ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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本好き魔女の不思議な図書館——参照1000突破…!?
日時: 2011/03/28 17:19
名前: 白魔女 (ID: Cyd1DlTj)
参照: http://www.kaki-kaki.com/bbs_m/view.html?547535&replay=hand

クリック(≧∇≦)<【。*†*。☆アリガトォゴザイマス♪☆。*†*。】>(≧∇≦)

こんにちは、こんばんは、はじめましての人もようこそおいでしてくれました!
長い間放置していたのですが…まあぼちぼちまた続きを書こうと思います。今まで読んでくださった読者様、ありがとう! 
そしてこれから読む人も、まあ気合を入れて読んでくださいな!←

物語は主人公の鬱もようやく終わるところです。
さあ、次は待ちに待った戦闘シーン!銭湯じゃありませんよ、戦闘!書く側としてもwktkです!

コメントしてくれればと—————っても嬉しいですッ! 途中までしか読んでいない方でも、はたまた読んでもいない方でも(笑)そして友達募集の人だって、ありがたいでs((O=(゜∀゜。)



遅れましたが、あらためてご挨拶!
ファンタジー&魔女大好き! の白魔女でございます(。・ω・。)ノ

今回の物語は、どこにでもいる、平凡な男の子の主人公が、不思議な図書館に迷い込む物語——です。もちろんの如く、ここで魔女に会うのですが(//∇//)

こんなほのぼのした小説でも、流血シーンがあります。慣れとは怖いもので……。
えーっ、そんな怖いの無理だよ!という方は戻るを押す事を、お勧めします。

二章の第三話・謎の皇女 を、少し書き換えさせていただきました。
物語を進めて行く中で必要なシーンがあったので…前からの読者様は、どうかお手数おかけしますが読み直してくださいorz

さて。
たくさんのオリキャラ、
本当に、ホーントに、ありがとうございました!!

オリキャラ募集は初めてだったので、
これでオリキャラ0とかだったら、飛んだ笑い種だなあなんて思っていたのですが、
そんなことありませんでした。
オリキャラ数12人!私もビックリです。

☆*:;;;;;:*☆*:;;;心優しきオリキャラ提供者様と、そのオリキャラ;;:*☆*:;;;;;:*☆
1 絶櫨様・書綴 記述
2 譲羽様・把渡 詠己
3 更紗蓮華様・明槻 真幌
4 六様・傀儡原 梗
5 ヴィオラ様・一兎 都
6 ヴィナン様・ハッター
7 危機様・ミーナ
8 海鼠様・櫻野要
9 Agu様・アルフレート・フォン・ナッサウ・ヴェンネンベルク
10 りこ★様・谷津田 玖未子
11 刑斗様・殻廼 澪狭
12 お饅頭様・小早川 もも

こうして小説が書けるのも、提供者様と、読者様のおかげです。心から、感謝いたします。

本の中の物語は、危機sのでやります!
江戸時代モノという候補もあったのですが、次回…らへんに、回すということで…


______。o*★*o。_____


——第一章・魔女と不思議な図書館——

一話・図書——館?  >>2

二話・図書館と女の子  >>16  >>27

三話・ここは、魔法の図書館なのよ  >>34  >>37


______。o*★*o。_____

——第二章・悪魔と正義と翼——

一話・皇女・ミーナ  >>45  >>50
二話・謎の少年  >>55
三話・謎の皇女?  >>61
四話・戦闘  >>66
五話・本の物語  >>74
六話・出発  >>78
七話・梗とティア  >>82
八話・迷子の翼  >>85
九話・ルーフという少女  >>89  >>90
十話・魔法学校  >>93  >>94  >>97
十一話・事件  >>100  >>103
十二話・ショック  >>106
十三話・面白い本?  >>107
十四話・自問自答  >>115
十五話・また、悲劇  >>120
十六話・一人じゃない  >>124


☆*:;;;:**:;;;:*☆*:;;;:**:;;;:*☆では、魔法の図書館へ、どうぞ☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆

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Re: 本好き魔女の不思議な図書館 『オリキャラ募集終了!!』 ( No.74 )
日時: 2010/08/18 22:02
名前: 白魔女 (ID: LsY9Mst/)



五話・本の物語


「あっ、あの……」少女が翼に声をかけた。騎士たちはもう遠くに行ってしまったらしい。

「さっきは危ないところをありがとうございました……!」


「——あの騎士、死んだのかな」

 翼は一番最初に、頭に浮かんだ言葉を言った。少女の顔色がはっと青ざめる。


「し、仕方なかったのよ……あの場でああでもしなければ、私達は殺されていたわ」

 そうだ。その通りだ。でも、翼は自分のしたことが信じられなかった。理由が何にせよ、自分は、人を傷つけ——殺してしまったのかもしれないのだから。

 いくら剣道で日本一でも、その技術を他のところにいかしたことなどなかった。ましてやこんな戦闘、初めてだ。未だに血が滴っている剣。いつもは竹刀なのに、こんな武器、使ったことない——使うことがあろうとは思ってなかったのだ。

