ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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世界人口減少計画と拳銃 100参照突破致しました
日時: 2011/03/31 01:37
名前: 啓太 (ID: 6xS.mLQu)

初めまして!

シリアス・ダークで小説を書くのは初めてです♪
色々ぐだぐだした感じになってますが、宜しくお願いします(笑)
題名の通りな感じに進めますが、「拳銃」でますww

*「何、この物語、つまらない」⇒お帰り願います

*荒らし・中傷⇒お帰り願います

*物語にアドバイス&コメント⇒大歓迎っ♪

*プロローグ*
郵便受けを開けると、封筒が1つ、手紙が一枚入っていた。
封筒の宛先は「桜井 悠太」僕の名前だ。
手紙には、意味不明な文字が書かれていた。正直読めない。

「何だ・・・?これ?」

封筒を開けてみる。中には、1つ、いや、一丁の拳銃が入っていた。

その日から、「世界人口減少計画」が始まっていたのだ。

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Re: 世界人口減少計画と拳銃 ( No.11 )
日時: 2011/03/24 21:01
名前: 啓太 (ID: 6xS.mLQu)

D-4ーC様>

凄くもないし書くのも上手くないですっ!!!

有難うございますw
続きも頑張って書きますので、応援宜しくお願いします(^^*

コメント有難うございました*

Re: 世界人口減少計画と拳銃 ( No.12 )
日時: 2011/03/25 01:48
名前: 啓太 (ID: 6xS.mLQu)

*10*

「そ、そうなんだ・・・。」

何も言えない。というか、言いたくない。
一目散にこの教室を出たいところだが、それも不自然だ。いきなり相手の武器が分かった上で逃げるのは、ルール違反な気がする。
いや、ただのプライドか。どっちにしろ、逃げれない状況だ。

「優しいのっ!菅原君、何かあったら助けてくれるって!」

倉田の頭の上には、ハートマークがいっぱい出ている。好きなのか?菅原が。
というか、途中で殺されるというコトを考えなかったのか。大丈夫か?頭が。

「助けてくれって、君が言ってきたんだろ。女の子を1人にはできないし・・・。」

少し安心した。そういう少しの優しさがある奴は、あまり人をむやみに殺さないと思う。
倉田も殺しそうにないし。第一女子が縄で人を殺すのには無理があると思う。相手が男の場合は。

「ま、俺一応2人殺してるんだけどね・・・。」

・・・え・・?・・・何だって?いきなり何を言い出すんだ菅谷、じゃなくて菅原。
混乱したせいで名前間違えちゃったよ。え、殺っちゃったのか・・・?

「瀬田と、福岡を・・・、ね。」

「マ、マジで・・・。瀬田と福岡って、お前の大親友じゃ・・・。」

「瀬田が俺のコトを殺そうとしたんだ。大親友なのに、金に目が眩んでさ。
福岡は助けようとしてくれたけど、間違って俺が・・・。」

「そ、そうなんだ・・・。」

瀬田が菅原を殺そうとしたなんて・・・。福岡は、ほとんど犠牲だろう。
仲間を守る為だったのに、多分菅原が撃ってしまったのだ。

「・・・、私はまだ誰も殺してない。誰にも、死んでほしくないもの。」

何て偉いんだ倉田。それでこそ学級委員だっ。
一応、学級委員は2人いて、美鈴と倉田だ。美鈴が一方的に誘っていたけど、今となっては、って感じ。

菅原は結構大人しめで地味だが、顔が恰好良い為モテる。背もすらっと高く、僕でさえたまに恰好良いと思う。
倉田は今風の女の子って感じだ。喋り方以外。何故か喋り方は今風じゃない。
語尾が長くないし、ぶりっ子感が1%も感じられない。
神埼と正反対の喋り方だ。・・・・・・、神埼・・・・・・。

