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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 鏡の塔の少女
- 日時: 2014/04/01 16:17
- 名前: 羅螺 (ID: gIDLNLr/)
ロック
- Re: 鏡の塔の少女 ( No.1 )
- 日時: 2011/02/12 19:17
- 名前: 羅螺 (ID: 9QYDPo7T)
* プロローグ *
此処はどこ・・・?
私は誰なの・・・・・?
目が覚めると私は記憶を失っていた——————。
自分が誰だか分からない。
真っ暗な見知らぬ場所。
一人取り残された私。
出口なんかどこにもない。
私はどうやって生きていけばいいの—————?
- Re: 鏡の塔の少女 ( No.2 )
- 日時: 2011/02/12 19:52
- 名前: 羅螺 (ID: 9QYDPo7T)
* 登場人物 *
○メルカ(Meruka)
鏡の塔に閉じ込められた少女。記憶を失っている。
○キリカ(Kirika)
メルカの双子の妹。王女の座を貰いたいがために姉を鏡の塔に閉じ込めた。
- Re: 鏡の塔の少女 ( No.3 )
- 日時: 2011/02/13 10:10
- 名前: 羅螺 (ID: 9QYDPo7T)
* 1話 *
此処はどこ・・・?
私はふと目を覚ました。
「何も見えない・・・」
目が覚めたばかりで何も見えない。
(でもなぜ私がこんな所にいるのかな・・・・・?)
そのとき、
私の後頭部に激痛が走った。
「痛いっ・・・!」
そう言って後頭部をそっと触ってみると、生温い液体がついた。
鉄の生臭い臭い・・・
目が慣れてきた私は月の光が当たっているベッドに腰をかけて恐る恐る手を翳した。
「血だっ・・!!!」
でも何故か驚かなかった。
しかしどうして血が出ているのだろう・・・・・
私は一体誰なのだろう・・
そして、何をされたのだろう————。
思い出そうとしても思い出せない。
ただ、記憶に残っているのは妹がいたという事。
双子の妹・・・
キリカ—————
それ以外は覚えていない。
自分の名前も知らない。
自分の身分も知らない。
全部ワカラナイ・・・・・・
そして私は辺りを見回す。
壁には全面、鏡が取り付けてあった。
凄く不気味な鏡。
私が何人も映っている・・・・・?
「これがワタシ・・・?」
私はただ、鏡を見つめるだけだった—————。
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