ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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DEATH GAME 参照200突破!!
日時: 2010/08/09 16:56
名前: ガイ (ID: HQL6T6.Y)

どうも、クリックありがとうございます。ガイです
初投稿です!!!
未熟ですが、頑張って書くのでお願いします!
間違いがあったらどんどん教えてください
コメント募集します
内容は題名通りホラーです

目次
【序】
>>1 第1話
>>2 第2話
>>3 第3話
>>4 第4話

【第1ステージ】     【第2ステージ】
>>6 第5話       >>33 第12話
>>14 第6話       >>34 第13話
>>16 第7話       >>37 第14話
>>17 第8話
>>20 第9話
>>29 第10話
>>30 第11話

登場人物紹介
東条 柊斗(とうじょう しゅうと) 男 22歳 
双葉 千帆(ふたば ちほ) 女 22歳
兼平 翔(かなひら しょう) 男 22歳
霧崎 龍太郎(きりさき りゅうたろう) 男 27歳


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Re: デスゲーム ( No.12 )
日時: 2010/07/14 19:25
名前: ガイ (ID: HQL6T6.Y)

>>10 uitti様
>>11 36e様

ありがとうございますぅぅ!!!!
そう言ってもらえると感動です!!!!
これからも頑張るのでお願いします!!!!

Re: デスゲーム 参照90突破!ありがとうございます! ( No.13 )
日時: 2010/07/14 21:20
名前: knight (ID: vsc5MjXu)

おもろい!!

更新カンバ☆

Re: デスゲーム ( No.14 )
日時: 2010/07/23 11:02
名前: ガイ (ID: HQL6T6.Y)

第6話

 鬼は通路からいきなり現れた。黒ずくめの制服に黒いサングラス。命令にただ従うだけのロボットのような程の無表情な顔。体型はかなりがっしりしている。片手で牛一頭をひねり潰せそうだ。手には警棒。しかし通常のよりも何倍もある。物語にでる鬼と姿はかけ離れているものの、オーラは本物を凌ぐだろう。
 距離は約50m。あの図体からはスピードが出ないはず。柊斗はそう思った。しかし……
 鬼は何の前触れもなく信じられないスピードで走ってきた。風を切る。
 死への恐怖———それが柊斗達を動かした。

「逃げるんだ!追いつかれたら死ぬぞ!」

 鬼とは逆の方向に走りだした。しかし無念にも鬼との距離は少しずつ縮まっていく。あと数m———俺たちこのまま死ぬのか?しかし神は柊斗達に味方した。

「通路が3本に分かれてる!バラバラに逃げるんだ!」

 こう言ったのは柊斗だ。固まるよりバラバラの方がリスクは減る。なんとか自分の道へ鬼を来させないと……

「わ、分った!はぁはぁ……絶対生き残れよ!」
「はぁ……うん。あなたもね」

 翔はにやりと笑い、白い歯が覗いた。
 そしてそのまま3人は分かれていった。その瞬間、柊斗だけがスピードを落とした。鬼はそれを見落とさなかった。そして柊斗の計略の通り、鬼は柊斗へ着いてきた。
 これからどうする———。このままでは絶対追いつかれる。
 ……やるしかない。
 柊斗は決意を固めると、足を止め、鬼の方へ体を向けた。
 

Re: デスゲーム 参照90突破!ありがとうございます! ( No.15 )
日時: 2010/07/14 21:23
名前: ガイ (ID: HQL6T6.Y)

>>13 knight様

コメありがとうございます。
更新頑張るぞー!

Re: デスゲーム 参照100突破!ありがとうございます! ( No.16 )
日時: 2010/07/16 16:53
名前: ガイ (ID: HQL6T6.Y)

第7話

 柊斗の姿を見て、鬼も足をとめた。その間約10m。そんな中でも表情は変わらない。それから数十秒、視線での戦いが続いた。しかしついにその沈黙が破られる時が来た。
 最初に動いたのは柊斗だった。一瞬で鬼の目の前まで来ると、急所である顎に渾身のアッパーを繰り出した。しかし鬼はそれを難なく避ける。今度は鬼の番だ。右手に持っている警棒で柊斗に襲いかかった。警棒は柊斗の頬をかすめ、そのままコンクリートの壁にぶつかった。その瞬間、バチバチと雷鳴のような音と共に、壁が崩れ落ちた。どうやら警棒には強力な電気が流れているらしい。また予想通り、鬼はとてつもないパワーを持っている。

「やってくれるな」

 頬にできた傷から流れ出す鮮血を下でぺロリと舐め、にやりと笑う柊斗。彼は何故か勝負を楽しんでいるかのようにみえた。鬼は壁から警棒を引き抜くと、柊斗の方向へ向き直った。
 先に鬼が動き出した。今度は警棒ではなく拳を繰り出してきた。予想してなかった柊斗は反応が遅れた。
 しまった———!強烈な左ストレートが彼の顔を捉える。拳はそのまま振りぬかれ、柊斗は吹っ飛ばされた。立ち上がろうとしてもあまりの痛みに体がふらつき、視界がぼやける。
 そんな柊斗を容赦なく鬼は攻撃を仕掛けた。ゆっくり歩み寄ると警棒を天井まで高く振り上げ、思い切り振り下ろす。しかし柊斗はその瞬間を待っていた。最後の力を振り絞り、攻撃をかわした。

「お前の弱点はその強すぎるパワーにある。思い切り振り下ろすのはいいが、その後のお前の体がフリーだぜ?」

 柊斗は先程からこの瞬間を待っていた。鬼の弱点に気づいており、計画を練っていたのだ。右手に渾身の力を込めると、大地が震えるような雄たけびを上げ、鬼の腹に拳をめり込ませた。鬼の体がくの字に折れたかと思うと、そのままコンクリートにぶつかりやがて動かなくなった。
 柊斗はその光景を黙ってみていた。まだ多少ふらつくが少しはめまいはおさまった。彼は足を引きずるようにして、その場を去った。
 数十秒後、鬼が起き上ったのも知らずに。


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