「僕は、神埼と家に入ってきた男を・・・。」

「えっ!?神埼殺しちゃったのっ!?」

「こ、殺しちゃったんだ・・・。」

2人共、驚いた表情をみせる。何かおかしいコトを言ったか・・・?
別に、変なコトは・・・。

「海斗が殺されたんだ。神埼に。おまけに武器まで隠してた。
本当は毒だったのに、自分の武器は金属バットだって言ってさ。」

「へぇ。そうだったんだ。神埼、お前のコト好きだったのに。」

「そうそう、アピールも半端なかったじゃん。」

「・・・?え・・・!?」

そっ、そうなの・・・?僕のコト好きだったの?神埼。
確かに昨日可愛いとか思って気になっちゃってたけど、殺しちゃって・・・。
惜しいコトしたかな・・・?いや、人殺しに惜しいもへったくれもないか。

バンッ!!!

「!?」

3人とも、急すぎて吃驚する。
何だ今の・・・?銃声・・・だよな・・・。

「ちょっと、2人共静かにして。外みてみる。」

2人は頷き、後ろの方へ後ずさる。
扉を開け、そーっと覗いてみる。向こうの角で、人が2人いる。
1人は倒れていて、もう一人は拳銃を持っていた。

(だっ、誰だ・・・!?)

よくみると、倒れているのは美鈴だった。

(!!!!!?)

美鈴っ!?あの様子じゃ死んでいる。もうぐったりしていた。
こ、殺したのは誰だっ!?

僕はそーっと上をみる。
拳銃を持っていたのは・・・。

















川谷だった。

Re: 世界人口減少計画と拳銃 ( No.13 )
日時: 2011/03/25 18:58
名前: 啓太 (ID: 6xS.mLQu)

*11*

まっ、待て。一旦落ち着くんだっ。

もう一度みる。何回みても川谷だった。あの明るい性格からは考えられない程の真剣な顔。
いや、真剣というより怯えた・・・?

「どうも、これで俺には1000万の金が入る。」

誰かが川谷に言っている。誰・・・だ?
角が邪魔でよくみえない。誰なんだよ・・・。俺というコトは男だろうが。
誰かの意思のようだ。それで、川谷が脅されて、仕方なく・・・。そう思いたい。

まず扉を閉めて、後ろのロッカーへ避難した。
菅原は物置の中、倉田も物置の奥に隠れていた。

足音が響く。僕はロッカーの中だからよくきこえない。
でも、殺気は感じた。ヤバい。いくら親友でも殺されてしまう。
教室の前で、声がした。

「じゃあ、この教室調べとけ。俺は向こうの教室を調べる。」

「あぁ、分かった。」

どうやら川谷はこの教室のようだ。
ガラッと扉が開く。僕の心臓は破裂寸前だった。

コツコツと足音が鳴る。ガチャリ、物置が開いたようだった。

「うっ、やっやめろぉーっ!!」

菅原の声。僕はもう泣きたかった。

グサッという音。倉田の悲鳴。荒い息遣い。
何なんだよ、もう。

「他に、いるかな・・・?」

足音がこっちに近付く。倉田も・・・、殺されたのか?
みえないのがもどかしいが、出たら殺される。

ロッカーの前で、足音が止まる。終わった・・・。
いままでの人生、楽しかったかなぁ、走馬灯のように蘇る。

ガタッ

とうとうロッカーが開いた。終わった。もう、何もかも終わった。
川谷とか、小学校からの中だった。小さくて、弱くて。いつもいじめられていた僕を助けてくれたのが川谷だった。
それから仲良くなって、次第に色んな友達ができた。
あのキャラにも助けてもらったし、今までクラスもずっと一緒だった。

コイツになら、殺されてもいいかもしれない。
昨日、殺しが楽しいと芽生えてしまった僕が駄目だったんだ。

「こ、殺してもいいよ。川谷・・・。」

「・・・・・けねーだろ。」

「えっ?」

ガタンッ

大きな音がロッカー内に響き渡る。耳の奥までじぃーんと響き、僕は耳を塞いだ。
なっ、何だっ!?僕、死んでないのかっ!?

