ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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FANTASIA!
日時: 2010/06/26 19:25
名前: 花札 (ID: rBw6RsXX)

こんにちは!
今回は二作目となります。
前回は 人喰い物語 という小説を書きました。
今回は前回と全然違うストーリーです。
文章はヘナチョコですが精一杯がんばらせていただきます!

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Re: FANTASIA! ( No.7 )
日時: 2010/06/27 22:01
名前: 花札 (ID: rBw6RsXX)

「くそー!あいつらめー!人の名前を笑う・・・・否!人の名前をあざ笑う行動!俺が裁判官だったら有罪にして無期懲役にしてやるー!」
いらついて自分の少し長めの黒髪をくしゃくしゃかき回した。

マナミはよくからかわれる。
それは名前のせいでもあり、毎日(今も)つけている黒縁の伊達眼鏡のせいでもある。
この伊達眼鏡は風呂や寝るとき意外は絶対に外さないと決めているからだ。
理由は不明だが・・・。

「はあ・・・・・暇だ・・・」
そう一言言ってため息をついた。

学校はまだ授業という授業をしていないので宿題は出ていないし、部活動はまだ始まっていない。

「・・・・・ていうか部活入る気ないしさ・・・」
マナミはまだこの地域に慣れていない。
出かけようにも出かける気がしない。
慣れていない地域こそ探検・・・・観光しに行くものだがマナミにはそういう気持ちがあまり無かった。

ちなみに説明しておくと、夜桜市は大都市であり、三つの区で構成されている。
                        
一つはここ星加瀬区。
一番区が小さくて一番住宅街が多い。                                                       二つ目は古今町区ここんまちく
一番大きい区であるが山林地域であるがゆえにあまり栄えていない。

三つ目は桜美区おうみく
二番めに大きく区の中では一番栄えており、日本の大都市の三つに入る。

星加瀬区は住宅街が多いがそれでも栄えている区である。
そんな大都市夜桜市に田舎のほうから来たマナミはここに来てもうじき一ヶ月が経つが今だに慣れない。

「はあ・・・・・・やっぱし田舎のほうの高校いったほうがよかったのかあ・・・?」
でも田舎も田舎で俺のこと馬鹿にするよなっと心の中で思い、またも頭を抱えるはめとなった。

「・・・・・都会じゃこの名前馬鹿にされないと思ってここに受験して来たのに・・・・・」 
再びため息をついた。

アパートは三部屋のシャワー付キッチン付の結構いいところだった(部屋のスペース自体は狭いが)。

マナミはそのまま畳にねっころがった。

このまま寝てしまおうか、と思ったとき。


ガタン

人がアパートに入ってきた音が聞こえた。
小さくて微かだが聞こえた。
マナミは眉をひそめる。

「・・・・・・お隣の寶井さん(たからいさん)は今日仕事だぞ・・・・?」

このアパートには六部屋中四部屋人が使っている。
そのうちの一階の二部屋の人ははここ一週間帰ってきていないが二階のマナミとその隣の寶井は毎日のようにいるが、寶井は日曜日だけなぜか仕事で出張である


郵便や配達などはいつも来ない。
ましてや来客なんているはずもない。

じゃあ誰だ?

「泥棒とかじゃないよな」

と呟いた刹那。


ガタン!

「!」

さっきよりも大きな音がした。

「これ絶対だれかいるな!」

マナミは畳からおきて、ボロボロのシューズを履いて自室から外に出た。



人がいた。
しかも二階に上がる階段の下で倒れていた。

小さな少女だった。

「え・・・・・」

マナミは階段を駆け下り、意識を失った少女をかかえた。

見たことも無い少女だった。
不思議な髪の色をしていた。
金髪の混じったクリーム色の髪の毛、なぜか毛先のほうの下側は真っ黒の黒髪だった。
ウェーブがかかっていてフワフワいている綿のようだった。

年齢は十歳前半くらいだろうかとても幼く見える。

ここまではまだよかった。
問題は服装と体の状態だった。

服は刑務所などで犯罪者が拘束されているときに着るような服を身につけていた。

体には傷がそこらじゅうにあり、とくに両足首と両手首がまるで手錠できつく拘束されていた痕のように紫色に鬱血していて血が滲んでいた。

こんな小さな少女がなぜこんな姿でしかもここに・・

マナミは焦った。

「と・・・・・とにかく考えるのはあとで・・・・救急車!救急車よばねえと!携帯・・・・携帯部屋じゃん!」

マナミは少女をなるべく動かさないようにして抱えた


羽のように軽かった。
まるで重さがないくらいに・・・・・。

「・・・・・!」

マナミは階段を駆け上がり、自室にある携帯電話をとりに少女を抱えて走った。

                        そう、この出会いこそが運命・・・否、必然であり。
マナミの人生を大きく変える・・・否、とんでもなく
大きく変える。

人生をスゴロクに例えたら、マナミの人生スゴロクは
ステージを全く違う場所に換える。
                        
サイコロが一をだすと同様に
マナミとこの少女が出会ったことで
一は数億
出た目の数億分の一。
この一こそが奇跡、または運命または必然。

それくらいに二人の出会いは世界を大きく変えることになる。

Re: FANTASIA! ( No.8 )
日時: 2010/06/27 22:03
名前: 花札 (ID: rBw6RsXX)

ベアさんへ

ワン○ースじゃないですよーーー(汗)
たしかにかぶりますけどね・・・・アハハ(汗)
けしてパクリデハナイデスヨー!

Re: FANTASIA! ( No.9 )
日時: 2010/06/28 17:40
名前: 花札 (ID: rBw6RsXX)

第二話 止まったマスは少女のステージ


扉が開いてマナミは足を使って自分のシューズを引っぺがすように脱いで、少女を抱えて携帯電話がある自室へ飛び込むように入った。

少女を自分のベッドの上に寝かせて机の上に置いてあった黒い携帯電話を手に取った。

「んなあああああああああああああ!?」

マナミは叫んだ。

「なんでこういうときに限って充電切れてんだよオオおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

携帯電話の画面は真っ黒お休みバイビー状態だった。

「おいおいおいおいおい・・・!寶井さんいないしここらへん店も公衆電話もないんだぞおおおおお!」

周りの家は全く知らない人間達の群れであり、この状態(少女の)では絶対怪しまれると目に見えている。

「あああ・・・でもこのままじゃまずい・・・・いやまずすぎるって!」

マナミは決心した。

周りの家の誰かに電話を借りることを。

「怪しまれるなり不振がられたり避けられるなりなんだっていいわあ!命優先!絶対優先!」

マナミは走って玄関に向かおうとした直後。


「ん・・・・・んう・・・・・」

「!」

少女が小さくうめき、うっすらと目を明けた。


美しい淡い金色の瞳だった。



Re: FANTASIA! ( No.10 )
日時: 2010/06/28 18:41
名前: 相生 ゆうこ ◆pn5.bJo696 (ID: jGJG5YB/)

†/花札さん

いつも、私の小説を読んで下さってありがとうございます。
今日は、お礼の言葉を兼ね…小説を読ませていただきました^^
とても内容が良いと思います!これからも更新頑張って下さい。
応援してますよ。

           2010/06/28 相生 ゆうこ。

Re: FANTASIA! ( No.11 )
日時: 2010/06/28 18:54
名前: ナサニエル (ID: u/FYQltH)

花札さん、はじめまして!!
前作も読んでたんですがコメント送れなくてスイマセン!!
こんかいの作品から応援していきたいと思います!!
頑張ってください!!!


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