ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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黒白ノ歴史 -静かに狂想曲は始まる-
日時: 2011/02/19 22:09
名前: 花影 ◆wNp4n0Oqx2 (ID: EHM01iHp)
参照: コメ要素たっぷりでごめんなさい。

作者profile>>10
始めまして。この板で書くのは初めて、花影です。
普段は二次創作に出没しています。

早速ですが、このスレのルール説明です。
①更新速度がバラバラです。しかも駄文です。
②荒らしはしないでください。迷惑です。
以上、残っくれる方だけお進みください。



【本編】
一話「神と魔。光と闇。そして混沌」
>>2§>>3§>>4§>>7 〆(一話終了)

二話「移動 異世界 魔法使い?!」
>>9§>>11§>>12§>>15§>>18§>>25(二話更新中)


番外編「記憶の彼方にもない忘却された記憶」
>>26

【その他小説関係一覧】
キャラ設定表>>1 
用語・武器集>>8

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Re: 黒白ノ歴史 -静かに狂想曲は始まる- ( No.7 )
日時: 2011/01/13 08:58
名前: 花影 ◆wNp4n0Oqx2 (ID: EHM01iHp)

月は水面に映り淡い光で、上方からも下方からも世界を包み込む。小さな手のひらにある「ソレ」も月の光を返していた。
「わっ・・・。きれー・・」
「だろ?」
エリスの小さな呟きに、自慢げにケインは返す。ケインの手のひらにあるソレは、二つのガラスの球体だった。
一つはエリスと同じ翡翠色で、ビー玉サイズだ。首から掛けれるほどの紐が通されている。
もう一つはケインと同じ、琥珀色のビー玉サイズのモノだった。こちらは手首に掛けるほどの長さの紐が通してあった。
「私この色が良いな」
エリスは自分の瞳と同じ色のビー玉を手に取る。その瞳は、きれいなものを見つけた子供特有のキラキラした瞳だった。
二人はビー玉を空に掲げて、月の淡い光を通す。
『『始めまして、マスター』』
二人の持つビー玉に文字が浮かんだ。二人には見たこともない字だ。
驚いているが、それ以上に好奇心が勝っているのだろう。二人は軽く会釈を返す。
『私はラウディ』
翡翠色のビー玉に文字が浮かぶ。文字は読めないが声が聞こえる。
『私はクレアバイル』
こちらも琥珀色のビー玉に文字が浮かび、声が聞こえた。
『『よろしくお願いします』』
「よろしく!」
「よろしくね」
二人は笑って返事をした。
この二人は何も知らずに手に取った。その勇気や信じる心は子供特有だろう。無邪気に微笑みかけている。
そして、時にそれは弱点にも成り得る──────

Re: 黒白ノ歴史 -静かに狂想曲は始まる- ( No.8 )
日時: 2011/02/05 20:52
名前: 花影 ◆wNp4n0Oqx2 (ID: EHM01iHp)

@武器&用語集一覧
*武器詳細一覧

@ラウディ
翡翠色の球体でビー玉サイズ。首にかける程度の紐が通してある。
ホログラム投影機能がついていて、普段は人の姿をしてエリスたちのそばにいる。
ホログラムで人の姿を取るときは、栗色の髪をシュシュで束ねメイド服。
「サンライトフォール コンバート」で形態開放することが出来る。


@クレアバイル(通称:クレア)
琥珀色の球体でビー玉サイズ。手首にかける程度の紐が通してある。
ホログラム投影機能がついていて、普段は人の姿をしてケインたちのそばにいる。
ホログラムで人の姿を取るときは、金の髪をうなじの辺りでちょこんと結び、髪と同じ色のフリフリワンピースを着込んでいる。
「ムンライトフォール コンバート」で形態開放することが出来る。











@用語集
イマージェネンス:ラウディやクレアなどの魔法武器のこと。いくつかの形態にコンバートることが出来る。
コンバート:イマージェネンス形態変化のこと。
「サンライトフォール コンバート」:ラウディ形態開放呪文。頭の中で唱えると、ラウディをコンバートすることが出来る。
「ムンライトフォール コンバート」:クレアバイル形態開放呪文。頭の中で唱えると、クレアバイルをコンバートすることが出来る。
呪文:イマージェネンスを使用する際に使うもの。その言葉にはいろいろな意味が含まれている。
発動のムーブワーズ:呪文の後に唱えるもの。呪文で集めた力を解放するもの。
ロストユニバース:高い技術力を持って滅びた世界の総称。
ルテティア:ラウディや、クレアらイマージェンスを作った世界。ラウディたちの故郷。
船:世界間移動するためのもの。この技術は今のところロストユニバース以外ではできていない。

