ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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彼女日記。
日時: 2011/01/11 19:01
名前: 氷兎 (ID: 8hgpVngW)






愛って面白いと思う。




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Re: 彼女日記。 ( No.29 )
日時: 2011/01/19 15:34
名前: アキラ (ID: STEmBwbT)
参照: http://yaplog.jp/akirahayate/

やっぱり小学生って、何か特別な子がいると敵視するもんですよね。
ていうか、学級委員長何やってんだオラ。
飛び降りちゃいましたけど、歓喜だって言ってますね。
おおう、心理描写が上手い。

Re: 彼女日記。 ( No.30 )
日時: 2011/01/19 19:42
名前: Aerith ◆E6jWURZ/tw (ID: hQNiL0LO)
参照: http://ameblo.jp/ff7-perfume-love-y

荒らしじゃないですけど、ぶっちゃけラリってますよね、主人k(殴&蹴&斬&起爆&プレス←


つ、強い・・・。


死んじゃいます、氷兎さんの文才強すぎて。わたしなんか。
わたしなんか死んじゃう〜〜〜〜!!←

Re: 彼女日記。 ( No.31 )
日時: 2011/01/19 21:46
名前: 氷兎 (ID: 8hgpVngW)

Dear⇒アキラさん


ですよね。
かわいい子とかを誰彼構わず「ブリっ子」とか言ったりね。 ←例えが現実的すぎる

学級委員長、クラスの為に貢献しようや(-"-)
ようやく出したかった少女ハヤミですが。 なんか……キャラクター増えるなあ……



Dear⇒Aerith様


ラリってる、かな?うぬぬ。
結構七瀬はアタシの中では普通なんだけど!小説考える時はいつもこんなキャラ出てくるしっ。

し……死なないで下さいっ!



Dear⇒皆様


>>28の保留取りました。

    サエキ
因みに佐伯 ハヤミの『左右の長さが違う』というのは、
右がショート、左がロングです。 まあ不思議。
因みにハヤミの漢字表記は『早己』です。

Re: 彼女日記。 ( No.32 )
日時: 2011/01/22 19:12
名前: 氷兎 (ID: 8hgpVngW)




ハヤミは窓から入ってきて僕が寝ているベッドの傍にある椅子に座った。
ニコニコ微笑んでいて、その笑みは老若男女問わず魅了してしまうほどだった。

「ふひゃひゃひゃ」
「どうしたの、そんなに笑って」
「んーん。 ナナセが、ここにいるんだもの、楽しくなるの!」

ハヤミは僕の首に手を回してくる。
すると首筋に鈍い痛みが走った。

「痛っ」
「およ、痛かった?すまぬすまぬー」

ハヤミが手を膝に戻した。
爪を見ると、明らかに何ヶ月間も切ってないだろうと容易に想像できるほど長い爪だった。
痛いわけだ。

「それにしても、何でここにいるの?」
「ハヤミに会いたかったからだよ」
「ハヤミも会いたかったのっ」

僕の膝の上に寝そべってきた。
ハヤミはいきなりハッとして、顔がコレ以上ないくらい緩んできた。

「ふひゃひゃ、あのねー、ナナセに聞きたい事と、言いたい事があるの!」
「うん?」

ハヤミは人差し指と中指を立てて「2」を示してくる。
でもそれだけで意味が分かるはずもなく僕は小首をかしげた。

「まずひとーつ、なの!」

中指を折って、「1」を示す。
……はずなのに薬指が立って「3」が示される。

「ナナセはナナセだけど、ナナセではありませーんなの!」
「……うん」

僕は首を縦に振って肯定を示す。

「ナナセがハヤミを本当に愛してるのならハヤミに正しいお名前を言うべきなの!」
「うーん、だめ!」
「何でなの!」

即効で返事が返ってきた。

「だってねー」
「だってじゃないのーっ!ナナセには教える義務があるの!絶対なの!」
「えーっ?」

僕は一心拍置いて答える。

「……僕の、名前は、七」

ガラッと勢い良くドアが開けられ、誰かが入ってきた。
勿論その音は僕の声より大きくて僕の声はかき消された。
ハヤミはそのドアの方を向いて睨みを利かせている。

「佐伯!病室脱走しない!何回言わせるのっ!?」
「……ミズみそーじ、何の御用ですかなの。 ハヤミは今らびゅらびゅしてたの!邪魔すんななの!」
「三十路じゃねー!全っ然ちげー!あのねぇ、わたしはまだハタチだから!ピッチピチだから!」
「ビッチビチの間違いなの!絶対前世はお魚なのーっ!」

途中から意味不明な会話になってきている。
多分僕の病室から去った後、ハヤミの声が聞こえて引き返してきたんだろう。
先生は未だハヤミとの口論を続けている。

「先生。 素が出てます、僕の時の対応と全然違います。 あと、老けてます」
「老けてないっ!もう、あんたらは何がしたいの!」

先生はそう言って寝そべっているハヤミの腰を抱きかかえて連れて行こうとする。
ハヤミは壁とドアの淵を持って僕の病室から離れまいとしている。

「もひとつ!もひとつ!あのね、ハヤミにいもーとが出来たの!」
「いもーと?」
「そなの!いもーとなのーっ!でもね、全然似てな」
「はい、帰る!帰るよ佐伯!」

先生はハヤミの右の手を壁から外し、連れ去っていく。
ハヤミの叫び声と先生の怒鳴り声が廊下から響いてくる。

「ナナセ、だよ。 僕の名前はナナセだよ。 違うよ。 ナナセじゃないよ」

僕は独り言を言う。
言っても誰も何も突っ込んでくれないので悲しいのだが。

「僕の、名前か」

僕は窓の外の太陽に照らされた高層ビルを見つめ、言う。

「そんなのどっちでもいーじゃん。 僕は、ナナセなんだから」

ベッドの背に貼られた名前のプレートをケースから抜き取り、ゴミ箱に放り込む。

「ナーイスコントロール」

自画自賛。

「ヒマだねぇ。 そんでもって、平和だねぇ」

我ながらジジ臭いと思う。
ここでお茶があれば最高なのに、と思った辺りとか。

「ハヤミは、僕の全てだから。 〝ハヤミ〟は、〝ナナセ〟の全てなんだからさ」





Re: 彼女日記。 ( No.33 )
日時: 2011/01/25 15:12
名前: アキラ (ID: STEmBwbT)

爪長いと相手を傷つけるからちゃんと切れって言われました。
……どうでもいいですね笑

喋り方が独特ですね。
「〜なの!」←可愛い口調だな、おい!


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