ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 〜SUPER WORLD〜更新再開
- 日時: 2010/12/16 18:02
- 名前: 遊太 (ID: U3CBWc3a)
CLICK thank you。☆。☆。☆。☆
知っている方は知っている、遊太(ゆうた)という者です。
題名の通り、今回は超能力を中心に書いて行きたいと思います。
ではでは、ご覧あれ……
×注意事項×
1.喧嘩・荒らしはお止めください。
2.小説に関係のないコメントはお止めください。
3.アドバイスや感想は待ってます♪
☆オリキャラ一覧☆
[荒城 蓮] >>31 作:雅様
[鴉羽 戚李] >>35 作:生死騎士様
[夜紅 彩佳] >>38 作:水練様
[鮫川 緋影] >>39 作:パーセンター様
━━━━━━お知らせ掲示板
>>30 オリキャラ募集用紙
━━━━━━小説を御覧になったお客様
生死騎士様 雅様 水練様 パーセンター様
━━━━━━
【キャスト >>04 >>27】
第01話 >>01
第02話 >>08
第03話 >>12
第04話 >>14
第05話 >>15
第06話 >>18
第07話 >>21
第08話 >>22
第09話 >>23
第10話 >>26
第11話 >>29
第12話 >>33
第13話 >>41
第14話 >>44
第15話 >>45
第16話 >>48
第17話
第18話
第19話
第20話
- Re: 〜アビリティ ワールド〜5話UP ( No.17 )
- 日時: 2010/11/26 17:51
- 名前: 遊太 (ID: U3CBWc3a)
>>16 生死騎士s
早くも犯人が発覚しそうなパターン!?
しかぁーし!!
まだまだ、神隠しは終わらない!?
更新頑張ります(*^_^*)
生死騎士sも更新頑張って♪
- Re: 〜アビリティ ワールド〜5話UP ( No.18 )
- 日時: 2010/11/26 19:11
- 名前: 遊太 (ID: U3CBWc3a)
第6話【奈央の推理】
「それじゃあ、まず今回の神隠し事件の不審な点を書くよ。」
奈央はそう言うと、チョークを持ち黒板に箇条書きで書き始めた。
それは、生徒会長である慎也にもらった資料と吹奏楽部の顧問である小金井の証言を元にしたものだ。
・消えた6名の生徒は全員が1年生
・更に、消えた生徒は全員が女子
・6名は友人関係であり、それぞれの部活の主要メンバー、或いはエース
・決まって休日である土曜日に消える
奈央は書き終えると、立ったまま呆然としているホタルを見る。
ホタルは奈央と目が合うと、何度か頷き黒板の前まで歩いて来た。
「これだけで、なんで吹奏楽部の人間が犯人と言い切れる?」
「忘れた?最初の犠牲者は吹奏楽部の七本音葉。七本さんは、吹奏楽部の1年エース。」
「……だから?」
ホタルは首を傾げ、奈央は説明を続けた。
「吹奏楽部は来月コンクールが控えている。女子ソフトボール部やバスケットボール部は、この間、県大会が終わったばかりだから何も支障はない。更に、どの部活も見ていれば分かったけど、雰囲気は暗く、誰もが落ち込んでいた。」
「あ!!」
ホタルはこの時、初めて気付いた。
吹奏楽部だけは練習を真面目にやり、どの部員も懸命に練習をしていた。
「私も今日知ったけど、吹奏楽部は人数が多い部活。その分、部活内で格差社会が生まれていてもおかしくはない。これは、明らかに吹奏楽部の何者かが起こした事件に間違いないよ。女子ソフトボール部とバスケットボール部を襲ったのは、カモフラージュに過ぎない。」
奈央の説明を聞き、ホタルも確信した。
簡単に解釈すればこういうことになる。
─吹奏楽部の何者かが、コンクールに出たいがために起こした事件─
「そうなると、これは神隠しじゃなくて拉致事件?」
「まぁ、そうなるよね。今日は帰ろう。もう遅いし。」
奈央は窓の外を見ながら言った。
夕日が空を真っ赤に染め、グラウンドで部活をしていた野球部も引き上げ始めている。
「じゃあ、私先に帰るね!!」
奈央はそう言うと、鞄を持って駆け足で教室から出て行った。
──────
ホタルも背伸びをして、帰ろうとしたが足を止めた。
夕日を見つめ、今日のことを振り返る。
奈央が転入してきて、生徒会に入り、神隠しの事件を追っている。
しかも、奈央は発火能力を持つ超能力者。
ホタルは大きなため息をつき、そっと微笑んだ。
「荒れた日だったけど、まさか自分と同じ超能力者がいるなんて……ね。」
ホタルは、鞄が置かれている自分の机を見る。
すると、鞄は空を舞い、ホタルの手元に飛んできた。
「帰るか。」
ホタルは笑顔で教室を出ると、自宅へと帰ったのだった。
- Re: 〜アビリティ ワールド〜6話UP ( No.19 )
- 日時: 2010/11/26 19:19
- 名前: 生死騎士 (ID: 8kUUPb.W)
すっげぇえーーー!!奈央鋭いですなっ!