「どうだ、何人殺した?」

男の声。

「2人殺した。2000万だ。それ以外は誰もいなかった。」

「そうか、じゃあ、一緒に行こう。」

2人の足音が遠のいていく。僕、助かったのか・・・?

「川谷・・・。」

ちょっと涙が出た。川谷は、僕を殺さなかった。
死んでない、殺されてない。一言だけど、とてつもなく大きな言葉だ。

川谷は、まだ僕を親友と思ってくれていた・・・?

僕は、その日ロッカーの中で泣き続けた。

Re: 世界人口減少計画と拳銃 ( No.14 )
日時: 2011/03/26 01:38
名前: 啓太 (ID: 6xS.mLQu)

*12*

「お前、川谷・・・?」

突然俺の名前を呼んだ、1人の男。
総理んトコ行った後に出会ったから、一瞬総理の下にいる奴かと思ったが、誰だ・・・?

「あっ、お前隣のクラスの途重じゃん!」

「途重 健斗」隣のクラスにいる奴で、喧嘩や乱闘事件ばっか起こしてた奴。
それでも、顔は良いから女子の目の保養になってたよーな・・・?
クラスでも、結構イケメンとか恰好良いとか言われてたし・・・。

「で、何か用?引き止めただけ?」

「いや、今総理の所に行ってたでしょ?」

「?うん、行ってたけど?」

「1000万、くれよ。」

!?
いきなり何だコイツ。人の金をパクろうってか?

「いや、一応これは悠太のなんだ・・・。」

「へー、桜井君殺しちゃったんだ。まあ、アイツはちょっと殺りそうとは思ったけど・・・。」

「悠太のコトを悪く言うんじゃねーよっ!!!」

「ぁあ?」

しっ、しまった。コイツ、喧嘩強いんだ。今の返事も絶対「何言ってんだよ」みたいな感じになる!!
こ、殺されかねない・・・。逃げるかっ。

「お前、良い奴だな。友達の為に俺でもキレるとか・・・。」

「あっ、あーどうも・・・。」

褒められてるの?何か怖いよっもうっ!!

「ま、一旦話を戻そう。その金、俺に頂戴?どうせお前の金になるはずだったんだろ?
なら、いいじゃないか。」

「えっ、でも・・・。」

「従え。」

いきなり、頭にひやりと冷たい物があたった。何だ・・・?
脳内でプチパニックを起こす。

「俺の武器、マシンガンだぜ?しかも2つ。俺って運良いだろ?
ま、俺の親父が総理の下についてる大臣みたいな奴だからだと思うがよ。」

こっ、こういう時の適切な判断は何だっ!?金を譲るのかっ!?譲ってしまうのかっ!?

「もれなく、俺に1000万くれたらマシンガン1つやるよ。
それに、俺の部下にしてやる。」

何て上から目線。でも、従った方が良いよな・・・?

「あー、じゃあやるよ。」

俺は鞄から1000万円取り出す。途重は微笑んだ。
俺はマシンガンを手に入れる。そしてこの場から去ろう。

「どーも、じゃあ、行くぞ。」

「えっ!?何が・・・。」

「だから、俺の部下にしてやるって言ったでしょ?一緒に人殺して、金儲けしようぜっ。」

「・・・、うん。」

そしてその日は12人も殺した。まあ、俺は2人しか殺していないが。
問題は次の日だった。

二日目。全然楽しくない朝。皆死んだかのような静かさが、とても胸を痛めた。
総理は、何がしたいんだ・・・?

