ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 血迷う桜
- 日時： 2010/06/08 15:43
- 名前： 角砂糖 （ID: FgvmxuFA）
孤独に寄り添う。
闇に吸い込まれるように
僕は
君を抱きしめた。
『 さぁ、一緒に堕ちていこう 』
- Re: 血迷う桜 ( No.20 )
- 日時： 2010/06/10 16:20
- 名前： 角砂糖 （ID: FgvmxuFA）
登場人物について、くわしく・・・。
暁 紫苑（アカツキシオン）
女。十八歳。双子の妹。
鬼と人間のハーフ（ハーフって言うのかな）。
誰にも言えない心の闇を抱えてる。
男勝りな性格だが、実は泣き虫。
暁 新羅（アカツキ シンラ）
男。十八歳。双子の兄。
彼も同じく鬼と人間のハーフ。
暁家の嫡男として教育される。
紫苑の心の闇に唯一、気が付いている。
ツンツンしてるが、根は優しい奴。
かのん（カノン）
女。十六歳。鬼の家に生まれる。
七歳の時に暁家に奉公に出される。
紫苑の世話係で紫苑を信頼している。
暁 鎖灰（アカツキ サハイ）
男。三十六歳。暁家の当主。新羅と紫苑の実父。
人間である、色葉と恋に落ちる。
彼も同じく紫苑のように深い闇の中にいる。
年齢よりも見た目は若い。
色葉（イロハ）
女。三十四歳。鎖灰の妻。新羅と紫苑の実母。
他の鬼に殺されたと、言われているが、本当かは不明。
- Re: 血迷う桜 ( No.21 )
- 日時： 2010/06/10 16:30
- 名前： 煌謎 ◆vBOFA0jTOg （ID: Dj5QpmsJ）
更新お疲れ様です!
色葉さんの生死も気になりますが、森の奥に何があるのかも気になりますね。
続き頑張って下さい^^
- Re: 血迷う桜 ( No.22 )
- 日時： 2010/06/10 16:58
- 名前： 角砂糖 （ID: FgvmxuFA）
煌謎様*＊
色葉さんの事は後にお話に出したいと思ってます。
森は・・・まだ内緒です。
- Re: 血迷う桜 ( No.23 )
- 日時： 2010/06/11 20:59
- 名前： 角砂糖 （ID: FgvmxuFA）
*＊
帰り道、空を仰いだ。
澄み渡っていて雲一つない。
父のあんな表情を見た事が無かった。
だから、尚更驚いた。
空を仰ぐのをやめて、家路を目指して歩いた。
父の心の闇。
紫苑の心の闇。
どうにかしたい。
なのに、どうする事も出来ない。
もどかしい気持ちを抑えながら、新羅はひたすら歩いた。
シャッシャッと箒で何かを掃いている音が響いている。
顔を上げると、かのんが庭を掃いていた。
「かのん、」
声をかけるとかのんは振り向いて新羅の気がつくと、慌てて頭を下げた。
「おかえりなさいませ、新羅さま」
「ああ、今戻った」
かのんは可愛らしく微笑むと「失礼したします」と頭を下げてその場を後にした。
「新羅、戻ったの？」
「ああ」
ひょこっと、顔を見せた紫苑はにこっと笑う。
その笑顔は本当に心の底から笑っているんだろうか。
作り笑いなら、やめてくれ。
紫苑は「じゃあね」と言うと、ぽてぽてと歩いていった。
新羅はそんな紫苑の背中を見つめた。
- Re: 血迷う桜 ( No.24 )
- 日時： 2010/06/11 21:44
- 名前： アキラ （ID: PA3b2Hh4）
心の闇を解くのは、難しいと思います。
かのんちゃんかわええなぁー
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