っていうか、コンクール自力で頑張って出ればいいんじゃないか!?それはお前の能力が低いからだっ・・・って言いたいですね〜^^
でわ、頑張って下さい!
- Re: 〜アビリティ ワールド〜6話UP ( No.20 )
- 日時: 2010/11/27 11:01
- 名前: 遊太 (ID: U3CBWc3a)
>>19 生死騎士s
毎度コメントありがとうございます(*^_^*)
次回でとうとう犯人と……
生死騎士sも更新頑張ってください!!
- Re: 〜アビリティ ワールド〜6話UP ( No.21 )
- 日時: 2010/11/27 11:26
- 名前: 遊太 (ID: U3CBWc3a)
第7話【小金井雄太】
翌日 土曜日
授業はないが、ホタルは生徒会のミーティングがあるために学校へとやってきた。
グラウンドでは野球部、陸上部が練習をしている。
「君は……。」
校舎に入り、職員室の前を通ると吹奏楽部の顧問である小金井がいた。
「お早うございます。小金井先生。」
ホタルは一礼すると、そのまま生徒会し向かおうとする。
その時だった。
「神藤君、神隠しについてあることが分かった。」
「え!?」
ホタルは小金井の言葉に、振り向いて表情を変えた。
小金井は何も言わずに頷き、辺りを見渡しながらホタルに近づく。
「ここじゃあれだし……音楽室で言うよ。」
「分かりました。行きましょう!!」
小金井に催促され、ホタルは一緒に音楽室へと向かったのだった。
**********
音楽室
音楽室のカギを開けて中に入ると、無論室内には誰もいなかった。
小金井はホタルにパイプ椅子を出し、ホタルは礼をしながらパイプ椅子に座った。
小金井に壁に寄りかかり、ピアノを触りながら口を開いた。
「実はね……神藤君、君に言うことを忘れていたよ……」
「なんですか?」
ホタルは首を傾げ、小金井に問いかける。
「神隠しに関わった以上、生かしてはおけないんだ。」
小金井はそう言うと、表情を変えてホタルに近づく。
小金井の右手には、事前に用意されていたと思われる鉄の棒が握られていた。
「残念だが、君にも消えてもらおう……」
小金井が鉄の棒を振りかざしたその時だった。
「ぐっ!!!」
ホタルは鉄の棒を見つめ、小金井ごとテレキネシスで吹き飛ばした。
「ぬがっ!?」
小金井は意味が分からず、そのまま床に叩きつけられ、鉄琴と木琴が並べられてある場所に突っ込んだ。
ガシャン!!ガシャン!!と音が鳴り響き、小金井は下敷きとなる。
「な、なにをした……」
小金井は立ち上がり、鉄の棒を握りしめるとホタルを睨みつける。
「……そうか、貴様も‘あいつ’と一緒だな?」
不気味に笑う小金井を見て、ホタルは嫌な予感がした。
「お前も超能力者だな……」
小金井は一旦後ろに下がり、鉄の棒を構えなおす。
ホタルは小金井の言葉に一瞬躊躇ったが、何も言わずに頷いた。
「まさか、‘あいつ’以外の超能力者がいるとは………驚きだな。」
小金井は苦笑いをしながら、再び鉄の棒を持ってホタルに向かってきた。
「どういう力か知らないが、くたばれぇぇぇぇ!!!!!!!」
「あっ……」
ホタルは鬼の形相をして向かってくる小金井の顔を見て、集中が途切れてしまった。
「死ね!!!」
小金井が鉄の棒を振り上げ、ホタルが目を閉じて覚悟を決めた。
その瞬間だった。
「うらぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
「ぐほっ!?」
突如、ホタルの頭上を飛び越え、小金井の顔面に飛びひざ蹴りを喰らわす男子生徒が現れた。
小金井は諸に喰らったせいで、そのまま床に倒れて気絶してしまった。
ホタルが男子生徒を見ると、それは見慣れた顔の人間だった。
「せ、生徒会長!!!」
ホタルの目の前には、生徒会長の慎也が立っていた。
「大丈夫か!?ホタル!!」
「は、はい……」
ホタルは笑いながら頷き、小金井を見た。
鼻から血を出し、歯が何本か欠け、白目をむいて失神している。
「とりあえず警察を呼ぼう。神隠しの犯人は小金井先生だったんだな……。」
慎也は悲しそうな目で言う。だが、ホタルはこの時確信していた。
─「まさか、‘あいつ’以外の超能力者がいるとは……驚きだな」─
小金井のこのセリフに、ホタルは別の犯人がいると確信したのだった。
更に、その犯人は………
超能力者______
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