ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 片腕の魔術師 参照300突破しました!
- 日時: 2010/12/01 21:42
- 名前: 浅葱 ◆jnintUZIrM (ID: m26sMeyj)
始めましてでもそうでない方でもこんにちは、こんばんは、おはようございます。浅葱です。
シリアス・ダーク小説ではもう一作偽りの僕と言う作品を書いているので宜しければそちらm(ry
……はい、早速失礼しました。
ちなみに
・流血表現無理
・更新不定期言語両断
・浅葱って人嫌い
・てか荒らしなんですけどww
の内、どれか一つでも当てはまる方はブラウザバック推奨します。
ちなみに時代は現代です。
ファンタジー要素がやや多いかと思われます。
オリキャラ募集用紙>>12(オリキャラ募集してます!)
オリキャラ
リリアーヌ(鏖さん作成オリキャラ)>>13 エンドリュ—(黎龍さん作成オリキャラ)>>14
スプリング・グリーン(ヴィオラさん作成オリキャラ)>>15 夜光彩佳(菫さん作成オリキャラ)>>16
ドロッセル・ランペルツ(もみもみじさん作成オリキャラ)>>17 東出雲(黒影さん作成オリキャラ)>>22
ライエル・シルヴァー(千尋さん作成オリキャラ)>>26 ジャック・S・ルシファー(Neonさん作成オリキャラ)>>29
紅乃奏(風華さん作成オリキャラ)>>38
登場人物紹介
ウェル・サーヴァント>>04
雪森真理>>31
シア・レイサート>>31
序章
>>01
第一話 風に揺れる右袖
>>05 >>10 >>11 >>24 >>33 >>35
序章弐
>>36
第二話 時計の針は、動き出す
>>37 >>42 >>45 >>47
お客様
風華様、博士様、栞。様、白魔女様、鏖様、黎龍様、ヴィオラ様、菫様、もみもみじ様、黒影様、千尋様 Neon様
- Re: 片腕の魔術師 ( No.37 )
- 日時: 2010/11/24 21:08
- 名前: 浅葱 ◆jnintUZIrM (ID: m26sMeyj)
第二話 時計の針は、動き出す
木漏れ日が窓から差し込んで私は目を覚ました。
時計を見ると午前六時。随分と早起きをしたものだと自分で感心しながらゆっくりと布団から身を起こす。
和風少女……雪那にこの旅館に連れて来られてからまだ一日目だと言うのに妙に慣れてしまった。
こんなに慣れると後が惜しくなってしまうな、と溜息をついて苦笑する。
ふと耳をすませば厨房辺りから和気藹々とした作業音が聞こえてきた。朝食作りだろう。
何故かと思えるほどに馴染んだ空気を感じながら布団から出て服を着替える。
幸いな事に浴衣は置いてなく、Yシャツと黒いパンツが置いてあった。考慮してくれたのだろう。
有り難く感謝しつつそれに着替えてとりあえず扉の外へと出てみる。
外は廊下だったが昨晩の通りヒノキの香りがしてまたどこか心を落ち着かせるものがあった。
「……そこ、どいて」
ふと声がしたかと思い後ろを振り向くとそこには女性としては長身な感じの少女が居た。
銀髪の綺麗なロングヘアや大人っぽい顔が印象的で年齢の分かりにくい少女は無表情でこちらを見ている。
何をしたかと思えば私が丁度少女の道を塞いでいるのだと気付く。
「あぁ、済まない」
そう言って笑顔で頭を下げてから道を退く。そして少女が通ってゆく。
すると少女の肩に乗っている蛇らしき生き物がシャー
と言う感じの泣き声を発した。
……この生き物は、蛇か? 私がそう思いじっと見ていると少女がその視線に気づく。
慌てて私が何も無い、と言う風に眼を逸らしても少女はじっと私を見つめてきた。
「この子は蘭子……毒蛇よ……それと私は夜光彩佳」
毒蛇と自分の紹介を一度に終えた少女は涼しそうな顔で私を見つめる。
私は苦笑しつつもとりあえず「私はウェル・サーヴァントだ」と名乗っておいた。
すると間違った態度をしてしまったのか彩佳は無反応だった。はて、何をしたのか。
そんな疑問もよそに彩佳はいつのまにか何処かへと行ってしまった。
ふと一人残されてしまった私はあてもなく、とりあえずその辺をうろうろとしてみる。
廊下だと言うのに此処も随分広いものだなぁ……と感心しつつ歩いていた。
すると本日二度目の後ろから声をかけられるイベントが起こる。
「あ、ウェルさん此処に居たんですね。朝食出来たんで宜しければ食堂に来て下さい! あ、後ウェルさんに会いたいと言っている人が居ましたよ」
「会いたい? ……あぁ、じゃあ行かせてもらうよ」
突然の出来事に思わず首を傾げつつも頷いておいた。すると雪那はまた私を引っ張り出す。
これくらいフルパワーで無いと旅館は勤められないのか? とふと変な事を考えていた。
実際そうで無いことを願いたいものだが……まぁ、それにしても私に会いたいとは珍しいものだ。
雪那には聞こえない様溜息を着きながら私は食堂へとやって来た。
- Re: 片腕の魔術師 ( No.38 )
- 日時: 2010/11/24 22:44
- 名前: 風華 ◆UCP.4/Py7M (ID: kji2ZSe9)
オリキャラ募集用紙
キャラの名前/読み方「紅乃 奏/くの かなで」
性別「女」 年齢「13」 一人称「僕」
容姿「緋色の髪で金色の瞳。いつも黒いローブ着用」
性格「無邪気に笑う。殺すことをなんとも思わない」
魔術師? 人間?「人間」
人間
職業は?(何でも有りです)「殺し屋」
武器(有ればどうぞ)「大鎌」
詳細「髪のことで昔迫害された。親からの虐待で感情が欠けている」
サンプルボイス
・「僕は紅乃奏だよ」
・「あはは、悲しいってなーに?」
・「僕は僕にない感情が見たいんだよ」
・「真っ赤な花咲かすよ?」
オリキャラ投下しました。
使いにくいキャラですみません!!!
