ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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モザイク
日時: 2010/11/20 10:55
名前: 出雲 (ID: kDmOxrMt)

はじめまして、ひっそりと始めさせていただきます。

新参者、出雲というものです。

一言《参照が100を突破いたしました、これからもよろしくお願いします。》

もう一言《こんな感じのシリアスでなかったら番外編とかで遊んだりできたのにな、とか思ってます》

さらにもう一言《アドバイス、またしてほしいことなどあったらどうぞ》

登場人物 >>1
プロローグ >>2
参照100突破 >>27
 
《1》>>3 《2》>>4 《3》>>7 《4》>>13 《5》>>18 《6》>>21 《7》>>36 《8》>>38
《9》>>42

《お客様》
・月兎様
・阿嘉狐様
・詩様
・アキラ様
・神無月様

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Re: モザイク ( No.34 )
日時: 2010/08/25 15:04
名前: 出雲 (ID: QuEgfe7r)

神無月様>>
いつもありがとうございます。

もちろん駄作ですが、、、(笑)

Re: モザイク ( No.35 )
日時: 2010/08/26 21:20
名前: 出雲 (ID: QuEgfe7r)

更新が消えました(泣)

とゆうことで、また明日更新したいと思います。
すいません、おやすみなさい(寝ないんですが)

Re: モザイク ( No.36 )
日時: 2010/08/30 14:30
名前: 出雲 (ID: 3ePGpESz)

《7》



—その家族には男の三人兄弟がいました—



「     」
ドアが開いたのに気付いたのか俯いていた顔を上げる兄貴。

「あ、兄貴?」
そのやはり兄というにはらしからぬ姿に首を捻りながら俺は聞いた。


すると、沈黙。





「____遅い」




兄貴のロボットのような声が俺の耳に少し遅れて入ってきて少し後の言葉に期待してみた。

「    」

でも結局その後は何も言わず俺のことを見上げてるだけで、なんか恥ずかしくなった。


『____遅い、バカバカ!!』


なんてツンデレな言葉、うちの兄貴は言いません。


「ごめん」
謝ると兄貴は何の反応も見せなかった。

怒ってるのか、なんなのか分からないけどこんなこと初めてだ。
よほどお腹がすいてたのか?

「お昼、後でもう一回いってくるから」

なんで買ってこなかったのか、なんてことを聞いてくる筈もなく兄貴は頷いていつもより少し足早に(といっても俺が歩くのと同じくらいの速さなんだけど)立ち上がりリビングへ入って行った。

兄貴がそこから立ち去ると後ろから
「今のお兄ちゃんだ」

そう、いつかが声をかけた。

「うん」
相槌をうつ。


「とりあえず俺の部屋行こうか」
靴を脱ぐといつかはうんと返事をしてすぐに
「あ、おてて洗いましょうねー」
そんなことをいいながら俺のてを引っ張った。

偉い、いつかは。





あ、そういえばなんで兄貴はリビング行ったんだろ。





—賢い長男と優しくやんちゃな二男、そして—


—俺—

Re: モザイク ( No.37 )
日時: 2010/09/01 16:12
名前: 出雲 (ID: 3ePGpESz)

あげておきます。
学校が始まったのであまり更新できませんがよろしくおねがいします。

Re: モザイク ( No.38 )
日時: 2010/09/07 17:43
名前: 出雲 (ID: 3ePGpESz)

《8》




—三兄弟は仲がとてもよかったです、どんなときも一緒に—


「お兄ちゃんあんましゃべんないの?」
いつかがバシャバシャと音を立てながら手を洗っている。

「ん、まぁ」
あやふやな答えを返すといつかは、ふーんと一言言って蛇口をひねって止めた。


蛇口をひねって自分も手を洗う事にする、手の擦り傷がしみて思いのほか顔がゆがんだ。

「っ」

…殴られて帰ってくるなんて、ださ。

「ハルのお部屋どこ?」
拭いていない濡れた手で俺の手を引っ張る。

痛。




多分。


「こっち」
いつかみたいな答えを出すと彼女を引っ張って自分の部屋へ向かう。

あ、やばい!部屋超汚い!!


なんてことはない、部屋を使う事すらないから。
自分の部屋という名前のついた寝室。

「わー、ハル笑ってないー」


今笑うとこあったか?

というか笑ってないのか、知ってるけど言われると心配になる。


俺、笑えないのかって。




多分だけど。
「そっか、いつかはいつも笑ってるね」





「うんっ」
元気な返事が返ってきた。

似合わない、ぼさぼさな髪をした不登校美少女は本当に。




なんで不登校なんだろうね、君は。

















なんで、いつかは殺しちゃったんだろうね。





多分。


多分、まだ誰も知らない。



—どんなに辛い家の中でも助け合って生きていました—


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