ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- マシュマロ探偵ナナ! オリキャラ募集
- 日時: 2010/03/02 16:20
- 名前: 三日月ナナカ (ID: BllPTaHz)
えーっと……ここって、探偵モノOKですよね?
コメディな気もしますが、まぁ殺人なので、気に止めないでください。
そんでですね、一応オリキャラ募集してるわけですよ。
全部のキャラは無理だと思うので、ご了承ください!
☆オリキャラ募集用紙
名前・(苗字はどうでもいいですが、なるたけ名前は片仮名で)*読み仮名必須
性別・
容姿・
性格・
詳細・
サンプルボイス・
☆オリキャラ募集用紙
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- Re: マシュマロ探偵ナナ! オリキャラ募集 ( No.17 )
- 日時: 2010/03/04 21:07
- 名前: 三日月ナナカ (ID: BllPTaHz)
タクシーで、約三十分(この分のお金は、美穂さんが払った)。『木内留美探偵事務所兼マシュマロ探偵ナナ事務所』に到着。
「ママ、ただいま!」
「ナナ!? 早かったわね」
裏口から入ると、ママの声がした。
「さっそく、遺体を二体ほど見てきたよ」
「ええっ! 殺人!? ナナ、お手柄ね!」
妙によろこぶママ。
娘に死体見させといて、喜ぶ親があるか!
「あのぅ……桜坂美穂と申しますが。今晩、泊めていけないでしょうか?」
「ああ、いいですよ! 桜坂グループの跡取りを泊めたっていうんなら、この事務所も評判よ」
すると、突然、美穂さんがうる目になった。
「跡取り、はもう嫌です……!」
いきなり泣き出してしまった美穂さんに、オロオロするだけのあたしとママ。
「あたしは、ただの普通の女子中学生美穂として生きて生きたいんです!」
……跡取り、嫌だったんだ。
「普通の恋愛をして、普通の友達と仲良くして、普通に楽しいって言えるような、そんな子になりたいんです!」
……そんなこと、思わなかった。
桜坂グループは、お金持ちだから、なにがあっても幸せだよね、って思ってきた。
でも、違ったんだ……。
「美穂ちゃん、大丈夫? ……寝る? 一人がいい?」
「今は……ナナさんと二人がいいです」
泣きじゃくる美穂さん。
どうすることもできないまま、ママは台所へ戻った。
あたしは、美穂さんの背中を、優しく叩いた。
- Re: マシュマロ探偵ナナ! オリキャラ募集 ( No.18 )
- 日時: 2010/03/05 06:53
- 名前: 三日月ナナカ (ID: BllPTaHz)
次の日の朝。
美穂さんは、書置きを残して、どこかへ行ってしまっていた。
『ナナさん、どうもお世話になりました。
あたしは、これから、離婚したお母さまのもとへ帰ります。
ナナさんとナナさんのお母さまを見ていると、なんだか恋しくなりました。
またいつか、会える日まで。
住所 N県F市M町5番地***
℡ *** *** ****』
「ママ? 美穂さん、出て行ったよ?」
「知ってる。ナナ、ご飯できたよ」
あたしは、ダイニングへ急いだ。
便箋を机の置くから引っ張り出す。だいぶ使っていなくて、うすくほこりが積もっていた。
『美穂さんへ
お元気ですか?
唐突ですけども、あの紙を書いたのは、徹さんです。
赤い紙を使ったのは、マニキュアがつかないため。
そして、千代さんのチヨという漢字を知らない人、ということになります。
ハウスキーパーになって日が浅い徹さんは、千代さんを犯人に見立てて、殺したかったんです。
でも、千代さんは、殺されなかった。逆に、殺してしまったんですよね……。
小五の勝手な想像も含まれています。
いつか、会う日まで。連絡待ってます。ナナ』
小さく折った便箋を、封筒の中にいれ、美穂さんの住所を書き写す。
そして、郵便局へと歩いていった。
ミステリー、難しい! でも、頑張るぞ!
次は……マカの番外編書こうかな……。
- Re: マシュマロ探偵ナナ! オリキャラ募集 ( No.21 )
- 日時: 2010/03/05 20:18
- 名前: nanasi (ID: XTwzLzPc)
・・・、この話どこかで読んだことあるような・・・(似た話を・・・)
裏サイトだっけ・・・まいいや、
- Re: マシュマロ探偵ナナ! オリキャラ募集 ( No.22 )
- 日時: 2010/03/05 20:22
- 名前: 三日月ナナカ (ID: BllPTaHz)
第二話・怪盗ピーチ 現る!
「ナナさん! 木内ナナ!」
「ふぁい?」
「『ふぁい?』じゃないです! しっかり、目を見開いて、授業を受けましょう!」
「へーい……」
やっと話が終わった、と思って、力を抜いた。すると——。
バン!
「いっつー!」
ぐらりと傾いた頭が、机に真っ逆さま……。
「木内さん!」
「どぅもすいません!」
頭を下げると、またゴチッと頭をぶつけた。
「木内さん……あなた、おかしいわよ」
わかってます、わかってます。自分がおかしいってことぐらい。
あたしは、頭を手で押さえて、言った。
「先生だって、おかしいでしょ?」
「なんですって、木内ナナさん?」
「べっつにぃ〜」
顔を伏せる。
今度は、机にぶつからなかった。
「そうそう、木内さん。あとで、話があるの。職員室に、来てね」
うゎ……。最悪……。
なにそれ? 職員室!? まさか、あたしの成績について!?
うう……。
「学校なんか、大嫌いだーっ」
「木内さん、うるさいです!」
あたしの声は、いつまでもこだました。
- Re: マシュマロ探偵ナナ! オリキャラ募集 ( No.23 )
- 日時: 2010/03/05 20:31
- 名前: 三日月ナナカ (ID: BllPTaHz)
「やっと来たわね、木内さん」
「はぁ」
この先生は、ベテランの教師。確か、本名は……稲生三奈(いのうみな)だったような気がする。
「あなたの母さんは、探偵やってるっていうそうね」
「あたしもやってますよ」
あたしは、ふてくされて答えた。
「木内さんの家は、『木内留美探偵事務所兼マシュマロ探偵ナナの事務所』らしいけど、このマシュマロ探偵ナナって……」
「あたしのことですよ」
さっきより倍にふてくされて、答えた。
「ゴメンね〜。じゃあ、これ、母さんに渡しといてくれる?」
「へいへーい」
あたしは、稲生先生から封筒を受け取った。
どうせ、あたしの成績についてとか、普段の態度がだらしないとか、そんなことを書きつねてるんでしょ。
「べーっだ」
職員室を出ると、ドアにむかって『あっかんべー』をした。
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