ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 〜SUPER WORLD〜更新再開
- 日時: 2010/12/16 18:02
- 名前: 遊太 (ID: U3CBWc3a)
CLICK thank you。☆。☆。☆。☆
知っている方は知っている、遊太(ゆうた)という者です。
題名の通り、今回は超能力を中心に書いて行きたいと思います。
ではでは、ご覧あれ……
×注意事項×
1.喧嘩・荒らしはお止めください。
2.小説に関係のないコメントはお止めください。
3.アドバイスや感想は待ってます♪
☆オリキャラ一覧☆
[荒城 蓮] >>31 作:雅様
[鴉羽 戚李] >>35 作:生死騎士様
[夜紅 彩佳] >>38 作:水練様
[鮫川 緋影] >>39 作:パーセンター様
━━━━━━お知らせ掲示板
>>30 オリキャラ募集用紙
━━━━━━小説を御覧になったお客様
生死騎士様 雅様 水練様 パーセンター様
━━━━━━
【キャスト >>04 >>27】
第01話 >>01
第02話 >>08
第03話 >>12
第04話 >>14
第05話 >>15
第06話 >>18
第07話 >>21
第08話 >>22
第09話 >>23
第10話 >>26
第11話 >>29
第12話 >>33
第13話 >>41
第14話 >>44
第15話 >>45
第16話 >>48
第17話
第18話
第19話
第20話
- Re: 〜SUPER WORLD〜 ( No.22 )
- 日時: 2010/11/27 20:58
- 名前: 遊太 (ID: U3CBWc3a)
- 参照: http://タイトル変えました……頑張るぜぃ!!!
第8話【一旦解決】
土曜日の午前中に、華光高等学校の前には大勢の人間が集まっていた。
中にはテレビ局から来た野次馬、近所の市民は不思議そうに学校の方を見る。
門の前には‘KEEP OUT’と黄色いテープが張られ、警官が何人も立っている。
「早く来い!!全部、話してもらうからな!!!」
「うっ……ちくしょう………」
顔面血だらけで手錠を掛けられた小金井は、悔しそうな顔でパトカーに乗り込んで行く。
グラウンドに止められた4台のパトカーの周りには、練習をしていた陸上部と野球部がいる。
職員は警察に話を聞き、呆然とする女性職員や驚きのあまりポカンとしている男性職員が目立つ。
そして、そんな光景を生徒会室の中から2人は見ていた。
*********
1階 生徒会室
小金井がパトカーに連れて行かれる光景を、ホタルと慎也は見つめていた。
「……ポメラ先輩や成海先輩は?」
「恐らく、門の所で足止め喰らってる。それより、まさか先生だったとはな……」
慎也はため息をつきながら、会長デスクに腰を下ろす。
「音楽室では、ありがとうございます。」
ホタルは慎也を見て一礼しながら言った。
慎也は微笑み、立ちあがってホタルの方に手をポンと置く。
「俺らは昔からの仲だ。当然だろ?」
「そうですね。中学の頃から、色々世話になってますね。」
2人が目を合して笑うと、生徒会室に華光高校の校長である禅道剛太郎が入ってきた。
禅道は普段着こなしているスーツに皺をよせ、オールバックの髪型も崩れていた。
「色々すまないね!!君たちのおかげで犯人が捕まったよ!!!」
禅道は笑顔で慎也とホタルに握手をすると、ホタルの方を見て微笑んだ。
「ホタル君、両親がいないのに立派だね。妹さんも守ってやるんだぞ。」
「はい。」
禅道はそう言うと、もう一度握手をして生徒会室から出て行った。
**********
412号線
小金井を乗せたパトカーは、警視庁管轄下の留置所へ向けて走っていた。
「向こう着いたら、みっちり取り調べだからな。」
「…………」
小金井は刑事にそんなことを言われ、俯いたままだった。
小金井の隣に座る刑事は、小金井の腹を殴り、髪の毛を引っ張る。
「まったく、可愛い女の子が欲しかったのか?」
「うっ………俺は……犯人…………じゃない。」
小金井の言葉に、助手席と隣に座っていた刑事がゲラゲラと笑う。
「ぜーんぶ、向こうでな♪」
助手席に座る刑事がそう言ったその時だった。
「渋滞だね。」
運転していた帽子を深くかぶった刑事は、一言つぶやきブレーキをかける。
確かに、412号線は果てしない渋滞に見舞われている。
「しょうがない……別ルートで行こう。」
「了解。」
運転手はアクセルを踏み、一度交差点を降りる。
パトカーで容疑者を乗せているため、あまり人気のない道を走って行く。
そして、人気のないビルの廃墟の前を通り過ぎた瞬間だった。
グシュ!!
