動きが停止する。
 
「はい? 妖怪?」
「わしは“九尾の妖狐”が真名となる。“詩世”はぬしら人間で言う仮名のようなものじゃ」

 今の神崎にとってそんな事はどうでもいい。
 この少女は今自分の事を“妖怪”と言った。先程の“魔術師”といい、ネジが数本外れている程度のレベルだろうか。頭がどうかなってるんじゃないかと神埼は本気で思う。
 
「お前頭大丈夫か……? 保護者、いや親はどこだ。家まで送ってやるよ」
「頭はどうにもなっておらん、どうかしているのはぬしの頭の方だ。わしは九尾の妖狐だ。『九尾の狐』でも『九尾狐』でもあっているが」
「そんな事どうでもいいから、いやほんと。漫画の影響で殺人しちゃいましたって奴かお前は?」

 おおかた陰陽師や妖怪系の漫画でも山ほど読まされていたのか。九尾の妖狐など思いきり妖怪じゃねーかと、神崎は自称妖怪少女を心配する。
 詩世は神崎があまりにも自分を狂人扱いする事を、良く思ってないようだ。いや、誰でも狂人扱いされれば不快だろうが、詩世はレベルが違う。既に詩世の周りには刺々しい程の殺気が渦巻いている。

「な、何だよ……」
「そんなにわしを認められないなら、証明してやろう……小童」

 はあ?と神埼が聞き返すより、詩世の方が一歩速かったようだ。
 そして神崎は唖然とする。

「……」
「どうだ、これでわしが九尾の妖狐という事を認められるか?」

 放り出した神崎のマフラーが、燃えた。真っ赤に揺らめく炎に包まれ、あっという間に燃え尽きる。
 とにかく急いで水を持ってこなければ、と慌てた神崎だが、詩世がパチンと指を鳴らすと何事も無かったかのように炎は消え、そこには真っ黒焦げになった神埼のマフラーしか残っていない。
 神埼は悪夢であってほしいと願う。

「俺のマフラー……」
「どうじゃ、これでわしが妖怪だと——っておい!」

 詩世の言葉を聞き終える前に、神崎は何とか生き残った手袋とコートを身に着け、外へと出て行ってしまった。
 外に出て一度落ち着けば、この悪夢も覚める——と思ったのだが。

「……マフラー無いと寒いわやっぱ」

 コートと手袋を着けても、首の周りは冷気に触れて冷えていくのであった。

Re: -妖狐と魔術の交差点- ( No.5 )
日時: 2010/01/16 17:13
名前: 更紗@某さん ◆h6PkENFbA. (ID: YpJH/4Jm)

交差点04

 今日はついていない、と雪降る中で神崎は思う。
 コンビニから帰ってくれば冷蔵庫が荒らされてるわ、自称妖怪にマフラーを燃やされるわ……。外の空気がより一層寒く感じられる。
 そういえば自分はどこに行くのかと、神崎はふと考えた。急に家を飛び出した為、行く先などまったく考えていない。
 
「あー、どうしよ。とりあえずコンビニ行って立ち読みすっかな……」

 結論として、神崎はついさっき買い物をしたコンビニへと逆戻りすることになった。
 自動ドアが開くと「いらっしゃいませ」と店員さんの営業スマイル。神崎はそれをスルーして、さっさと漫画や雑誌が立ち並んでいるところに行ってしまう。
 そして神崎は、本日は本当についていないと思う。

「……あ、お前」
「神崎辰巳!? どうしてこないなところいるんねん!」

 神崎の視界には今、このコンビニの中で一際目立つ存在、そして神崎の苦手とする人物が映っていた。
 陰陽師の服装に、関西弁を喋る黒髪ポニーテール少女の名は夜桜茉莉(よざくらまつり) 陰陽師(自称)にして神崎の同級生。

「お前こそどーしてこんなとこいるんだ、陰陽師サマがのびのびとコンビニで立ち読みか?」
「うるさいで。陰陽師が立ち読みしたらあかんのか!? てかあんた、うちの事馬鹿にしてるやろ!」
「馬鹿にしているもなにも、陰陽師なんて信じるかっつーの」

 吐き捨てるように神崎は言う。基本魔術だの呪術だの、そういう系統は信じない主義なのが神埼だ。
 その言葉にキレたのか、茉莉の眉間がピクリと動いている。だが神崎はそんな事まったく気にしない。

「今すぐ出てけや! あんたがいると雑誌が汚れるやろ」
「何で俺がいると雑誌が汚れるんだ! お前が出てけ自称陰陽師!」
「何でもそうなもんはそうやからや! 早よ出てけ滅するで!」
「滅せるもんなら滅してみろエセ陰陽師!」
「な、誰がエセやてぇ……!?」

 そこまで言い終えたところで、神崎と茉莉は気づく。周囲の迷惑そうな視線が、刃物のようにこちらに突き刺さっていた事に。
 神埼は茉莉と口論するのを止めて、出口へと向かう。

「ちょ、どこ行くねん神崎!」
「出てくに決まってるだろーが! 馬鹿かお前」
「ま、待て! うちが出てく! あんたは此処に残り!」
「お前さっきと言ってること違うだろ!」
「いいからうちが出てく!」

 神埼と茉莉はコンビニ内の敵意ある視線から逃れようと、またしても口論を始める。これには店員も呆れ顔だ。
 結果的には、二人してコンビニから出て行く事になったのだが。

