ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- ワタシとアナタ。
- 日時: 2011/03/25 23:59
- 名前: 葵 (ID: LR1GMCO/)
- 参照: 貴女が死んでも,私は泣けない。
初めまして。
シリアス・ダーク小説に来たのは初めてですので,ご指摘お願いします。
書き方とか,色々…
あと,コメくれたら私嬉しくて今なら泣けます,いや,マジです(((真顔
では,荒らしと宣伝と私が嫌いな方以外は下にどうぞ。
▼本編
一個 >>001.>>002.>>003.>>006.>>007.>>008.>>009.>>018.>>023
▼お客様
N2様・銀弧様・稚瑠.(*´ω`*) 様・ハルナ様
本編へどうぞ。
- Re: ワタシとアナタ。 ( No.22 )
- 日時: 2011/03/23 13:01
- 名前: 葵 (ID: GSWgO850)
はい,お互い頑張りましょう^^
- Re: ワタシとアナタ。 ( No.23 )
- 日時: 2011/03/24 11:27
- 名前: 葵 ◆ufwYWRNgSQ (ID: Ih1KNt1L)
嗚呼,“心臓狩り”は私の全てを奪うつもりなのだろうか?
只でさえ何も無い私から,此れ以上何を奪えると言うのだろうか?
普通の家族なるものは,とうの昔に失った。
愛美も失い,私はもう零地点に戻ったに等しいと言うのに。
「お母さんを失ったら………私はどうすれば良いんですか,深夜さん……」
深夜さんは悲しげに表情を歪ませる。
私はもう,分からない。
愛美を失って,更にお母さんを失ってしまったら。
もう……生きる希望すら失ってしまう。
「兎に角,急いでお母さんを探しに行こう? な? 仕事場は分かるよね?」
「うん……うん…」
私達は家を出て,お母さんの仕事場へと急いだ。
本当の“大切な人”が誰か,私は理解出来ていなかったけれど。
———————————
「深夜さん,此れ以上スピード出ないんですか!?」
「警察官が速度超したら駄目なんだよ! しかも仕事の時間内じゃないからね! 仕事の時間内なら行けるんだけどね!」
なんて言いながら,深夜さんはハンドルを回した。
信号が黄色で点滅しているというのに,随分と派手な警察官だ。
口ではまともな事を言うくせに,行動は一切反面している。
バレてしまったらどうすると言うのだろうか?
まぁ,私には余り関係の無い事なのだが。
其れに深夜さん自身が行っているのだし,良いんだろう。
「あ,其処,左です!」
「了解ッ!」
深夜さんは思い切りハンドルを切り,車が事故を起こす時にありがちな音を出しながら,凄い勢いで左に曲がる。
シートベルトを付けていたから良かったものの,付けていなければ今頃はガラスに向かって飛び込んでいただろう。
けれど,今はそんな事どうだって良い。
お母さんの安否。
其れだけを知る為に,私達は今こうして,夜に車で爆走しているのだから。
深夜さんには感謝したい。
私一人なら,絶対に此処までは来られなかった。
本当に,優しい人。
___〜♪
瞬間,聞き慣れた着信音。
ディスプレイには「お母さん」の四文字。
急いで携帯を開き,電話に出る。
「お母さんッ!?」
『な,何? どうかしたの? メールと着信がいっぱいあるんだけど………何か緊急の連絡?』
「……ううん,無事なら良いの。ありがとう,じゃ…」
『ちょ……雛ぎッ』
半ば無理矢理電話を切り,携帯の電源を消す。
いきなり溜め息が漏れるが,安堵の為だと理解したのか,深夜さんもにこやかに微笑む。
良かった,本当に。
…………なら,誰が危険な目に遭うと…?
私以外の,私が大切だと思う人………。
…駄目。
全然分からない。
「雛菊ちゃん,無事……だった?」
「………はい。ありがとうございます。深夜さんがいてくれて,凄く楽になりました」
「え? あ,あぁ…………なんか,照れるね。今まで貶されてばかりだったからさ」
ふふ,と柔らかく深夜さんが笑った瞬間。
光が私達を照らした。
眩しさの余り,思わず手で目を覆い隠した。
あれ………おかしいな。
どうして私達が照らされているんだろう?
___キキキキーッ!
漫画なんかでありがちな,此の音。
辺りの人達が叫んでる。
ガラスが割れて目の前が赤く染まり,黒くなる。
痛い………ッ!?
目を開けていられない……!
深夜さん,深夜さんは!?
「深夜…さ,ん!?」
「雛菊……ちゃ………?」
私の膝辺りで声がした。
深夜さんの姿は余り認識出来ないけれど,声が弱々しい事から,怪我をしているのだと理解する。
「……嗚呼,ごめ……んね…目に……怪我を…」
「そんな事は別に構いません………深夜さん……貴方は今どうなって…」
辺りにいた野次馬だろうか。
誰かが駆けて来る音がした。
「大丈夫か……って,うわ! 兄ちゃん大丈夫か!? 気をしっかり保てよ! 姉ちゃんも目…ッ!」
「私は……私は平気です! 深夜さん…彼を,よろしくお願いします…ッ」
___だから言ったでしょ?___
憂の声がした。
答える気力すら,しなかった。
目が痛む。
___私に近付くと……大切な人が傷付くって…___
意識が微睡む。
___私ね……………嗚呼,もう…………___
嗚呼,もう声すら聞こえないよ………。
本当に憂…貴女なの…?
- Re: ワタシとアナタ。 ( No.24 )
- 日時: 2011/03/25 20:59
- 名前: ハルナ (ID: OqJDBjCZ)
初めまして☆ ハルナといいます。
いつも見させてもらってます。
なかなかミステリアスですね!!
私、かなり好きです( v^-゜)
今後も続きを楽しみにしています☆
- Re: ワタシとアナタ。 ( No.25 )
- 日時: 2011/03/25 21:11
- 名前: 葵 ◆ufwYWRNgSQ (ID: LR1GMCO/)
ハルナ様、ありがとうございます♪
はい、頑張らせて頂きます!
- Re: ワタシとアナタ。 ( No.26 )
- 日時: 2011/03/25 23:56
- 名前: 葵 ◆ufwYWRNgSQ (ID: LR1GMCO/)
- 参照: http://www.kakiko.cc/bbs2/index.cgi?mode=view2&f=5231&no=33
URLに通じれば、書いて頂いた此の小説のイメソンに飛びます!
素晴らしいですよ!?
是非、見て下さい!