ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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悪魔の笑う夜に (完結しました!)
日時: 2011/02/22 22:37
名前: 玖龍 ◆7iyjK8Ih4Y (ID: 3HjnwYLE)
参照: すみません、間違えてコメディ・ライトに登録しました。

クリックァリガト—(w>ω<w)—ゥッ☆
(*・∀・)おはつです(*_ _)ペコリ
あ、お久しぶりかな?
玖龍です、ヤホーi(殴w

注意事項でぃ(*´Д`)↓

○更新亀より遅くね?もっと早く。
○神文が読みたいんだが
○荒らしにきたZE★
○流血とか怖ぁ マジ無理〜
↑に当てはまった方ぁー、今すぐバックで〆(・ω・`*)

何何?前置きが長い?
失礼いたしましたw
でわ、ぼちぼち始めますねーヾ(´▽`*;)ゝ"

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Re: 悪魔の笑う夜に ( No.4 )
日時: 2011/02/17 20:11
名前: 玖龍 ◆7iyjK8Ih4Y (ID: 3HjnwYLE)

#3


—キーンコーンカーンコーン—

チャイムが鳴る寸前、教室にスライリング!
よし、セーフ。

「はよっす、正博ー。ギリギリだったなー」
「おぉ、ギリギリセーフ!勝った!!」

俺は前の席の翔也と話しながら席に着いた。

「おはよう。ホームルームはじめっぞー」

ぶっとい声が聞こえる。
後ろを向いていた翔也も前を向いた。

「〜〜〜、〜〜〜」

早速別世界に旅立つ。
俺は魔法とかの空想が好きなんだ。
あまりいいことではないが。

空想をめぐらせていると、時は風のように速くなる。

—キーンコーンカーンコーン—

お、これは2時間目終了のチャイムか。
よし、休み時間だ。

といっても、特にすることもなく、ずっと翔也と喋ってるんだが。

「なぁ、今朝ニュース見た?」

いつものように翔也が話しかけてくる。

「見てない。今日のスライリング見たろ?」
「あぁ、そうかそうか。で、その内容なんだがな」

少し強張った表情になって翔也が言った。

「中年のオヤジが6人、殺害されたらしい」
「なんだ、そんなことか」

「そんなことじゃないんだ。全員、心臓をとられていたらしい。」
「うわ、エグいな」
「怖くねぇかぁ?(笑」

笑い話だったが、これが自分に大きな関係があるのを知るのは、まだ先の出来事だ——。



Re: 悪魔の笑う夜に ( No.5 )
日時: 2011/02/17 22:14
名前: 玖龍 ◆7iyjK8Ih4Y (ID: 3HjnwYLE)

#4


烏がないて、夕暮れの空へ飛び立った。

今日も学校が終わった。
楽しかったような、つまらなかったような。

まぁ、いつも肩が軽くなったと感じる。

遠くに我が家が見える。
菫色の壁に、茶色いレンガ。
俺はそんなに可愛いものには興味はないが、
優希はすごく気に入ってるらしい。

「ただいまー」


…あれ?返事がない。
出かけてるのか?

そう思って床に眼を落とすと、床は赤く染まっていた。

「おい…、嘘だろ…?」

床には、心臓がえぐりとられた両親の死体と、

口元についた血をぬぐう、優希だった。


「あぁ、おかえり。」


俺の意識はここまでしかなかった。

Re: 悪魔の笑う夜に ( No.6 )
日時: 2011/02/17 22:43
名前: 玖龍 ◆7iyjK8Ih4Y (ID: 3HjnwYLE)

#5



「あぁ、お前、喰ったんだな」
「ええ。お腹がすいたものですから。…名前で呼んでくださる?」

「すまない、ラン。お前、両親でさえも喰えるのか。すごいな」
「名前で呼べって…」

下にはランと俺、いや、優希と正博の両親の死体。
いい光景だ。

「さぁ、キル。狩りにでも出かけましょうか」
「あぁ」

俺は今日も人を狩る。
人を殺めるととで、その相手の残りの寿命を奪い、
我が命の寿命に蓄える。

悪魔は、そうやって生きないと腹が満たされないのだ。

悪魔というものは、なかなか厄介な物だ。
まず、人に乗り移らないと動くことができない。

だから、俺は正博に、ランは優希に乗り移っている。

いや、乗り移るという表現はあっていないか。
俺達は霊ではない。身体を借りるだけだ。
まぁ、人を殺めた罪は、乗り移った人間に被るがな。

「ねぇ、さっき正博さんに見られましたよ、私」

紅い翼を羽ばたかせながらランが言った。

「別に問題ないだろう。俺が消しておく、その記憶」



俺達は、この日計14人狩った。

Re: 悪魔の笑う夜に ( No.7 )
日時: 2011/02/18 19:25
名前: 玖龍 ◆7iyjK8Ih4Y (ID: 3HjnwYLE)

人物紹介でも!


桐嶋 正博/kirisima masahiro

13歳 男 主人公
どこにでもいる普通の中学生。
善の心を持つ。


桐嶋 優希/kirisima yuuki

11歳 女 主人公の妹
明るく可愛いが、怖いところもある。


ルージュ・キル/ru-ju kiru

    男 悪魔
正博にとりつく悪魔。


クルス・ラン/kurusu ran

    女 悪魔
優希にとりつく悪魔。


ヘ(゜∀゜*)ノ*:.。..。.:*ヽ(*゜∀゜)ノ*:.。..。.:*ヘ(゜∀゜*)ノ*:.。..。.:*ヽ(*゜∀゜)ノ
えー、キルとランの名前は適当です(
す、スルーの方向で・・・・;

Re: 悪魔の笑う夜に ( No.8 )
日時: 2011/02/18 22:45
名前: 玖龍 ◆7iyjK8Ih4Y (ID: 3HjnwYLE)

#6


「またか…」


珍しく早起きした俺は、
妹の手料理を食べながらニュースを見ていた。


『えー、今回は14人の被害者が出て、全員心臓をえぐりとられていたそうです。この前の6人の被害者も含め、同一犯と見て警察は捜査を続けています』


「なんか嫌な話だね。怖いし…」


優希がつぶやく。

20人も同じ方法で殺したなんて、
なかなかタチの悪い犯人だ。

少し考え始めたそのとき、玄関でチャイムが鳴った。

誰だろう、こんな時間に。
あぁ、きっと近所の人だろう。
両親がいなくなって、心配して来てくれたりする。


「は〜い」

優希が扉を開ける。
扉の前に立っていたのは、近所のおばさんではなく、
警察 だった。


3人の警察官は、銃を構えて言った。

「動くな。桐谷正博、桐谷優希、殺人容疑で逮捕する」

「「え?」」

警察は、俺たちの話も聞かず、手錠をかけた。


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