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マシュマロ探偵ナナ!  オリキャラ募集
日時: 2010/03/02 16:20
名前: 三日月ナナカ (ID: BllPTaHz)

 えーっと……ここって、探偵モノOKですよね?

 コメディな気もしますが、まぁ殺人なので、気に止めないでください。

 そんでですね、一応オリキャラ募集してるわけですよ。

全部のキャラは無理だと思うので、ご了承ください!


☆オリキャラ募集用紙
名前・(苗字はどうでもいいですが、なるたけ名前は片仮名で)*読み仮名必須
性別・
容姿・
性格・
詳細・
サンプルボイス・
☆オリキャラ募集用紙

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Re: マシュマロ探偵ナナ!  オリキャラ募集 ( No.7 )
日時: 2010/03/03 15:33
名前: 三日月ナナカ (ID: BllPTaHz)

「ナナ! あの車は、なに……?」

 家に帰ると、ママが真っ青な表情で裏庭が見える窓辺に立っていた。

「あの車って?」

 聞くと、黙って窓を指差すママ。

 クローバー柄のカーテンを開ける。黒いものがあった。

 目を凝らしてみると……ああっ、リムジン!

 リムジンのドアに、『Sakurazaka』とペイントされてる。

 ドアの窓には、レースのカーテン。

 そこで、家の玄関チャイムがなった。

「はい、木内留美探偵事務所兼マシュマロ探偵ナナの事務所でございます」

 ママは玄関で、しばらく、はいはいと相槌をうっていたが、急に振り返ると、あたしのほうにむかってきた。

「ナナ、すごいじゃない!」

「今日……桜坂グループの家に行くんだけど……」

「大歓迎! じゃ、気をつけて」

 ママは、あたしに財布と通帳などが入ったバックを押し付けた。

「ナナさん?」

 玄関で、美穂さんの声がした。

「ちょっと、今行きますんで、待ってください」

 慌てて、裏口に出た。

Re: マシュマロ探偵ナナ!  オリキャラ募集 ( No.8 )
日時: 2010/03/03 16:07
名前: 三日月ナナカ (ID: BllPTaHz)

「ダメ、マリン。ついてきちゃいけないよ」

 あたしが外に出ようとすると、足元にマリンがじゃれ付いてた。

「ナナさん、大丈夫ですよ」

 いきなり、声がした。

「み、美穂さん……」

「この子も、連れて行っていいですよ」

 美穂さんが、マリンを持ち上げる。

「フニャッ」

 マリンが変な声を上げて、あたしの肩に飛び乗った。

「あらあら、嫌われてしまったのかしら」

「まっ、マリン! ダメでしょ!」

 美穂さんは外見と違って、なんだか……かなり、性格が悪い。

「いいえ、いいのです」

「ゴメンなさい!」

「いいですから。早く依頼を聞いてくれますか?」

「あっ!」

 ようやく、『依頼』ということを思い出した。

 ——にしても、大金持ちコンツェルンの桜坂グループに、何かあったのかな……?

 今頃、疑問に思った。

 でも、もう——遅い。

Re: マシュマロ探偵ナナ!  オリキャラ募集 ( No.9 )
日時: 2010/03/03 20:18
名前: nanasi (ID: XTwzLzPc)

もう遅い・・・

何か気になる!

っていうか、レル出してくれてサンキュウ〜

Re: マシュマロ探偵ナナ!  オリキャラ募集 ( No.10 )
日時: 2010/03/04 15:07
名前: 三日月ナナカ (ID: BllPTaHz)

「…………」

 絶句。

 なんでって……想像以上に、桜坂家が大きかったから。

 ディズニーランドのシンデレラ城って、わかるでしょ? それを、三個くらいつなげたような。

 しかし、大きいよ。この狭い日本に、こんなに大きいお城を建てられるの?

「ナナさま、お待ちしておりました」

 いきなり、城門から、女性が出てきた。

 高そうな紫色のパーティドレスを着ている。花柄の帽子から、白髪がのぞいているのに、とっても上品な雰囲気の人だ。着ているドレスが、しっくりくる。

 あたしのお母さんがこんなドレス着たって、違和感がありすぎて似合わないだろう。

「桜坂千代、と申します。美穂の祖母で……ゴホッ」

「おばあさま! 大丈夫ですか?」

「ご、ゴメンなさいね、ナナさん……ゴホッ」

 千代さんは、よろよろと城へ戻った。

「千代さん、どうしたの?」

「風邪。——本当は癌なんだけど……」

 癌、か……。

「ナナさん、あがって。依頼内容を確認したいものですから」

「あ、はい」

 あたしは、城門をくぐった。


 もう、このときから、事件に巻き込まれてたんだ——。

Re: マシュマロ探偵ナナ!  オリキャラ募集 ( No.11 )
日時: 2010/03/04 15:24
名前: 三日月ナナカ (ID: BllPTaHz)

 あたしが通されたのは、客室。

 高級なソファーに、高級な壁紙、高級な絨毯に高級なテーブル、そして高級な——。

 ああ、書き並べるのが面倒だ!

「ナナさん、どうぞ」

 美穂さんが、ソファーを勧める。あたしは、座った。

 ティーカップが運ばれてきた。普通の紅茶だ(でも、高いんだろうな……)。

「この桜坂家で、殺人がおきます」

「え?」

「だから、それを防止してほしいのです」

「…………」

 急に、マシュマロが食べたくなってきた。

「ある手紙が、届いたのです」

「手紙……?」

「『桜坂家で殺人が起きる』と」

「…………」

「最初は、気味が悪くなって、捨てました。でも、その次の日も、『犯人は』と書かれたものが」

 やっぱり、マシュマロ食べたい……。

「美穂さま、美穂さま!」

 急に、ドアがバンと開いて、一人の若者が入ってきた。

「こんなものが、郵便受けに!」

「ナナさん、こちらはハウスキーパーの堀越徹さん」

「いいですから!」

 徹さんは、美穂さんに白い封筒を渡した。

 あれ……?

 徹さんが、美穂さんをジーっと見つめてる。

「ナナさん。これを読んでくれますか」

「あ、はい」

 あたしは、美穂さんから封筒を受け取った。


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