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ABILITY 知らない間に参照100越え
日時: 2010/09/26 13:04
名前: 弥一 (ID: QxAy5T6R)

お久しぶりです。弥一です。
こっちを書くのは一ヶ月ぶりですか……読んでいる人がいたならすみません(>人<;)

さて、久しぶりに書いた為に少しキャラの性格が変わったり、文体が変わったりしてるかもしれないし、してないかもしれない

まぁ、そんな事はどうでもいい(よくないけど

本音を言うと
読んでくれ!!




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Re: ABILITY第一夜 ( No.1 )
日時: 2010/07/11 17:58
名前: 弥一 (ID: QxAy5T6R)

2175年7月24日 私立月城学園高等部

「あぁ〜、暇だ〜」

「和志、そういう言葉はせめて教師である俺に聞こえないように言ってくれないか」

「へ〜い。わかりましたよ」と、気のない返事で返す。
「お前、本当にわかってるのか?」

「ええ。わかってますよ」

「まったく」
ため息をつきながら教師は授業を再開する。

「本当、暇だわ」
と言いながらも、ちゃんとノートに板書を書き写していく。
すると後ろから誰かが声をかけてきた。

「和志、また注意されたな。今日で7回目だぞ」

「お前、そんな回数数えてたのか?」

「あぁ、暇だったからな」
今話している奴は、内海 瞬(うつみ しゅん)
まぁ、友だちみたいな奴だ。

「なあ、和志。帰りどっか寄ってかね?」

「あぁ、悪いけど無理。俺、数学と英語と現社のテストで赤点だから、今日居残り」

「おまっ、そんなにも赤点取ってたのか?」

「あぁ」
本当に不思議だ。ちゃんと全部埋めたのに、殆どの教科が40点代前半だった。

「普段からちゃんと勉強しろよな」

「うるせーよ。まぁ、そういう事だから先帰っててくれ」

「OK。でも気をつけろよ。数学の岩山、追試でめちゃくちゃ難しい問題出すって噂だからさ、時間かかるぞ〜」

「わかった。ありがとな」と、言った時

「お前らにはどうやら特別指導が必要らしいな」
教師は額に血管を浮き上がらせながらこちらを睨んでいる。

「「す、すんません」」

Re: ABILITY第二夜 ( No.2 )
日時: 2010/07/12 14:32
名前: 弥一 (ID: QxAy5T6R)

2175年7月24日 私立月城学園高等部 放課後

誰もいない教室の中、静寂を切り裂く声が轟く。
「こ・ん・な・問題、分かるかああぁぁぁ!!」
と、叫びながら考えてみる。

「現社と英語はなんとかなった。なのに、なんだこれは。分かるわきゃ無えだろこんなもん!!」

彼は現社、英語合わせて40分弱で終わらせた。その時点で時間は4時35分。5時には帰れると思っていた。
しかし、現在の時刻は6時28分。数学で2時間近い時間を消費していた。

「クソ。どうする、このまま受けても結果はみえてる。なら……」
という事で、
「帰るか」

教室を出るとまだ外は若干明るかった。
「あれ?昨日はもっと明るかったはずなんだが」

おま……こで死に……。

「なんだ、何か聞こえて。」

じゃあ……お前は………餌になれ。

「こっちの方から聞こえてくるな」
徐々に近づいて行くと、鮮明に聞こえる場所まできた。

「楽しかったぜ。俺とここまで殺り合える奴はそういねえぜ。誇りな嬢ちゃん」

「ク…ソ、こん…な、とこ…ろ…で」
「あばよ。嬢ちゃん」
その時、和志は足元にある木の枝に気づかなかった。
パキッ

「ん?誰だ!!そこに居るのは!!」
「ヤバい、逃げろ」

そしてまた、和志は学園内に戻って行く。
それが、戦いの始まりになるなどとは知らずに。




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