ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- ミサイル。
- 日時: 2010/09/02 19:11
- 名前: 神酒 理 (ID: QCkuis7p)
はじめまして。こんにちは。……こんばんは?
神酒 理と申します。
コメディ・ライト小説でも小説を書かせていただいております。。。
え〜っと、広い心&温かい目で見ていただけると嬉しいです。
あと、コメントしていただけると、家の周りを一周してくるぐらい嬉しいですww
では、始まります。よろしくお願いします!!≧△≦
ミサイル。
- Re: ミサイル。 ( No.20 )
- 日時: 2010/09/03 22:40
- 名前: 神酒 理 (ID: lD2cco6.)
紅蓮の流星様
ありがとうございます!!
お褒め頂き、とても光栄です!!
これからも頑張ります!
- Re: ミサイル。 ( No.21 )
- 日時: 2010/09/03 23:10
- 名前: 神酒 理 (ID: lD2cco6.)
ミサイルによる爆死。 餓鬼共が居てはいけないところ。 高木 亥留。 無。 知覚できない。 人参。 試験。 死ぬか。 生き返るか。
様々な事実が頭の中で混ざり合い、爆ぜて、また重なり合う。
僕は、この事実を受け入れるべきか、否か。
そんな判断、一生かかっても無理だろう。
ああ、そうだ。
僕はもう、死んでいるんだった。
「秋野さん。残念ながら、時間が無いです。」
高木は、ランドセルを背負い、立ち上がった。
「これから貴方を特別試験にかけます。」
「特別試験?」
僕も立ち上がる。
高木は僕を見上げる形で、上から命令をする。
「これから、貴方をミサイルが落ちる前の、最後の半年まで戻します。そこから、自分はどういった行動をすべきか、考えて、最後の日を迎えてください。」
「そんな、いきなり!」
「秋野さん。」
高木のトーンを落とした言葉に、僕は反射的に口をつぐんでしまう。
「死ぬのは……怖いですか?」
「…怖いよ。」
「でしょうね。」
即答される。
僕はその時既に決心していた。
たとえもう一度死ぬとしても。
たとえ、試験に落ちてしまっても。
僕自身が、僕の死を自覚したいと、そう決心していた。
なぜかは解からない。だが、それが今の、この人参が嫌う『餓鬼』の使命だと感じていた。
その心を見透かしたように、高木は小学生の、明るい笑顔を見せると、一言呟いた。
「では、試験を始めてください。」
- Re: ミサイル。 ( No.22 )
- 日時: 2010/10/09 22:15
- 名前: 神酒 理 (ID: f.CofffP)
一日ぶりです。どうも風邪っぽく、体がだるいです。。。
更新が遅れてしまうかもしれませんが、今後とも見ていていただければ嬉しいです。
よろしくお願いします。
<問題2>
【あなたは半年前に戻りました。最後を迎えるまでにしておきたいことを、簡潔に述べよ。】
第2話 シャーペンって、ミサイルに似ているよね。
秋野 照。
人を照らし、心が温かい人間になれという意味で付けられた。
実際僕は、そういう人間になってしまった。
僕は、喜怒哀楽の『哀』が抜け落ちてしまっているらしい。
『らしい』と曖昧に表現しているのは、僕自身に実感が無いからである。
だが、たまに泣いていたりする友達を見て、どうして悲しいのか疑問に思うことはある。
……友達がいないというのは、悲しいことなのだろうか?
確かに学園生活では、頭にくることもあるし、典型的なイジメっ子いる。
けれど、悲しいことなんてまったく無いのではないのか?
言ってしまえば、僕はあらゆることに首を突っ込んでいたが、泣いたり、悲しくなったりしたことは一度も無い。
これが、抜け落ちたということなのだろうか?
そういえば、僕と同じように喜怒哀楽の『喜怒』が抜け落ちた奴がいた。
そいつは中学生で結構変な奴だけど、人を惹きつける魅力があって、僕はそいつと親友だったな。
たしか、名前は———櫻井 頤使茄(さくらい いしな)……
「痛ッ!!!!」
突然の激痛に、僕は目を覚ます。
どうやら僕は、頭を強く打ち付けたようだ。後頭部が痛い。
そして僕は、ここが家の近くの公園であることに気が付く。今倒れている所はどうやら滑り台の上らしい。
「なんで、僕こんな所に……?」
何故此処にいるんだ?
そういえば、半年前に戻るとか、なんか誰かが言ってたような……。
「そうだ!!半年前!!!高木が……ッ」
辺り見回しても高木の姿は無い。
そうか、特別試験で、僕は今生きるか死ぬかの試験を受けているんだ。
【これから、貴方をミサイルが落ちる前の、最後の半年まで戻します。そこから、自分はどういった行動をすべきか、考えて、最後の日を迎えてください。】
なんという悪趣味な試験だろうか。
それはつまりもう一度死ねということか。
さて、状況を整理しなくてはいけない。
僕は今半年前にいる。ということはつまり、僕は高校一年生の、2学期の始業式の日から戻されたんだから……。
「中学三年生の……二学期の平日……今は午後2時くらい?」
なんということであろうか、僕は学校をサボって公園で寝ていただけならまだしも———……
自分の通っている高校の受験を、もう一度受けなくてはならないとは。
- Re: ミサイル。 ( No.23 )
- 日時: 2010/09/09 19:22
- 名前: 神酒 理 (ID: lD2cco6.)
「受験か。またあんな空気にさらされなくちゃいけないのか。」
まったく、僕の運気の濃度が窺える。
死神にたたき起こされて、試験二乗とは。
「これから、僕はどうすればいい……。」
半年前のことなんてまったく覚えてない。
試験なんてどうすればいいのかもわからない。
「高木が居てくれれば……。」
僕は高木を質問攻めにし、高木がそれに対して『お説教』をする。大体そんなものだということが、頭の中でシュミレーションできる。
僕は勢いよく立ち上がると、大声で笑った。
腰に手を当て、大魔王がよく使うあの笑い方を滑り台の上で実行している高校生の姿が、そこにはあった。……僕じゃないと信じたい。
「さてと。」
僕は滑り台から降り、空を見た。眩しい。清々しいほどに青く澄み渡り、まるでこの世が創られたばかりのように錯覚するほどだった。
———この綺麗な青空から、僕が死ぬ原因の鉄の塊が降ってくるなんて……。
僕は無言で、目を瞑った。
自分が、ミサイルによって死ぬときの情景を思い浮かべる。
次の瞬間僕は反射的に体を抱きしめた。
———怖い……ッ
———怖い…!!
———怖い!!!
何故かは解からない。
ただ想像した瞬間どうしようもない恐怖が全身を駆け巡ったのだ。
- Re: ミサイル。 ( No.24 )
- 日時: 2010/09/18 15:21
- 名前: 基山 千秋 (ID: q7aY8UsS)
どうも、こんにちわ。基山 千秋です。
えっと…こういうものはあまり見たことが無いのですが、とっっっっても面白いです!
試験は合格するのか…。
応援してます!がんばってね!!
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