ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 鬼[オニガリ]狩
- 日時: 2010/09/19 16:40
- 名前: 黒ネコ^・д・^ (ID: q9W3Aa/j)
おはつです。気軽に参照、コメお願いします♪
...ご紹介...>>3>>15
...Prologue...>>4
...鬼狩り...>>5>>6
...水那の危機...>>7>>8>>9>>10>>11>>12
...宇津木の正体...>>13>>14
...西の鬼狩り...>>16>>17>>18>>21>>22
...鬼の変化...
- Re: 鬼[オニガリ]狩 ( No.2 )
- 日時: 2010/08/17 21:07
- 名前: 黒ネコ^・д・^ (ID: q9W3Aa/j)
白柊様...
早速のコメ、ありがとうございます♪
頑張らせていただきます!!^^
- Re: 鬼[オニガリ]狩 ( No.3 )
- 日時: 2010/08/26 10:41
- 名前: 黒ネコ^・д・^ (ID: q9W3Aa/j)
<ご紹介>
浅葱 悠夜...Asagi Yuya...♂
容姿...茶髪の無造作ヘア。178の身長。黒ブチかけてる。
参照...何処にでもいる普通の高校2年生。
鬼狩りというものをしている。 霊感が強い。
真田 倖...Sanada Yuki...♀
容姿...長い栗色の髪を、耳の横でポニーにしている。163の身長。モテます。
参照...悠夜のクラスメイト。同じく鬼狩りの当事者。
そして霊感も強い。
仁谷 英助...Nitani Eisuke...♂
容姿...175の身長。藍色の髪色で、前髪をピンでとめている。
参照...鬼狩りの情報屋。悠夜の親友。
宇津木 麗...Utugi Rei...♂
容姿...黒髪の天パ。180の長身。いつも煙草を吸っている。
参照...悠夜たちの高校の教師。鬼狩りをしている3人の保護者役。
白石 水那...Siraisi Mizuna...♀
容姿...全体的に紅髪で二つ結び。158の身長。可愛い系。
参照...悠夜の幼馴染み。悠夜に思いを寄せている。
鬼狩りの存在を信じていない。霊感は強い方。
今はコレだけで・・・;
あとで追加いたします。。。
- Re: 鬼[オニガリ]狩 ( No.4 )
- 日時: 2010/08/17 21:46
- 名前: 黒ネコ^・д・^ (ID: q9W3Aa/j)
...Prologue...
人には生まれたときから二つのものをもっている
ひとつは 光 もう一つは 闇
人の心の奥深くには『闇』が存在している
それは誰も気付かれずに
ゆっくり・・・・、ゆっくりと自分自身を蝕む
やがて、 闇が己を支配してしまう
憎しみに飲まれた者は
————悪鬼となる
- Re: 鬼[オニガリ]狩 ( No.5 )
- 日時: 2010/08/18 09:09
- 名前: 黒ネコ^・д・^ (ID: q9W3Aa/j)
...鬼狩り...
<舞台は池袋>
深夜0時。奴等が動き出す時間だ。
「英助、場所」
通信機で連絡。ほんの少しの間が空いてから、英助が応答する。
「200m先を右に。 路地の隙間に3体。真田呼ぶか?」
「いい。3体ぐらい」
「わかった」
通信を終えた後、俺は走り出す。
漆黒の夜空に月はなかった・・・———
狭い路地で何かが蠢いていた。
その場所は、辺りが鮮血で彩られ、血なまぐさい。
「オイ、犯してんなよ」
そこにいたのは、俺たちが狩る獲物。———鬼がいた。
鬼たちはゆっくりと俺のほうを振り返る。
口は血に濡れていて、手から血の水滴がポタポタと滴る。 口は耳まで裂けて、爪は獣のよう。
妙に息が荒く、瞳は真っ赤に染まっていて、焦点が合っていない。
「・・・つっても、もう遅いか」
ちっ・・・喰われちまったか・・・・。
3体のうちの1体が女の亡骸を両手で掴んでいた。
腹の内臓が全部引きちぎられて喰われてる。
鬼たちは生きた人間の内臓、肝や臓器を求めて地を彷徨う。
・・・もとは人間だったのにな。
憎しみに飲まれた人間は、闇に囚われ鬼となる。 つまり、鬼たちは憎悪の塊だ。
「悠夜、真田の所に5体。さっさと終わらせて援護に行って」
「わかった」
俺は背中にかけていた太刀を抜く。 鬼たちは俺の生き胆を求めて迫り来る。
———その刹那、
1体目を切り刻み、2体目の心臓を貫き、3体目を頭の先から真っ二つにする。
血に濡れた太刀を軽く振り、血を落としてから鞘に収める。
返り血に染まった顔を袖で強引にふき取った。
俺たちは“鬼狩り”だ————
- Re: 鬼[オニガリ]狩 ( No.6 )
- 日時: 2010/08/18 13:20
- 名前: 黒ネコ^・д・^ (ID: q9W3Aa/j)
「真田っ!!」
英助に真田を援護しろといわれて5分後、俺は真田のいる場所に到着。
「浅葱君?」
俺に気付いたのか、鬼たちと間合いを取ったまま振り返った。
周りを見てみると、5体の鬼たちはほぼ無傷状態。
なにやってんだよ・・・・・
「攻撃してねぇの?」
「女の子二人、人質にされた」
はっ? 俺ははっとして鬼たちの一番奥を見る。
そこにはOLらしき女たちが身を寄せ合って、鬼たちを恐ろしいとばかりに目を見開いていた。
こんな時間まで何やってんだよ。今日はたまたまこれから助けられるだけであって、
本当だったら確実に喰われて死ぬぞ。
ため息を吐いた後、太刀を抜いて小さく呟く。
「女は任せろ。真田は鬼に集中しろ」
真田は頷いたと同時に駆け出し、何処からか大きな鎌を取り出し、鬼たちに振り上げる。
それを見た鬼たちは、鋭い爪を女たちに突き刺そうとした。
「させるかよ」
その瞬間に、俺は振り上げた鬼の腕を切り落とす。
目の前に腕が落ちてきたことに驚いたのか、とうとう女二人は気絶してしまった。
別に都合いいから、いっか。
俺はその二人を背で庇いながら、腕のなくなった鬼をなます切りにする。
再び返り血に染まった顔を拭い、真田の方に目線をよこす。
向こうも終わったらしく、大きな鎌を肩に預けながら俺のほうに近寄ってくる。
「顔拭けよ」
真田の顔は返り血で真っ赤に染まっている。しかもそれをほったらかし。
迫力あるぜ・・・、いろんな意味で。
「袖にもかぶっちゃったから、無理」
・・・どんだけ派手に殺したんだよ。 今更だけどコイツに殺られた鬼が哀れになってきた。
「手で拭け」
鎌握ってるから、甲はダメでもひらなら大丈夫だろ。
真田は一回、自分の手のひらを見て、大丈夫か?と確認してから顔を拭った。
「英助、終わった」
「おぉ、お疲れ。 今日はもう反応もないし、終わっていいよ」
「わかった、じゃあな」
太刀についてる血を軽く振り払い、鞘へ。
今度からタオル持ってこよ(太刀専用)家で拭き取ると面倒だし(眠いから)
真田も鎌についた血を振り払い、小さくする。
つか、前から気になってたんだけど・・・
「どうやったら小さくなるの?」
なんであの大鎌がそんなキーホルダーみたいになるんだ?
不思議でしょうがねえよ。
だが、真田は質問に答えず、人差し指を唇に当て・・
「秘密」
としか言わなかった。
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