ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 黒白ノ歴史 -静かに狂想曲は始まる-
- 日時: 2011/02/19 22:09
- 名前: 花影 ◆wNp4n0Oqx2 (ID: EHM01iHp)
- 参照: コメ要素たっぷりでごめんなさい。
作者profile>>10
始めまして。この板で書くのは初めて、花影です。
普段は二次創作に出没しています。
早速ですが、このスレのルール説明です。
①更新速度がバラバラです。しかも駄文です。
②荒らしはしないでください。迷惑です。
以上、残っくれる方だけお進みください。
【本編】
一話「神と魔。光と闇。そして混沌」
@>>2§>>3§>>4§>>7 〆(一話終了)
二話「移動 異世界 魔法使い?!」
@>>9§>>11§>>12§>>15§>>18§>>25(二話更新中)
番外編「記憶の彼方にもない忘却された記憶」
@>>26
【その他小説関係一覧】
キャラ設定表>>1
用語・武器集>>8
- Re: 黒白ノ歴史 -静かに狂想曲は始まる- ( No.12 )
- 日時: 2011/01/17 17:48
- 名前: 花影 ◆wNp4n0Oqx2 (ID: EHM01iHp)
カーカーとカラスが鳴いた。小説的表現でもなくて、実際に空でカラスは鳴いている。違うところといえば夕方じゃないことくらいだろうか。
「つか・・れたー!」
エリスは手を上に上げて伸びをした。胸元で翡翠色の光が閃く。
『そういえば二人はなぜ森の中などに?』
「「うっ」」
ラウディの質問にエリスとケインは言葉に詰まった。
「いや・・・」
「・・・・食事中にそこ行く?」
『ですけど・・・』
言葉を濁す二人を不審に思ったのか、ラウディは余計に突っ込んできた。彼らの額にはうっすら冷や汗が流れている。
『『どうしてなんですか?』』
「・・・・・・・・・わかったよ・・・・」
観念したように、エリスは呟いた。ラウディやクレアの表情が輝いて見えるのは気のせいだろうか?
「・・・・・・私たちは孤児なの」
『へっ?』
クレアから、擬似音声とは思えないような、素っ頓狂な声が出た。一気に場に白けた空気が流れる。
「いや・・・、だから孤児・・・?」
エリスが思わず疑問系で言っちゃうほどだ。
『あの・・・』
ラウディが恐る恐る手を上げた。隣では、クレアが先ほどの声を誤魔化すように髪を指に巻いている。
実際この二人はホログラムなのでそんなことをする必要性はないのだが。
『孤児ってことは孤児院にでもいたんですか?』
話を戻すようにラウディは言った。なぜ孤児院に今いないのか聞かないのは、彼女なりの優しさだろうか?
「あ〜・・・」
ケインは頭に手をやりながらもらした。言いたくない事情があるようだが・・・・・・
「ん?孤児院全焼しちゃった。因みに生き残りは、今のところ自分たちしか知らないよ?」
エリスがさらりと言ってのけた。ケインはあまりの驚きに顎が地に付いている。
『ケイン・・・。顎が抜けてますよ?』
あ、クレアが突っ込んだ。さすがに見逃せなかったようだ。ホログラムなので触れはしないのだが、直すジェスチャーをしている。
『因みに旅立ちは明日ですからね。エリス忘れないでくださいよ?』
「いまここで言うか?ラウは・・・」
顎が抜けているケインと、直せとジェスチャーしているクレアをよそ目に、ミニコントを二人はしていた。
- Re: 黒白ノ歴史 -静かに狂想曲は始まる- ( No.13 )
- 日時: 2011/01/17 19:08
- 名前: rara (ID: 9QYDPo7T)
先ほどは来て下さってアリガトです(<OwO*)— びしっwww
え!?花影sて、13歳だったんですか!!?
私もですヨ☆
てゆうか、書き方めっちゃうまいですやんw
私と同い年とは思えないほど、LV高いです!!
これからも頑張ってください♪
- Re: 黒白ノ歴史 -静かに狂想曲は始まる- ( No.14 )
- 日時: 2011/01/17 19:40
- 名前: 花影 ◆wNp4n0Oqx2 (ID: EHM01iHp)
>>raraさん
はい!13歳なんです!同い年なんですね〜。
う、上手だなんて・・・ありがとうございます!
raraさんの書き方も上手ですよ♪
読みやすくてあの文体は好きです(´`*)
これからも頑張らせていただきます(`・ω・´)
- Re: 黒白ノ歴史 -静かに狂想曲は始まる- ( No.15 )
- 日時: 2011/01/20 21:27
- 名前: 花影 ◆wNp4n0Oqx2 (ID: EHM01iHp)
「エーリース!」
ラウディの声が耳に飛び込んだ。ここ数日ずっと聞いている声。しかし、その声に一つの違いがあった。
──いつものような、機械特有の濁りがない。とても澄んでいるきれいな声だ。
「ラウ・・・」
驚きの表情を貼り付けて、エリスはラウディを見る。・・・・彼女はいつから、ラウディのことをラウと呼ぶようになったのだろうか。
「あ、やっと音声機能が直ったんです」
その言葉に彼女は首をかしげた。「直った」ということは、壊れるようなことがあった、と言うことだ。
「壊れてたってこと・・?どうして?」
「えっと・・・」
エリスの疑問にラウディは目線をそらした。ホログラムなので冷や汗が流れることは普通ないのだが、ラウディの額には冷や汗が流れている。
ずいぶんと遊び心があるようだ。
「えっと?」
ラウディのそらした目線の先に回り込んで、彼女は瞳を見つめる。
「あー・・・うぅ・・・」
彼女は小さくうめいた後──
「船で次元移動することは伝えましたよね?」
「うん」
「えと・・・。着地失敗しちゃったんです。 テヘ☆」
ラウディは自分の頭をこつんと小突く。エリスは思いもしない言葉に絶句しているようだ。わなわなと彼女の手は震えている。
「な・・・・・・っなんで・・・」
全身が震える。心なしか、拳や肩に力が入っていた。
「なんで、そう大事なことを言わないのー?!!」
怒りで彼女は爆発した。ホログラムなので触れはしないのだが、彼女はラウディにパンチを繰り出す。
ラウディも避ける必要はさらさら無いのだが、右左と体を揺らして避ける。栗色の髪が太陽の光で反射した。
──ホログラムなので反射はしないはずなのだが。
「はぁ・・・っはぁ・・・・っ」
幾ばかのパンチを繰り返した後、肩で息をしながらエリスは腕を下ろす。
「ごめんなさい・・・」
言ったと同時にエリスに睨まれた。翡翠色の瞳が細くなっている。
「それと!お願いだから敬語やめて」
「はいっ・・・じゃなかった、うんっ」
エリスに凄まれて、ラウディは肩を縮めた。エリスは納得したようで、にこやか笑顔に戻っている。
「エリスー!」
エリスとラウディの背後から、ケインの呼び声が聞こえた。
「クレアがそろそろ準備しろって〜!」
「分かった!今行くよ〜」
エリスはケインのほうへ走り出した。
- Re: 黒白ノ歴史 -静かに狂想曲は始まる- ( No.16 )
- 日時: 2011/01/20 22:18
- 名前: rara (ID: 9QYDPo7T)
来ました〜☆
ラウディ、かわいいっ!!!
「テヘ☆」とかっwwwww
少し、ギャグあり的な感じですかね???
おもしろ〜い^^
これからも、お互いガンバです♪
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