ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- a lucky chance
- 日時: 2010/04/19 22:50
- 名前: 邪狼 ◆XRTr.Bg.qw (ID: EUGuRcEV)
クリックありがとうございます!!
二次元でお世話になっている邪狼というものです。
ちょくちょくシリアスにも出現してますが知っている人は少ないと思いますw←
こんな半人前ですが温かい眼で見てくださると泣いて喜びますww
アドバイスや感想をくれるともっと喜びます。
そして一言 文才…0よりはるかしたの存在です。
他の皆様の作品…月ですw僕は亀ですw←
ちなみに題名の意味は『好運』ですw
よくchanceが出てきますがチャンスと読んでくださいww←
ではよろしくお願いします!!
- Re: a lucky chance ( No.16 )
- 日時: 2010/04/21 17:34
- 名前: 牙暁 (ID: ouG7SBqg)
更新乙^^
マーヤちゃん凄っっ
天使の癖に強い!!
続き頑張ってwww
- Re: a lucky chance ( No.17 )
- 日時: 2010/04/22 16:08
- 名前: 邪狼 ◆XRTr.Bg.qw (ID: EUGuRcEV)
天使もやるときゃやるのかなってww
これほぼ僕の思い込みでできてるからww((ぇ
頑張る…かな?←
- Re: a lucky chance ( No.18 )
- 日時: 2010/04/22 16:38
- 名前: 邪狼 ◆XRTr.Bg.qw (ID: EUGuRcEV)
第六話 図書館
「ここが図書館です!!」
マーヤに連れてこられたのは古びた洋館。
……さっきのといい地獄は本当に汚いのしかないのね。
「ここに来る人は少ないですからねー。
皆天国のほうの新しい図書館で調べたりするんです」
……んじゃ天国行けばいいじゃん。
「あなたは地獄の人じゃないですか。
ちゃんと自覚してください」
……すいません。
ギィ……
扉を開けると木がきしむ音がした。
……昔の学校みたいだな。
ということはお化けとか出るのか?
「でませんよ。お化けとかそういう系はここに来るのを拒んだ人です。
地獄を拒んだ人ではありませんよ?そんな人は生き返れなくなります。
魂をケルベロスに食べてもらうんです。食べられると魂は消滅します」
マーヤが右手を狐のような形にし、左手を食べた素振りを見せる。
そして左手がグーだったのがパーにされた。
……ということはお化けとかはせっかく天国にいけるのに拒んだのか。
「そういうことになります。
なにか未練でもあったんですね」
遠くのほうを見つめるマーヤ。
……未練か。俺にはそういうのないしな。
「……ところで少年ってどんな顔していましたっけ?」
「さぁ? フード深く被ってたからよく見えなかった」
「…………えっ?」
……何その顔。
あなたは知ってたんじゃないんですか?的な顔するなよ。
「…………顔。見てないんですか?」
「……おぅ」
「「…………」」
しばらくの沈黙。
マーヤの額に汗が浮かんでいる。
さっきから全然動かない。
「……おーい」
「…………そ、そうですよね?! 見えるわけないですよね?!」
やっと動いたと思ったらすごい動揺っぷり。
あははと笑ってごまかしている。
名前は……見つかりそうにないな。
- Re: a lucky chance ( No.19 )
- 日時: 2010/04/24 22:48
- 名前: 邪狼 ◆XRTr.Bg.qw (ID: EUGuRcEV)
第七話 検索
「ねぇ!! この子似てません?!」
「……似てない」
マーヤのちょっとした(いや、大きいが)ミスによりただいま地獄にいる人やら化け物やらの本の中から、
クロウを探しだしている。
「……いませんねぇ」
「そうだな……」
ペラペラと本をめくる音が図書館の中に響く。
……………ィ
ん?なんか聞こえなかった?
…………ミシ
「……おい」
「はい?」
「誰かいるぞ?」
俺の言葉を聞いて耳を澄ますマーヤ。
あぁ確かにという顔をして口に指を立て静かにというポーズをとってくる。
「…………」
今度は指を机の下に指し、潜れといってるように見える。
その指示に従い机の下にもぐる。
「…………」
……ギィ……
扉が開く音が聞こえる。
そして歩く音。……もう一つ何かを引きずる音。
「……ヤバイですね……」
小さい声でマーヤが呟く。
「……あの少年……gameを楽しませるために変なものを放しましたね……」
はぁと顔を少し歪ませマーヤがため息をつく。
「……とにかく今は気づかれないように息を殺してください……」
さっきよりも光を帯びた瞳で睨まれる。
……言うとおりにするか。
「「…………」」
あっちの方でまた歩く音と何かを引きずる音。
……なんだろ?あの引きずる音。
重いものを手を使って引きずっている音ではない。
それだとすると足音も引きずるような音に近くなる。
そういえば足音も変だ。
タタタっと言う感じだ。……ということは四本足か。
……ギィ……
しばらくするとそれはまた扉を潜り抜けて戻っていった。
「……いきましたね」
けほっと少し咳をしながらマーヤが机から出る。
続いて俺も。
「……一体なんだ? 四本足の化け物?」
「あれ? すごいですね。
確かに四本足ですよ、あれは」
またため息をつくマーヤ。
……幸せを運ぶ天使がそんなんじゃやってけねぇよ。
「あれはゴブリンです。
ゴブリンにもいろんな種類があります。
さっきのは犬みたいなゴブリンでしたね」
いつ見たのか普通に話すマーヤ。
「ゴブリンというのは悪意を持った精霊です。
普通の妖精とは違い邪悪な心を持ったものです。
なのでその姿も醜いのです」
マーヤがどこか寂しげにそう説明する。
「……そっか」
「手ごわいですよ」
「ふーん」
「「……………」」
それから会話が途切れた。
- Re: a lucky chance ( No.20 )
- 日時: 2010/04/25 10:55
- 名前: 邪狼 ◆XRTr.Bg.qw (ID: EUGuRcEV)
第八話 ちょっと
「「…………」」
ゴブリン騒動があってからずっとこの調子。
……会話が一向に進まない。
「……そういえば」
何かを思い出したようでポケットの中から何かを取り出そうとするマーヤ。
そして一つの袋を取り出した。
「さっきのゴブリンのように危ない者がうろついている様なのでコレをあげます」
その袋を俺に手渡す。
中を覗いてみる。……白い羽が5枚ほど入っていた。
「それ、私の羽です」
にこっと笑うマーヤ。
……いや、そこ笑う所じゃない。
「危ないと思ったらそれで頑張ってください。
剣になれと願うと剣になります。盾になれと願うと盾にもなりますよ?」
……頑張ってください、か。
難しいな。俺そんな運動得意じゃねぇし。
「なら何でもいいから、ほら前に話したケルベロスとか?
そういうのを出せばいいです」
……生きてるものも出せるんだ。
すごいんだな、天使の羽ってのは。
「天使もやるときゃやるんですよ」
またにこっと笑う。
……今日で何回目だ?その台詞。
「さぁ?
さて、ちょっと掴みましたよ」
ほらっと言って一冊の本を開いてそこを見せてくるマーヤ。
……どこを掴んだんだ?
「やっぱり、住人の事を聞くのはその住人の長に聞くのが手っ取り早い!!
閻魔大王に会いに行きましょう!!」
……へっ?……マジで?
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