ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- ひらいてはいけない。 15話更新@ 参照200突破!
- 日時: 2010/09/29 20:58
- 名前: 憂 (ID: NTjRWWeg)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode=view&no=14997
.+ぷろろーぐ+.
……一体何だろう、これは。
机の上にあるのは、見覚えのないノートだった。
表紙に書かれた真っ赤な文字。
‘夕紀と璃衣の交換日記’と書かれていた。
一体なんであろう、璃衣とは誰であろうか。
私は薄気味悪いノートを開いた。
__
今回はこのスレに来て頂き、感謝ですw
*よろしければ参照の小説もどーぞd*
- Re: ひらいてはいけない。 12話更新@ 参照100突破! ( No.28 )
- 日時: 2010/08/09 19:33
- 名前: 憂 (ID: NTjRWWeg)
私は結局、学校へは行かずに机についた。
そう、私は勇気を出し、璃衣に自ら返事を書いてみる事にした。
璃衣へ、
どうして?
どうしてこんな事するわけ?
可笑しいよ、璃衣あんた可笑しい、
ねえ、貴方は誰なの?
夕紀。
私はすぐさまノートを閉じた。
シャーペンを握る手が震えている。
どうしてどうしてどうして…………。
私は思い出した。
璃衣が私の家の下の地面に住んでる、と言っていたことを。
前まではおかしな悪戯だと思っていた。
でも、今になるとこれは本当の事だと思えてくる。
もしかしたら、私の家の下に璃衣って奴が埋まってるのかもしれない。
だけど、それがもし本当だったとして、私はどうすればいい?
供養なんてできない。
ていうか、どうでもいい。
とりあえずいなくなってほしいだけなんだから。
色々な思考が頭に浮かび、パンクしそうになった頃。
ノートのページが開かれた。
風もないのに、ぱらぱらぱらぱらと。
- Re: ひらいてはいけない。 13話更新@ 参照100突破! ( No.29 )
- 日時: 2010/08/16 19:13
- 名前: 憂 (ID: NTjRWWeg)
ページはまるで操られたかのように、あるページでとまった。
夕紀ちゃんへ
やっと返事、書いてくれたんだね。
すっごいうれしい*
安心してね、ちゃんとむかえに行くから。
何言ってるの、僕は僕だよ?
夕紀ちゃんの大親友
璃衣より
そこには、私への返事が書かれていた。
「誰があんたの親友になんかっ……」
何が現実なの?
私はどうしたらいいの?
私のこんな感情を、璃衣は土の中で感じているのだろうか。
- Re: ひらいてはいけない。 13話更新@ 参照100突破! ( No.30 )
- 日時: 2010/08/16 19:20
- 名前: 憂 (ID: NTjRWWeg)
今は11月10日。
誕生日まで、後一週間しかない。
後一週間で、私は死んでしまう、のか?
私はもう諦めきっていた。
相変わらず勝手に更新される交換ノート。
「夕紀?何か悪いものが憑いてる」
そう言ったのは、家に遊びに来ていたおばさんであった。
確かおばさんは、寺の人だったなあ、なんて。
「何、それ」
私はあいまいな受け答えをしながら、考えた。
今思うと、交換ノートのことを誰にも相談したことがない。
おばさんに言えば、助けてもらえるかもしれない!
「おばさん!私、実はっ、」
私はおばさんに一部始終を話した。
おばさんはただ黙り込み、話が終わるまで口を開かなかった。
「交換ノートってやつ、持ってきてみな」
おばさんの一言目はこれだった。
私は交換ノートを渡そうと自室へ向かった。
……あれ?
可笑しいな、ない、ないないない。
ない。
何でないの?
ない。
ない。
ない。
机の上にあったはずの交換ノートは、どこを探しても見当たらなかった。
可笑しくなりかけた頭に、さらなる事が降りかかった。
「いやぁぁぁあああああ!!!!」
したから聞こえるのは、おばさんの、悲鳴。
私は震える足を引きづりながら下へ急いだ。
- Re: ひらいてはいけない。 15話更新@ 参照100突破! ( No.31 )
- 日時: 2010/08/26 16:53
- 名前: 吹雪 ◆V48onzVAa6 (ID: F/CIbMuI)
続きみたい〜〜
- Re: ひらいてはいけない。 15話更新@ 参照100突破! ( No.32 )
- 日時: 2010/08/28 10:57
- 名前: くろうさぎ (ID: YLB79TML)
- 参照: 期末のテストもう一回やれ、と言われた(涙)
おいちゃんも見たいです☆
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