Re: 黒白ノ歴史 -静かに狂想曲は始まる- ( No.9 )
日時: 2011/01/13 16:50
名前: 花影 ◆wNp4n0Oqx2 (ID: EHM01iHp)
参照: コメ要素たっぷりでごめんなさいぃぃぃぃぃぃぃぃ

@二話「移動 異世界 魔法使い?!」


『ところで、突然で悪いのですが』
ラウディがつばが悪そうに言った。
ちなみに、彼ら二人はホログラム投影機能もあるそうで、ラウディが栗色の髪をシュシュで束ねメイド服。クレアバイルが、金の髪をうなじの辺りでちょこんと結び、髪と同じ色のフリフリワンピースを着込んでいる。大体、18くらいに見える。
「二人とも女の子だったんだねー」
エリスがしみじみと言った。ラウディとクレアは少し微笑みかけ、ありがとうございますと繰り返している。
こうしていると、姉妹のようだ。
「で──、さっき何言いかけたんだ?」
話を戻すように、ケインは口を挟む。まだ慣れていないのか、ラウディたちのほうを見ていない。きっと赤面していることだろう。
『すみません。えっと、言っても大丈夫ですか・・・?』
クレアの最後の言葉に、二人はごくりとつばを飲む。緊張しているのだろう。背筋も伸びていた。
『二人には、私たちと共に異世界へ行って欲しいんです』
「はぁ?」
今までで一番素っ頓狂な声が出た。
『やっぱ、そう思いますよね・・』
『ラウディ頑張るのよ!』
ここで情熱らしかぬ炎を燃やしているのは何だろう。
「「・・・・・・・・・」」
『『・・・・・・・・・』』
しばしの沈黙。後、沈黙を破ったのはエリスだった。
「まぁ、異世界に行くのは楽しそうだから良いとして」
「おいとくのかよ!」
ケインから鋭い突込みが入る。
「だめ?」
「いや、良いけどさ・・・」
「じゃ、話戻すけど、どうやって行くの?」
エリスの言葉にラウディとクレアは顔を見合わせ──
『説明・・・・長いですよ?』

Re: 黒白ノ歴史 -静かに狂想曲は始まる- ( No.10 )
日時: 2011/01/13 17:53
名前: 花影 ◆wNp4n0Oqx2 (ID: EHM01iHp)

作者プロフィールです。

〜profile〜
@花影/はなかげ
@13歳 @♀

@趣味
小説を書くこと。絵を描くのも好き。
@特技
・・・本を読むこと?結構早いらしいです^^;
あと、料理。お菓子もパイとか位なら楽勝。
@好きなもの
本とパソコン。甘いものも好きです(´`*)
カラムーチョとかのスナック菓子もいいなぁ・・・。
@嫌いなもの
まずいもの。まずい料理は死んでもいやじゃー!
人のことをバカにする人種も嫌い。地球上にいる人種だと、白人とか。(待て!

Re: 黒白ノ歴史 -静かに狂想曲は始まる- ( No.11 )
日時: 2011/01/15 14:41
名前: 花影 ◆wNp4n0Oqx2 (ID: EHM01iHp)

ゴクリッ・・・・
誰かが唾を飲む音がした。ケインもエリスも何故か正座をして、聞く準備をしている。
『移動方法は・・・』
「移動方法は?」
ケインがオウム返しに聞いた。
『魔法、です』
沈黙が一瞬降りる。
『あたしやラウディは人ではないことは分かっていますよね?』
二人の表情を伺い、クレアは続ける。
『あたしたちは、貴方たちの持つその球体──イマージェネンスというのですが、それの主力制御システムなのです。
このイマージェネンスは、貴方たちのところで言う魔法を扱うためのものです。そしてもう一つ。イマージェネンスはマスターしか使えない。
私だとケイン。ラウディだとエリスのことですね』
クレアは言葉を一度区切る。
『それでは魔法の使い方について説明します。
魔法を使うときは、イマージェネンスが1mほどの杖になります。その時あたしたちはホログラム投影機能を停止しますから。
そして杖の状態にする方法ですが、頭の中で呪文を唱えるだけです。杖によって呪文は変わりますよ』
「呪文?」
エリスが小さく首をかしげた。とても子供らしい動き方だ。
『はい。とても簡単なものです』
ラウディはにっこり微笑み、言葉を紡ぐ。
『私の─エリスの呪文は、「サンライトフォール コンバート」太陽の光を集めろという意味ですね』
「太陽の光かぁ・・・」
エリスはうれしそうに微笑む。口角はつりあがり、瞳は半円を描いている。
「あ、そーだ」
突然立ち上がったエリスが、全体重をかけてケインに体当たりする。
「うおわぁ??!エリス」
ケインは顔からこけた。顔は土だらけになり、ちょっとかわいそうだ。
「呪文なーに?」
「教えない」
「えー!!」
エリスの叫びはこだました。


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