「ごめんなさい、私のせいで、巻き込んでしまって。私は急がなくてはならないので、これで——。あなたも、ここには長居しないほうが良いわ」

 翼は返事をしなかった。悲しい顔で微笑む少女は、すくっとたって洞窟を去った。



「——俺、ここで何やってるんだろう——」


『何って、物語を進めるのよ』


翼は体を硬直させた。見ると洞窟の入り口に、他でもないティアが立っていた。しかしその姿はぼんやりとしている。声も、頭に直接響いてくるような声だった。

『あの子をこのまま行かせたら、これ以上物語は進まない』落ち着いた声で、ティアは続けた。『あなたがこの世界に来た目的は一体何なのか、わかる?』


「も——目的?」

『そう、目的。あなたの目的は、この物語を終わらせること』

「この、物語って」ずっと思っていたことを、翼は口にした。「ここは本の中なんだろう。俺が居ようと居まいと、話は進むはずだ」

『それは違うわ。これは魔法の本——物語なのよ』また、図書館で聞いたように、ティアは詠うように言った。『これはあなたの物語。あなたの行動で物語は進展を生む。あなたの行動ですべてが決まる。ハッピーエンドにもなるし、バッドエンドにもなる——どういう意味かわかる?』

 翼は何も言わなかった。いや、言えなかった。そうなることをわかり切っていた様に、ティアは言い放った。

『あの少女——ミーナの運命は、あなたが握っているのよ』

「え? そ、それって——」翼が言おうとしたとき、ティアの姿は何十匹もの蝶に変わっていた。


 呆然とする翼。そしてしばらく経って、我に返ったようにミーナという少女のの後を追った。

Re: 本好き魔女の不思議な図書館 『オリキャラ募集終了!!』 ( No.75 )
日時: 2010/08/19 08:47
名前: ヴィナン ◆qZUCpA/gIM (ID: icsx9rvy)

すごい展開になってきましたね〜。
翼君、頑張ってミーナを救おう!!ファイト〜。
・・・やっぱり蝶を蛾に想像(駄目駄目。)

Re: 本好き魔女の不思議な図書館 『オリキャラ募集終了!!』 ( No.76 )
日時: 2010/08/19 19:06
名前: 危機 ◆DEcelV2Ea2 (ID: vwUf/eNi)

お〜。だいぶ更新されてますねー。
この後二人はどうなるのか!?気になります!

Re: 本好き魔女の不思議な図書館 『オリキャラ募集終了!!』 ( No.77 )
日時: 2010/08/22 12:25
名前: 白魔女 (ID: w5/O.XtY)

ヴィナンsコメありです(*´∪`*)
物語はまだまだこれからですよーw
男の子は大変ですのぅ(←他人事w
だっだからその想像やめぃw

______。o*★*o。_____

危機s、コメありですーw
ネタ切れ…なんてなってませんよ、え、えぇw
頑張って更新させます(≧∀≦)ゞ

Re: 本好き魔女の不思議な図書館 『オリキャラ募集終了!!』 ( No.78 )
日時: 2010/09/29 00:00
名前: 白魔女 (ID: CW87oFat)



六話・出発



「来てくれなくてもよかったのに……私としては旅の連れがいるなんて幸運ですが、あなたこれ以上に迷惑はかけられません。さっきだって——」

「いや、いいんだ。こっちもちょっと訳アリでね……」



 苦笑する翼を見て、ミーナは首をかしげた。

「翼って不思議な人ね」よく通る綺麗な声で、ミーナは笑った。




「これからどこへ行くの?」

「南の、ナッサウという地に知り合いがいるから、そこに助けを求めようと……」

 助け、という言葉を口にして、ミーナはばつが悪そうに翼から目を離した。


「ミーナは一体なんで追われているの? あいつらは、一体——」

「ごめんなさい、これは話せないの。後々にわかるはずだから……」


 ミーナも訳アリか。ここからどう物語が転がっていくのか……俺がしっかりしないと。



 
 ミーナは明るい子だった。どこにでもいる少女のようだったが、気遣いや仕草が、翼の学校の女子とは明らかに違った。

 下手な詮索はやめようと思ったが、やはりミーナの身に何があったのかが気になって仕方なかった。



 そして翼は、ハッと気づく。この感じ——本を読んでいる時に似ている。冒頭は謎だらけで、真実を知りたいあまりにページをめくるその手が段々スピードを増す、あの感じに——。

 なるほど、これが魔法の本なのか。ティアが言っていた意味が少し分かった気がして、翼は心のなしか足が軽くなった気がした。




 涼しく流れるような風。生き生きとした緑。太陽に向かって元気よく咲いている花々——。

 風が肌を撫でる感じも、草の綺麗な彩りも、そして花の香りも。すべて本物のように思えた。これが本の中だとは思えない——。翼はめいっぱい息を吸ってみた。翼の住んでいる場所とは違う、味がする——空気に味などあるのかなど昔は思っていたが、今ここでそれは違う、と翼は実感していた。


 そして、剣が肉に刺さるあの感触も、夢の中とは——。違う、これは本の中——夢なのだ、と翼は自分に言い聞かせた。自分が住んでいる場所とは違う、別の世界——。



「翼? どうかしましたか?」

「——え? な、何が?」

「いえ、何もないならいいのです。翼って本当に——不思議な感じのする人だな、と思って」

「不思議、かなあ。俺からしてみたら、ミーナの方がよっぽど不思議だよ」

「えっ、そ、そうですか?」


 わたわたと慌てるミーナ。それを見て翼はここに来てはじめて、「楽しい」と思えたのだった。


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