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教室のうわさ
日時: 2010/05/28 21:25
名前: ゆゆ (ID: Q.3BB6GW)

小説書くのが大好きだから、お願いします。

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Re: 教室のうわさ ( No.10 )
日時: 2010/06/03 17:58
名前: ゆゆ (ID: Kw9QCOws)

ガラッ。
先生が入って来たではないか。
「あら奈々さん。そこで何しているのですか?」
と聞かれ、奈々はあせってしまった。
「え、えーっと。あっ、忘れ物を取りに来たのですよ。き、昨日、夜に気づいたので、明日取りに行こうかなと思って…。」
先生は、
「あらそう、じゃあ忘れ物を見つかったら帰りなさい。」
「あっ、はい。あの、先生一つ質問していいですか?」
「なに?」
「あの、先生!どうして前、写真を撮ったんですか?」
「写真?あ〜、この前の。私にも分からないのよ。」
先生と別れ、奈々はがっかりした。
でも、あのメモはなんだったんだろう。
奈々は、あのメモを、家に持って帰った。
「ただいま…」
「こら!こんな朝っぱらからどこ行ってたの!も〜、
お母さん心配したのよ。」
「ははは、ごめんなさい。」
「はははじゃないわよ。でも、帰ってきたからよかったわ〜」
奈々は、自分の部屋へ行って、そのメモを見た。

Re: 教室のうわさ ( No.11 )
日時: 2010/06/03 21:18
名前: BiBiAn (ID: 9ul7iLKX)

続きが気になる!

がんばって!

Re: 教室のうわさ ( No.12 )
日時: 2010/06/04 18:06
名前: ゆゆ (ID: Kw9QCOws)

BiBiAnさん。コメントありがとうございます。
応援よろしくお願いします!!

Re: 教室のうわさ ( No.13 )
日時: 2010/06/05 10:43
名前: ゆゆ (ID: Kw9QCOws)

奈々が見つけたメモの内容は
『遺言書   私はもう教師になることはもうない。
あの子が死んでから私は生きる希望がなくなりました。私はここに飛び降りることを決めました。私が死んだ姿を見ても声を出さないでください。
牧野亘』
牧野亘?誰?
奈々はその人の遺言書を見てしまったらしい。
牧野亘ってニュースで聞いたことがあるような気がする…。
奈々はそう思った。
明日の日曜日、奈々は図書館に行くことにした。
図書館にはパソコンがあるから、それで調べることにした。
パソコンで『牧野亘』って調べたら、一件だけ載っていた。
『牧野亘…教師をやっていたが、自殺をして、頭を強く打ったため、1時間で死亡。学校の屋上から飛び降りたと考えられる。屋上に遺言書があり、生きる希望がないと書かれていた。』
教師?もしかしたらあの学校の先生をやっていたのかもしれない。でもどうして自殺を?
奈々はそう思った。

Re: 教室のうわさ ( No.14 )
日時: 2010/06/13 11:42
名前: ゆゆ (ID: Kw9QCOws)

月曜日。学校の日だ。
クラスは少ない。
「おはよう奈々ちゃん!」
声をかけてくれたのは真由美ちゃんだ。
前、記念写真を撮ったとき、

「ねえねえ、どうして写真を撮るの?」
と聞いた。
「それは言えないの。クラスで秘密にしてるの。」
私の質問に答えてくれた子だ。
「よっ!」
その声は竹壱(たけひと)だ。
隣の席の男子だ。
いっぱい話しているせいか、呼び捨てするようになった。
前のときの、

「ねえ、どうして写真を撮ったの?」
「え?俺たちは転校生がきたら写真を撮るのが普通なんだぜ。」
「でも、ほかの子に聞いたら、それは言えない秘密っていってたよ。」
「誰だ。この質問に答えたの。まあ秘密にしてもしょうがない。いうしかないか。あのな、どうして写真を撮るかというと・・・」
ほかに、

「また起きたか。」
隣の男子がつぶやいた。
奈々は隣の男子に聞いてみた。
「ねえ、この事件って、前にもあったの?」
「何で知ってるんだ!」
「だって、また起きたかって言ったじゃない。」
「聞こえてたのか。この事件があったのは、あの事故にあって以来だ。」
「ねえ、もうひとつ聞いていい?あの、昨日は聞けなかったんだけど、どうして写真を撮るの?」
「は〜、またその話か。それは・・・」
と、まだ話の途中だった。
今度こそ聞かなきゃ!先生もいないようだし。
「ねえ竹壱!ねえ、どうして写真撮るの?」
「またか。お前はなぁ。どうしてかというと、ある事件が起こったんだ。」
「事件?」
「そう。お前が転校する前、俺らのクラスにいじめがあったんだ。」
「いじめ!」
「うん。すごいいじめで、いじめられた子は一度死にかけたんだ。そして、翌朝、そのこは交通事故で死んだ。」
「えっ!」
「そのときの担任の先生は、その子と関係があり、その先生はその子が亡くなったせいで自殺してしまった。」
「もしかして、その先生って、牧野亘さん?」
「なんで知ってるんだ!」
「わたし、このメモ見つけたの。」
私は竹壱にあのメモを見せた。
「このメモ、どうやって見つけた!」
「あ、あの、土曜日に教室に入ろうとしたら開いていて、秘密を探ろうとして先生の机を開けたら偶然そのメモがあったの。」
「ハア、まったくお前は。」
キーンコーンカーンコーン。
「このメモはお前が持っとけ。」
と、竹壱はこのメモを私に渡した。


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