「何で着いてくるんだエセ陰陽師!」
「あんたこそうちの行く先に着いていかんでくれる!?」

 今日は本当についていない日だと改めて感じ、小さく溜め息をつく神崎だった。

Re: -妖狐と魔術の交差点- ( No.6 )
日時: 2010/01/16 17:13
名前: 更紗@某さん ◆h6PkENFbA. (ID: YpJH/4Jm)

交差点05

 仕方無いので別の本屋に向かおうとする神崎。だが何故か茉莉までが、神崎と同じ方向を歩む。

「おい夜桜茉莉もといエセ陰陽師、何でお前まで着いてくる」
「だからエセちゃうわ。仕方あらへんから別の本屋に行くだけや」

 どうやら茉莉も神崎と目的地は同じらしい。神崎は小さく舌打ちをすると、それ以上何も言わなかった。これ以上口論する事は無駄だと考えたからだ。
 まったく今日はなんて日だと神崎は憂鬱になる。自称妖怪の事を忘れて頭をスッキリさせようと外に出たのに、それと関連性のある陰陽師(エセ)と会ってしまえばそれも逆効果だ。神崎は本日何回目かの溜め息をつく。
 歩いている最中、神崎は今までの事について整理してみる。
 コンビニから家に帰ってみれば謎の和服少女が、冷蔵庫の中身を食い荒らしていたと。家に乗り込んできた理由は“殺し屋”を兼ねる情報屋の魔術師——“双翼の闇”とかいう奴に追われていた為、匿ってほしいとの事。追われている理由は自分が『妖怪』だから(ここまでの発言は、少女に妄想癖があるとしか思えないのだが)
 そして少女は自分が妖怪だと証明する為、何らかの方法で俺のマフラーを燃やしたと。……この事に関して神崎は、どうやって燃やしたかというより自分のマフラーを、何の躊躇もなく燃やされた方が腹立たしいのだが。
 神崎がそんな非現実的な事を考えていると、いきなり茉莉が止まる。

「……これって」
「何だ、どうしたんだよエセ陰陽師」
「あんた気づかんの? おかしいやろこの現状」

 いつもなら「エセちゃう!」と言う茉莉だったが、今回ばかりはそのお決まりパターンは発動しなかった。
 言われている事が分からない神崎に、茉莉は言う。

「周り見てみい」

 その言葉に神崎は辺りを見渡し、そして気づく。辺りに自分達以外、誰一人として人間いない事に。
 そこまで人がいない事がおかしいかと言われれば、そうなのだ。神崎の住む地域は東京ほど都会なわけでもなく、むしろどちらかといえば田舎だ。だがそれでもこの辺りは本屋やスーパーがあるし、それなりに人がいても良い筈なのだ。

「……確かに不思議現象といえば不思議現象だが、それがどうしたんだよ?」
「神崎、後ろ気をつけとき」

 神崎は後ろを振り返ってみる。そして自分の脳内に問いかける、何故気づかなかったのかと。
 神埼と少し間をとって、長い金髪に翡翠の瞳、黒服の少女は立っていた。顔立ちからして外人だろうか。感情というものを完全に遮断したような翡翠の瞳は、それ以外の全てを映してはいなく、真っ直ぐに神崎を見据えている。
 冬、ましてや今日は雪が降っているのにノースリーブに疑問を抱くだろうが、それよりも金髪翠眼の美少女に思わず見惚れる神埼。それとは対照的に、茉莉は少女に対して警戒心を露わにしている。

「こんにちは、神崎辰巳」

 瞳と同じく、感情を一切表していない声で言葉を紡ぐ少女。唐突な発言に、神崎はうろたえてしまう。
 
「誰やねんあんた。あんたから妖気感じるんやけど、もしかしてこの周辺の周りに潜んでる——」

 茉莉の敵意剥き出しの言葉に、化け物達はゆっくりと姿を現す。

「妖怪、あんたが呼び出したん? 夜ちゃうのにおかしいやないの」

 そして次の瞬間、狼や犬など、様々な姿をした異質な獣達が神埼へと襲い掛かる。
 一瞬硬直して動けなかった神崎だが、化け物——そう、他の言葉で表すなら“妖怪”を、また別の獣が押し潰す。——それは、巨大な狼。

「式神“貪狼”」

 どうやら茉莉の“手”から出てきたものらしい。式神とは、本当に茉莉は陰陽師なのかと神埼は疑う。
 だが巨大な狼、式神“貪狼”は少女の隠し持っていたナイフにより、一瞬で切り刻まれてしまう。少女のとった行動は、まさに“瞬札”だ。切り刻まれた狼は複雑な模様が描かれた紙へと戻り、茉莉の手の中に納まる。
 茉莉の式神を瞬殺した少女は、先程の茉莉の問いに答える。

「先程の貴方の問いですが、妖怪を呼び出したのは私です。陰陽師とはいえ、こうも簡単にやられるとは考えていませんでしたが。——ところで貴方が“此処”へ入ってくるのは想定外の事。邪魔なので結界の外へ排除させて頂きます」

 瞬間、神崎の目に本当の不思議現象が映った。茉莉の姿が虚空へと消える。
 暫く神埼は唖然と茉莉が消えた場所を眺めていたが、少女がナイフを構えるととっさに身構える。
 ナイフと小柄な美少女など文字にしてみればミスマッチな組み合わせだが、その組み合わせは感情の無い少女と妙に合っていて、不気味にも感じる。

「私の名前は——真名はあるのですが、ここは“双翼の闇”と名乗っておきましょう」


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