ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- モザイク
- 日時: 2010/11/20 10:55
- 名前: 出雲 (ID: kDmOxrMt)
はじめまして、ひっそりと始めさせていただきます。
新参者、出雲というものです。
一言《参照が100を突破いたしました、これからもよろしくお願いします。》
もう一言《こんな感じのシリアスでなかったら番外編とかで遊んだりできたのにな、とか思ってます》
さらにもう一言《アドバイス、またしてほしいことなどあったらどうぞ》
登場人物 >>1
プロローグ >>2
参照100突破 >>27
《1》>>3 《2》>>4 《3》>>7 《4》>>13 《5》>>18 《6》>>21 《7》>>36 《8》>>38
《9》>>42
《お客様》
・月兎様
・阿嘉狐様
・詩様
・アキラ様
・神無月様
- Re: モザイク ( No.39 )
- 日時: 2010/09/17 18:06
- 名前: 月兎 (ID: 3ePGpESz)
お久しぶりですっ!
こちらこそ、お友達お願いします><
アドバイスなんてありませんよ!!
いつかちゃんも登場してこれからが楽しみです、がんばってください。
あげです!
- Re: モザイク ( No.40 )
- 日時: 2010/09/18 08:40
- 名前: アキラ (ID: STEmBwbT)
更新…されてる!!
いつのまにか……ッ、されてる!!
いつかちゃん、好奇心旺盛というか、男の子の
部屋にレディーが一人でそんな無防備な事あってたまるかみたいな父親みたいな心境です、はい。
- Re: モザイク ( No.41 )
- 日時: 2010/09/18 17:56
- 名前: 出雲 (ID: 3ePGpESz)
月兎様>>
こちらこそお久しぶりです。
そ、そうですか?
そう言ってもらえると自信がつきます。
いつかがやっと出せましたね。
あげ、ありがとうございました!
アキラ様>>
そうです、陰でコソコソ更新してました。
いつの間にか放置もしてましたし、
(笑)
いつかは全然何も気にしない子ですからね。
それにハルに対しては監視も行っていた様子で打ち解けているのか…な?
- Re: モザイク ( No.42 )
- 日時: 2010/09/27 20:49
- 名前: 出雲 (ID: 3ePGpESz)
お久しぶりです。
気付いたら参照が200突破していました。
ありがとうございます、更新再開したいと思います。
長い間放置すいませんでした。
- Re: モザイク ( No.43 )
- 日時: 2010/10/06 17:06
- 名前: 出雲 (ID: 3ePGpESz)
《9》
—長男が殴られました、二男が助けました—
「じゃあ、ちょっと待ってて」
俺は少しモヤモヤとした気持ちのまま、いつかへ告げる。
彼女は顔を曇らせると、迫ってきた。
「どこ行くの、なんで待ってなきゃいけないの?」
早口でまくし立てられた、聞こえないほど早いけど、何となく聞こえた。
日本語のリスニングは100点だな、うん。
「ちょっとね、用事があるんだ」
曖昧、そんな言葉でごまかせるはずもなく…
いや何もごまかしてなんかいないけれども。
「用事って何?いつかはなんで待ってなきゃいけないの?」
うわぁ、かなりのくせ者だな、知ってるけど。
「ぼ、俺だけで十分だからだよ。すぐ帰ってくるから」
「すぐって何時?」
「えー、五分?いや十分かな?」
いつかが十分と口にしただけで顔をひきつらせる。
今にも殴りかかってきそうな勢いだけど、そういえば今日初めて話したんだっけ。
「いや、五分」
言いかえると、しょうがないなぁという顔でいつかは俺のベッドに腰をかけて足をブラブラと振り出す。
なんだか危ない気がするけど、いつかをお留守番させ部屋を後にする。
…痛。
「財布どうしたっけ」
もちろん探す間もなくポケットから発見される。
其れを握り直すと、外に出るために玄関へ向かった。
昔はよく窓から出入りしたもんだ、なつかしいなぁ…
とか言って。
「たまたまだけどね」
ドアがいつも閉まってて、たまに窓が開いてたってだけ。
独り言?
いや、今後ろにはもう一人いるので二人言さ。
「 」
…
「…兄貴?何か用?」
顔を出した兄貴の手にはホワイトボックスが握られていた。
そこにはレッドクロスが描かれて…
かっこ悪い、何言ってるかわからない。
=救急バッグのことである、英語で言ったらカッコいいと思った俺がバカでした。
「これ」
うん、そうなるよな。
兄貴は俺より身長が高い筈なのに低いイメージがある。
兄貴から受け取るとそこには傷の手当てをしろ、ということなのか必要なものが上段に置いてあった。
「ありがとう…」
「 」
「…何?」
「どこ行く」
ああ、そう言う事か。
ずいぶん俺のことを見ているなと思ったら。
「買出しに行かないと」
腕時計を確認、2分経過。
残り時間3分でコンビニまで行かなきゃいけないらしい。
…俺は体育会系じゃないから無理だ。
「蒼」
兄貴が一言口にした。
此れは何かの助言だろうか…そうである。
その手が合ったか。
蒼、というのは隣人の不夜城 蒼の事で唯一兄貴が口を利ける外の人間である。
「ああ、そうだね」
時間が無いことが分かったのか。
時間が無い時や何かあると隣人は何かとくれたりするのである、近所付き合いは大事なのだ。
「ちょっと行ってみる」
頷く兄貴。
そして俺に目を向け自らの部屋へはいって行った。
—三男は其れをただただ見つめてました—