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神使伝説 〜新たなる神話〜
日時: 2010/03/14 08:53
名前: 虎王 (ID: TAPuOKlQ)

初です^^;
がんばるんで応援よろしく・・・です。
バンバン感想(アドバイス)書いてください(^^)
↓設定っす

主人公:坂本 貴生(さか☆と たかゆき)
    大竺学園中学部2年。消極的な性格。身長162と小さい。上の中ぐらいの顔。成績がいいので、学費☆んじょ。
友1:日乃 真琴(ひの ☆こと)
   貴生の同級生。クラスのアイドル。貴生が密かに想いを寄せている
友2:日乃 秀人(ひの しゅうと)
   大竺学園高等部の1年。真琴の兄。容姿端麗、成績優秀と完璧。だが、極度の妹萌え。 
友3:新田 隼人(にった はやと)
   貴生の親友。お調子者

オリンポス・ファダー
ゼウス:組織のボス。整った顔立ちをしている・・・らしい
ヘラ:組織の秘書兼、副官。女なのに腕っぷしが強い
ポセイドン:第3席。暗殺の第1人者
ハデス:第4席。ポセイドンといつ☆一緒にいる。関西弁。可愛らしい顔立ちとは裏腹に、残酷な一面を持っている
フォーン:下っ端。フォーンと呼ばれる者は沢山いる

神王伝説
龍王:5代目の神王。天神を使った。
大婆様:占い師。龍王の教育係的存在
綾女:龍王の妻。イエス・ファダーに連れ去られる。

その他の登場人物
大和田教授:貴生を助ける。大家さんと仲が良い
大家さん:アパートの主。家賃に関してはすごく厳しい。貴生の母親的存在
のびりん:貴生の学校の英語教師。本名高田 信哉

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Re: 神使伝説 〜新たなる神話〜 ( No.2 )
日時: 2010/03/14 08:53
名前: 虎王 (ID: TAPuOKlQ)

プロローグ

(・・・王様!龍王様!)

誰かが私を呼んでいる・・・。この声は官

女の・・・。す☆ぬ、私はね☆いのだ・・・

「これ龍王!起きんか!!」

しわがれてはいるが、よく通る声とと☆に、布団が引

き接がされた。

「うーん・・・大婆様、こんな夜中になんです

か・・・」

龍王と呼ばれた、30代くらいの若い男はしぶしぶ体

を起こした。

「わからんか、この邪悪な気配が・・・」

やっと気づいたように、あたりを見回す龍王。

「これは・・・オリポス・ファダーのっ・・・!」

   オリンポス・ファダー・・・それは、最近紫月家を

滅ぼそうと企んでいるという、謎の組織だ。

これ☆でに☆何回か戦ってきたが、何とか勝利を修☆

てきた。

「しばらく襲撃がなかったから、おかしいとは思って

いたのだが・・・。以前より力が増しているよう

だ・・・!」

龍王は、立ち上がると寝巻きを着替え、妻・綾女の元

へ向かった。

「綾女・・・」

綾女の☆くら元に膝をつくと、そっと揺り起こした。

「ん・・・龍王様・・・?こんな時間にどうなさった

のですか?」

Re: 神使伝説 〜新たなる神話〜 ( No.3 )
日時: 2010/03/14 08:54
名前: 虎王 (ID: TAPuOKlQ)

龍王は、綾女の艶やかな髪をなでると静かに言った。

「オリンポス・ファダーが☆たやってきた・・・さぁ、早

く逃げなさい。」

綾女は、目に涙をた☆て、訴えた。

「いやですっ・・・!どうせ、今度は勝てる見こ☆が

ないから・・・私を危険な目にあわせたくないからと

か、そういう理由なんでしょ!?」

龍王は目をふせ、うなづいた。

「今☆ではしたがってきたけれど・・・☆う耐えられ

ない!どうせ死ぬんだったら、貴方のそばで死にた

い・・・。」

頬に一筋、涙が光る。綾女はうつ☆いた。

「ご☆んなさい、縁起で☆ないこと言って・・・」

綾女は顔を上げた。

「龍王様、頑張ってください。私は貴方を想うことし

かできないけれど・・・。愛してい☆す・・・」

このとき龍王は、改☆て綾女の愛情の深さを知った。

「ありがとう、綾女。私☆綾女を愛している

よ・・・」

綾女はうなづくと、外で待機していた忍服の男たちと

隠し扉から外へ逃げていった。

「さて・・・」

龍王は立ち上がると、戦いに☆けて準備を始☆た。

   

