届かぬ想い　〜あなたに会えてよかった〜 | ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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届かぬ想い　〜あなたに会えてよかった〜: 日時： 2011/02/28 16:52; 名前： yua （ID: FMKR4.uV）; 〜プロローグ〜

　かなわない、恋だった。

　わかっているのに、いつもあなたを目で追っている私。

　もうこれ以上、私を惑わさせないでください・・・

Re: 届かぬ想い　〜あなたに会えてよかった〜 ( No.7 ): 日時： 2011/03/14 16:32; 名前： yua （ID: uy/J9.EF）; みどりは悠樹の顔を見たとたん、ほおが少し熱くなった。みどりは悠樹に一目惚れしてしまったのだ。口をぱくぱくさせて話そうとするが、声が出ない。必死でしゃべろうと口を動かせていると、悠樹はくすっと笑ってみどりの腕をつかみ、走り出した。

「ちょっ、な、なにす・・・あ　声でた」

「キミも遅刻でしょ？僕も同じなんだ。っと・・・今からだと約２０分　
　くらいかな」

「な、なにが・・・きゃっ！」

そこでみどりは猫を踏みそうになり、バランスを崩してこけてしまった。膝からは血がでている。

「いった・・・あ・・・い、いいですからっ先に行っててください。大

　丈夫です・・・ってええっ？！！」

悠樹はみどりを無視してみどりを抱き上げ、また走りだした。

Re: 届かぬ想い　〜あなたに会えてよかった〜 ( No.8 ): 日時： 2011/03/15 17:06; 名前： yua （ID: uy/J9.EF）; 「みどり、遅いなぁ・・・ウチら１年迎えなあかんのに、送る側が遅刻

　してどうすんねん・・・小学校の卒業式も遅刻しとったのに、まった

　く、懲りひんやっちゃなぁ・・・」

みどりの親友、倉崎麻衣子（くらさき　まいこ）は、みどりが来るのをまだかと待っていた。麻衣子は、みどりの幼なじみで、みどりのことは何でも知っている。そう、親よりもと言ってもいいほどだ。

Re: 届かぬ想い　〜あなたに会えてよかった〜 ( No.9 ): 日時： 2011/03/15 19:50; 名前： misako （ID: ldN9usvX）; 参照： http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode; がんばれよｗｗ

Re: 届かぬ想い　〜あなたに会えてよかった〜 ( No.10 ): 日時： 2011/03/16 15:39; 名前： yua （ID: uy/J9.EF）; 麻衣子のおもしろいところは、関西弁のところだ。祖母が大阪の出身で代々たこ焼き屋をしているらしく、麻衣子も昔からたこ焼き屋を継ごうと思っているそうだ。

「え〜・・・こほんっ・・・まことに申し訳ありませぬが、生徒会長の
　
　ご挨拶は、また後日いただくことに・・・」

校長があわてて言うと、会場は「ええ〜？」という声であふれた。

「どういうことだよ！！うちの息子は生徒会長の声が聞きたいといって

　いるのにだぞ？！！」

「ふざけるな！！はやく責任者をだせ！！」

「み、みなさん落ち着いて・・・」

「落ち着いてられるかよ！！」

「どうなってんだ！この学校は！！」

「どうもなってないやろぉが！！！」

いきなり入り口から怒声がふっとんできた。みんながふりむくと、そこには、みどりと悠樹がはあはあいいながら立っていた。

「な、なんだこいつは・・・」

「あたしは・・・美森中学校の生徒会長や！！」

Re: 届かぬ想い　〜あなたに会えてよかった〜 ( No.11 ): 日時： 2011/03/18 16:54; 名前： yua （ID: uy/J9.EF）; 「ちょっ・・・みどり？！何言って・・・」

「おまえが生徒会長か！！何やってんだ！！！」

「そうだそうだ！！いつまで待たせる気だ！！！」

「違う！その子は生徒会長じゃない！！」

今度は悠樹が叫んだ。みんな一斉に振り返る。

「ど・・・どういうことだっ」

「僕が・・・僕が本当の生徒会長だ！！」