- Re: 片腕の魔術師 ( No.39 )
- 日時: 2010/11/25 21:48
- 名前: 浅葱 ◆jnintUZIrM (ID: m26sMeyj)
風華さん
オリキャラありがとうございますvv
奏ちゃん投下してくださって嬉しいです^^
人間キャラだけど魔術師を凌ぎそうですね←
上手く扱えるよう頑張りますww
- Re: 片腕の魔術師 ( No.40 )
- 日時: 2010/11/27 10:46
- 名前: 浅葱 ◆jnintUZIrM (ID: m26sMeyj)
あげます。
- Re: 片腕の魔術師 ( No.41 )
- 日時: 2010/11/28 15:28
- 名前: 浅葱 ◆jnintUZIrM (ID: m26sMeyj)
「あなた、魔術師でしょう?」
そう言ったドラッセル・ランペルツと言う少女は時計を持ちながら薄く微笑んだ。
彼女は時計修理技師と言う仕事をしており、魔力の篭った時計を所持しているらしい。
まぁ、図星と言うかイエスとしか言えない私は頷いておいた。
案の定、彼女から帰って来るのはやっぱりね。と言いたげな微笑みで私もつられて微笑む。
場の状況についていけない、とでも言う風に雪那は首をかしげて私と彼女を見ていた。
「……魔術師って、何ですか?」
予想通りと言うか来ると思った疑問がこちらへと飛んできた。
ドラッセルは特に話すつもりは無いらしく、こちらを見ている。……何故、私が話す必要があるのか。
そんな事を思ったが誤魔化すのもまた面倒だったので一応話しておく事にする。
カチッ、と時計の針が秒を刻む音が耳につくが、ほうって置いた。
ファンタジー
「魔術師は、人の形こそしているが能力は絵空事的な生き物だ。長命を誇り、私の年齢も実は四桁を行くんだ……それで、魔術師にはとある昔話がある」
ここまで言って、雪那は驚いた様子で私をまじまじと凝視する。
まぁ、しょうがないと言えばしょうがない。20歳前後に見える私が実は四桁ほどの歳と知れば驚くだろう。
やや悪い気もしたが、それには特に関せず話を続けることにした。
……ちなみに昔話の桁も大体四桁と言うところなのは言わなくても分かるだろうか。
机に置いてあったコーヒーを飲んで、話す。
「元々、魔術師は人間とは関わらず魔力で空へと浮かせた国を作り、そこで暮らしていた。それでとある女王と優秀な家臣が居たのだが……ある時に家臣が女王を裏切り、国を滅ぼして人間界へと逃げたんだ」
「に、人間界に……?」
やや臆している風な雪那の問いに、私は深く頷く。
ドラッセルもその昔話は知らないらしく、興味津々と言う感じでその話を聞いていた。
コーヒーでまた喉を潤してから、ここからが重要だ、と先に伝えておく。そして話を続ける。
私はふと窓ガラスに映っていた空を見つめて、口を開く。
過去に、空にあった国を作って私は生きていた。その事をふと思い出す。
「そして、その家臣の存在を消す為に女王は国を再建し、家臣を滅ぼす為に作られた“栄華を誇りし魔術師”と言う魔術師の集いを作り、そいつらを人間界に放ったんだ……それで、私もその一人と言うわけさ」
そう言って私がにこりと微笑むとドラッセルは平然としていたが、雪那が持っていたお盆を落とした。
どうしたものかと思い、目の前で手をひらひらと動かすが全く反応は無い。
ふと、目に焦点が戻ったかと思うと私を指差して、雪那はあらん限りの声で叫んだ。
「じゃ、じゃあ……ウェルさんって魔術師の集いの一員なんですかああああああああああああ!!?」
周りに集まった視線を否定するのにやや時間をかけてから、私は頷いた。
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