「……へ?」
助手席に座っていた刑事の腹に、運転をしていた刑事が何かを刺した。
「お、おい!!!」
バン!!!
運転していた刑事は刺したまま、もう一方の手で拳銃を持ち、小金井の隣の刑事を撃ち殺した。
小金井は突然の出来事に唖然とし、運転席に座る刑事を見つめる。
「お前は、まだ必要だからな。」
帽子を脱ぎすて、右目に大きな切り傷を負った男は小金井に言った。
「ひっ……」
そして、右目に切り傷を負った男に連れられ、小金井はパトカーから姿を消した。
- Re: 〜SUPER WORLD〜 ( No.23 )
- 日時: 2010/11/28 22:32
- 名前: 遊太 (ID: U3CBWc3a)
- 参照: http://タイトル変えました……頑張るぜぃ!!!
第9話【神崎空也】
月曜日
小金井と神隠しの件で、やはり月曜日は盛り上がっていた。
ホタルが教室に行くと、生徒たちは神隠しの話題で盛りがっている。
「しっかし、小金井先生が犯人とはね〜ぇ。」
「マジ最悪。ちょーキモい!!」
「ほかの先生とか、大丈夫………だよね?」
ホタルは席に座りながら、この事件解決についてのメリットを考えていた。
恐らく、先生に対しての生徒の視線は変わっただろう。
更に、保護者の怒りや文句も買ってしまったであろう。
ホタルはそんなことを考えながら、ある言葉を思い出す。
─「まさか、‘あいつ’以外の超能力者がいるとは……驚きだな」─
小金井の言葉は、何度思い出しても衝撃的だった。
奈央、ホタルの他にも超能力者が華光高校にいるのだから。
「にしても、奈央遅いな……」
ホタルは時計を見ながら呟いた。後10分ほどでHRが始まる。
だが、奈央はまだ来ていない。
ホタルは奈央の席である隣を見て、首を傾げた。
**********
一方、奈央は華光高校の近くを流れる泡美川に架かる橋の下にいた。
奈央の目の前には、学ランのボタンを全て外し、ダラけた表情を見せる神崎空也が立っていた。
「何?」
「いやぁ〜さ!!君が噂の転入生?可愛いね〜ぇ。告白したくなっちゃうよ。」
「………」
奈央は目つきを変え、空也の顔を睨みつける。
すると、空也はケラケラと笑いながら、持っていた鞄を地面に置いた。
「あんた、一体何なの?」
「俺は野球部のピッチャーだ。まぁ、‘病気’持ちのな!!!」
バリバリバリ!!!!
空也は語尾を協調させ、両手から緑色の電撃を繰り出してきた。
「なっ!?」
奈央は突然の出来事に驚き、横に飛び込んで避ける。
だが、空也はすでに奈央が避けた先にいた。
「‘電速’……速いだろ?」
空也は攻撃することなく、不気味に笑い続ける、奈央はその隙に後ろへ下がった。
「超能力者……、まさか2人も……」
「2人?…あぁ、生徒会のあいつのことかな?」
空也の言葉に、奈央は「しまった」という表情を見せた。
「神藤ホタルも超能力者か。」
空也は笑いながら言うと、右手を奈央の方に向けた。
“スパーク”
空也が一言つぶやいた瞬間、右手から広範囲に電撃が繰り出された。
「うぐっ…ボディチェンジ!!!」
奈央はすぐ様、体を炎に変え、電撃を交わした。
空也は奈央の能力を見ると、不思議そうな表情で見つめる。
「炎か。面倒だな。」
2人は一旦睨みあいに入ったが、遠くから聞こえる学校のチャイムの音で我に戻った。
「ま!!この続きはいつでもできるしね。」
空也は笑顔で言うと、地面に置いていた鞄を持って後ろを振り向いた。
「神隠し、頑張って犯人見つけろよ〜ぉ。」
「犯人はもう捕まったわ。小金井よ。」
「あいつは犯人じゃないよ。残念だったね。」
空也の言葉に、奈央は唖然とした。
空也は奈央を方を向いて微笑み、そのまま学校へと走って行った。
「小金井が犯人じゃない…?……神隠しはまだ終わってないの?」
奈央は悩んだが、鞄を持ちなおして学校へと急いだのだった。
- Re: 〜SUPER WORLD〜 ( No.24 )
- 日時: 2010/11/28 22:51
- 名前: 雅 ◆2WetyLTYZk (ID: S8b9wYSL)
- 参照: 元、千尋です。名前かぶってたらすいません
お初にお目にかかります、雅という者ですw
超能力に不可解な事件…好きなジャンルの組み合わせじゃないか!Σ(゜∀゜ ノ)ノ
しかも小説は半端なく上手いし…本当尊敬します!