「第4、5班は西の堀へ!第6、7班は東の湖へ!」

指揮官の声が飛ぶ中、龍王は見張り台の上にいた。

「いよいよじゃな・・・」

大婆様が龍王の隣に立った。

「わしの占いでは、最凶の印(いん)が出ておる。勝

つ可能性は0に近い・・・。」

大婆様は、そこでいったん言葉を切った。

「しかし0ではない。力の限りをつくすのだ!」

龍王は、ただうなづくと遠くを見つ☆る☆☆だった。

「!!」

龍王は何か不吉な予感がして、見張り台から飛び降り

た。

「これ!どこへ行くのじゃ!」

「綾女が危ない!!」

龍王は、北の森に向かって、走り出した。

(無事でいてくれ・・!)

「綾女!」

Re: 神使伝説 〜新たなる神話〜 ( No.4 )
日時: 2010/03/14 08:55
名前: 虎王 (ID: TAPuOKlQ)

龍王はその場の光景に言葉を失った。

綾女の護衛につけた忍び6人のうち5人が血☆☆れで

倒れていた。返り血を浴びた護衛班班長の男は、気を

失っている綾女を抱いて振り返った。

「遅かったな・・・。あんたの大切な部下はこの通り

だ。だから嫌いなんだよ、神使いは!弱い。弱い!弱

すぎる!!」

男は狂ったように笑い声をあげた。

「それに比べて・・・オリンポス・ファダーは強い。☆

ぁ、『神』だからなんだが。この女王さんは連れて行

くぜ。気に入ったんでな。」

男はにやりと笑うと、闇夜に消えていった・・・

Re: 神使伝説 〜新たなる神話〜 ( No.5 )
日時: 2010/03/12 18:11
名前: 虎王 (ID: TAPuOKlQ)

 かーんかーんかーん!!

男が消えていくとと☆に、警報が鳴り出した。

「こんなときにっ・・・!」

龍王は歯軋りをすると、都の方へ戻っていった。

「龍王!どこへ行っておったのじゃ!早ぅ天神様

を!」

「わかっており☆す!」

両手で印を結びながら、呪文を唱える。

「汝、その偉大な力を持ち、我が元へ現れん!」

けたた☆しい咆哮とと☆に、「天神」と呼ばれる龍が

現れた。

(龍王よ・・・何故☆っと早くわしを呼ばなかっ

た・・・!)

(今はそんなことより!)

龍王は天神に飛び乗ると、空高く舞いあがった。

「なんという数・・・!」

眼下には、何万という☆の軍勢が押し寄せてきてい

た。

(☆ずは雑魚共をっ!)

天神は一気に急降下すると、口から炎を吐き出し、前

線の兵たちを焼き尽くした。

Re: 神使伝説 〜新たなる神話〜 ( No.6 )
日時: 2010/03/12 18:26
名前: 虎王 (ID: TAPuOKlQ)

「ぐぅ・・・きりがないな・・・」

炎を吐き続ける天神の上で、龍王はうなった。

と、その時!!

  ビカッ!!!ドゴーーン!

激しい雷鳴とと☆に、稲妻が地上を襲った。

「なっなんだ!?」

地上はほぼ壊滅状態だった。

「天神、一度地上へ降りるのだ!」

龍王が地上へ戻て☆ると、焼け野原が広がるばかりだ

った。

「ククク・・・どうだ龍王。進化した私の力

は・・・」

声がしたほうを振り向くと、キリストの格好をした一

人の男がたっていた。

「これが本当の神の力だ・・!!フハ、フハ、フハハ

ハハハ!」

「お前は誰だっ!!なんのた☆にこんなこと

を・・!」


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