ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- この糸が千切れるまで
- 日時: 2011/01/04 12:51
- 名前: 涼原夏目 ◆YtLsChMNT. (ID: m26sMeyj)
クリックThanks!!
初めましての方もそうで無い方もこんにちは、こんばんは、おはようございます。涼原夏目です。
懲りずに掛け持ち三作目です(( 更新は微妙です((
今回は「妖怪」が主人公の話を書こうと思いますvv
温かい目で見守ってくださると幸いです。
お客様
ポアロン様 かりん様 リア様 蜜蜂様
血液嗜好症様 夢樹様 ほし様
目次
>>01 登場人物紹介
第一話「兄=蜘蛛?」
>>06 >>13 >>24 >>25 >>28 >>29 >>33
第二話「蜘蛛の寿命」
>>54 >>58 >>59
それではどうぞごゆっくり……
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17
- Re: この糸が千切れるまで ( No.23 )
- 日時: 2010/12/21 16:48
- 名前: 涼原夏目 ◆YtLsChMNT. (ID: m26sMeyj)
ポーちゃん
ちょwwおまww
りょうにゃん自分で言うのもアレだけどかわうぃー((
うん、ちょっとなっつんにも色々あr(黙っとけ
あ、姉さんいるんだ〜。俺一人っ子。
- Re: この糸が千切れるまで ( No.24 )
- 日時: 2010/12/22 13:56
- 名前: 涼原夏目 ◆YtLsChMNT. (ID: m26sMeyj)
想いが静かにぶつかってきた。
糸はそれを真っ向に受け、千切れの時を早まらせる。
————————————————————————
家へとやって来たは良いものの、見た瞬間背筋に悪寒が走った。
家中に溢れる何故か異様に俺に似ている人の写真が張られているんですよ。
何てこったい。
俺は溜息を着きながら刃物が怖かったせいもあってさっさと家の中へと入る。
俺(に似た人)。俺(に似た人)。俺(以下略)。俺。俺。俺……うわぁぉ、俺だらけ。
滲み出る苦笑を、少女は喜びの笑みと冠が違いしたらしく、にっこりと笑っていた。
「部屋の中、お兄ちゃんでいっぱいでしょ? 頑張ってやってみたんだよ」
「そうなんだ……お疲れさん」
「えへへー」
少女は屈託の無い笑みでにっこりと笑い、刃物を机へと置いた。どうやら信頼してくれたらしい。
俺はそれに安堵しつつ、改めて部屋を見てみる。うん、やっぱり俺(に以下略)だらけ。
「お兄ちゃんご飯食べる?」
「え?」
「もう六時だし、お兄ちゃん久しぶりに帰ってきたから、疲れてるでしょ?」
……何だこの新婚さん的なノリは。
そんな事を考えながら俺は……首を横に振った。
何故かと言うと、この家の構造上、台所がすぐ見れるのだが、はい見てビックリ。
得体の知れない黒色の物体がシンクに流出している。
恐らく、この少女の作ったものだろう。
だとしたらそれを食べるわけには行かないと言う話。
「俺が作るよ」
「……本当? 何かお兄ちゃん昔と変わって無いね」
昔? あぁ、この写真の人が居た時か。
曖昧に返事をしながらそんな事を考えて台所へと向かう。一応人間界に前行った時に料理経験がある。
少なくとも黒い得体の知れない物体を作れないほどの腕はわきまえている……はず。
「……んじゃ、料理するから」
「うん、待ってるね」
そう言ってから俺は写真の人が使っていたらしきシンプルな黒いエプロンを着て、料理を始める。
……と、その前にこの物体を片付けないとな。
俺はまた溜息をつきつつ、とりあえず得体の知れ無い物の片づけを始める事にした。
- Re: この糸が千切れるまで ( No.25 )
- 日時: 2010/12/22 14:53
- 名前: 涼原夏目 ◆YtLsChMNT. (ID: m26sMeyj)
「お兄ちゃーん」
「何?」
「……むぅ、名前で呼んでくれないの?」
「…………」
いや、名前知らないし。と言うかそもそも兄じゃないとかは言っちゃいけないか。
と言うかこの写真の人の名前すら知らないけど。
「昔みたいに……咲って呼んでよ」
「……咲、どしたの?」
これで満足か。と言うかそう言う貴方は写真の人の名前未だに教えてくれないけどね。
まぁ、そんな事など知らずに未来はまたにっこりと、いかにも嬉しそうに笑っていた。
「ううん、何でもないよ♪ ……悠お兄ちゃん」
悠、と写真の人の名前を言いながら未来は椅子から立ち上がってくるくると回りだす。
……悠って言うのか、俺に似た人って。
そんな事をボーッと考えながら黒い物体を片付け終え、とりあえずポピュラーな炒飯を作ってみる。
冷蔵庫を適当にガサガサと漁ってみた瞬間……驚く。
何てこったい。包丁を入れる場所、間違えてるよ。
冷蔵庫には研ぎ澄まされている包丁が軽く十本入れてあり、黒い物体が生息している。
良く生活できてたなぁ咲。お兄ちゃん(仮)は驚きだよ。
そんな事を思いつつ、くるくると回りすぎたのか疲れてソファーに横たわっている咲を感心して見る。
そう言えばかなり細身で痩せてるし……ロクな物を食べていないのだろう。
一応一般食材は入っていたのでそこから野菜を取る。
「咲、何食べて生きてたの?」
「……え? それ」
「この黒い物体?」
「うん。意外と美味しいんだよ」
何てこったい。味覚までおかしくなっちゃってるのか。
俺は誰にも聞こえない(と思う)風に溜息を着いてフライパンに油を敷く。
人間の未来より妖怪の俺の方が一般常識があるだなんて世の中分からないもんだ。
「ご飯まだー?」
「まだ。もう少し」
「ふーん。何悠お兄ちゃん家庭的になったね」
「あはは。そう?」
なんて適当に話しながら米と野菜と肉を炒めて簡単な炒飯を作った。
少なくとも黒い物体よりはマシな味だろう。そんな事を思いつつ、机にそれを並べる。
咲はそれを感心した風にまじまじと見つめていた。
「悠お兄ちゃん、凄い家庭的だね」
当たり前だ。黒い物体を作る人なんて早々にいやしない。
少なくとも僕の目の前にいる人以外は。
「いただきまーす」
何か幼稚な気のする食事前の号令をして、俺らはさっさと夕食を食い始めた。
- Re: この糸が千切れるまで ( No.26 )
- 日時: 2010/12/22 18:09
- 名前: ポアロン (ID: rb3ZQ5pX)
- 参照: 風邪なおりました!!(多分)←
黒い物体wwwwまさかダークマt(ry
私も料理は苦手だぜ!作れるもの?うーんとおにぎりかな←
この頃人間関係が上手くいかない件について←
- Re: この糸が千切れるまで ( No.27 )
- 日時: 2010/12/22 18:24
- 名前: 涼原夏目 ◆YtLsChMNT. (ID: m26sMeyj)
ポーちゃん
ダークマターちゃうよwwイメージは黒焦げの食p(ry
えっとね〜涼原はカップラーメンとか作れるよ←
人間関係ですかぃ……涼原も色々あるよ。良ければ話してくれない?
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17