更新頑張ってください、また顔出しに来ますね^^
続き楽しみに待ってます
- Re: 〜SUPER WORLD〜 ( No.25 )
- 日時: 2010/11/29 15:06
- 名前: 遊太 (ID: U3CBWc3a)
- 参照: http://タイトル変えました……頑張るぜぃ!!!
>>24 雅s
べた褒め……ありがたいですね…(*^_^*)
更新頑張ります!!!
雅sも更新頑張って下さい♪
- Re: 〜SUPER WORLD〜10話までUP ( No.26 )
- 日時: 2010/12/01 17:36
- 名前: 遊太 (ID: U3CBWc3a)
- 参照: http://期末テスト面倒くさい(;一_一)
第10話【超能力者テロリスト集団‘ALICE’】
東京第1国立病院 建設地
世田谷区の外れに、建設中の国立病院はあった。しかし、周りは灰色のビニールシートで隠されている。
7階建てで、すでに建物自体は完成していた。
現在は工事をしてないらしく、ただひっそりと、創りかけの病院は佇んでいた。
1階
中に入ると、床は青いビニールシートで覆われ、壁はペンキの塗りかけで雑になっていた。
受付の前にある数十席の椅子の一つに、腰を駆けている男性がいた。
「遅いぞ。‘五帝’という自覚を持て!!」
男性の前に現れた、息を切らした若い男性は必死に息を整えている。
「すいません……ネイラー先輩……」
ネイラーと呼ばれる男性は、赤い髪を掻き毟ると立ち上がる。
ネイラーの後ろには、4人の人影があった。
「まぁ、いいんじゃない?」
「オイラはもっと厳しくした方が良いと思うよ。」
「……どうでもいい。」
「ひっひっひっひっ……。」
4人は若い男性を見ながら、それぞれ思っていることを口にした。
ネイラーは不気味な笑い方をしたノートンを見ると、冷たい眼差しで睨みつけた。
「元はと言えばノートン、貴様のせいでこの餓鬼が五帝に入るはめになったんだ。どうしてくれる?」
「いいじゃねぇかぁ。‘6人目の皇帝’……良い響きだねぇ。」
ノートンは不気味な笑みを浮かべ、隣にいたジャージ姿のスペンサーを見た。
スペンサーはサングラスに真っ黒なジャージ姿で、ウエーブヘアーで決めている。
「こっちを見るな。穢れるだろうが。」
「ひどいなぁ。お前ぐらいしか、ネイラーの怒りを収めきれんぜぇ。」
ネイラーはノートンの言葉が耳に入り、一瞬だけ表情が強張った。しかし、すぐに冷静さを取り戻した。
「とりあえず、アリス様が戻り次第に計画を立てるぞ。目標は、“華光高等学校”だ。」
ネイラーの言葉に、瓜二つの顔をした若い女性2人が首を傾げた。
「「高校?なんでまたそんなところを?」」
双子であるアルマとローズは、声をそろえてネイラーに聞いた。
2人は全く瓜二つであり、見分けるには髪の色しかない。アルマは黒髪で、ローズはオレンジ色である。
「どうやら、あの高校には超能力者が多く集っているらしい。襲撃して、超能力者を仲間にするぞ。」
「そんな簡単に行くのか?」
スペンサーの言葉に、ネイラーは大きく頷いた。
「超能力を持っている人間は、普通の人間と偏った思考を持っている。簡単に悪の色に染まるさ。」
ネイラーはそう言うと、若い男性に近づいた。
男性は制服を着ており、胸に華光高等学校の校章が付いていた。
「忍田紫苑。貴様、裏切ったりすれば容赦なく殺すからな。」
ネイラーの言葉に、紫苑がビクリと体を動かし、何度も頷いた。
「超能力者テロリスト集団‘ALICE’、これより華光高等学校を襲撃する。」
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