「よし、今日は学校に行くぞ。」

「あ、ああ。」

俺はもうコイツの奴隷かよ。がっかりな奴だな。





階段を上り2階、いきなり山口を発見した。
マジかよ・・・。殺したくないのに・・・。

「あっ、川谷君っ!」

こっちに寄ってくる。俺は後ろに手をやりマシンガンを取り出す。

バンッ

やってしまった。もう罪悪感も何もないよ・・・。

「じゃあ、この教室調べとけ。俺は向こうの教室を調べる。」

「あぁ、分かった。」

適当に返事を交わし、自分の教室に入る。
小さかったが、「ひぃっ」という声がしたのを見逃さなかった。
俺は物置に向かい、扉を開ける。

目の前には銃を持った菅原。コイツ、武器銃だったのか。
俺はマシンガンでまず肩を撃った。菅原が銃を落とす。そしてナイフで胸を刺した。
奥には倉田もいたようで、俺は倉田も撃った。一撃死亡。悲しいが、涙は出なかった。

そして怪しいと思っていたロッカー、思いっきり開けた。中には・・・。

「!・・・悠太。」

俺は目の前に、昔から見覚えのある奴をみた。
何だろう、いきなり涙が溢れそうになった。抱きしめたい。俺、殺しちゃったって、泣きたい。
でも、向こうには途重が・・・。

「こ、殺してもいいよ。川谷・・・。」

殺せる訳ないだろ、だって、俺等親友じゃんか・・・。
大好きな悠太を銃で撃てる訳ない。分かってるだろ・・・・・・?

「殺せるわけねーだろ。」

「えっ?」

俺はロッカーを閉めた。
もう、アイツに会えるのは最後かもしれない。

あと5日間、途重と共に行動するコトになるだろう。
その途中には、絶対会いたくない・・・。

「どうだ、何人殺した?」

「2人殺した。2000万だ。それ以外は誰もいなかった。」

嘘をつく時、目が浮いてるような気がしたけど、気付かれなかったようだ。
武器を途重に渡す。

「そうか、じゃあ、一緒に行こう。」

俺は欠伸をするふりをして少し泣いた。
行きたくない。でも、ナイフしかない俺にはどうするコトもできない。

俺が裏切らないよう、武器は使い終わった後いつも途重に返している。
俺にも武器があるコトを忘れているようだが、俺が刺しても意識があったら銃で俺を撃つだろう。

「・・・・・・。」

俺はそれからずうっと無口だった。



残り5日間、お前には生きていて欲しい。

Re: 世界人口減少計画と拳銃 ( No.15 )
日時: 2011/03/26 21:58
名前: 啓太 (ID: 6xS.mLQu)

*13*

3日目。雨だった。

昨日はずっとロッカーの中で寝てた僕、正直立って寝てたから足が痙攣中。
しんどいなぁ、全く、しんどいよ。
僕は一旦席に座る。ま、1人しかいないのだが。

「川谷・・・。」

僕は夢をみた。川谷が銃で僕を撃つ夢。
もの凄く怖くて、起きた時冷や汗をかいていた。

寝てたのに眠たい、というかもう一度寝ようか。
でもその間に殺されても困る。

「駄目だ、寝てる場合じゃない・・・・・・。」

やっぱり此処を出よう。何か胸騒ぎもするし。
ただ何も食べて無いからだろうか?いや、そりゃ腹も減っているが。
何か買ってから行くか。僕は欠伸をしてから、この学校を出た。





「いらっしゃいませー。いらっしゃいませー。」

不細工な機械音が僕を歓迎する。もちろん、コンビニエンスストアー内には誰もいない。
いたら困るが、いないのなら心配ない。万引きしよう。
いや、というか金を預ける人がいないし、レジの使い方分からないし。
棚にも、食料は少しだけ。僕はサンドウィッチとお茶を手に取り、コンビニエンスストアーを出た。
何処で食べようか、考えるとどうしても学校に行き着く。
あそこは駄目だ。何か起こりそうな予感がするのだ。根拠はないが。
濡れてしまうから早く行かないと。何処へ・・・。




「結局来ちゃったし・・・。」

最終的に考えた結果、学校に到着。
何かあったら拳銃がある。多分大丈夫だろう。それに、なるべく人は殺さない程度にする気だ。
階段を上り、さっきまでいた教室に入る。誰もいない。
自分の席に袋を置き、中からさっき買ったものを取り出す。
何も食べて無かったからか、ほんの数分で食べてしまった。まだ少し物足りない。
しかし、もう食べ物はない。自分で作るったって、食材もないし、諦めるか。

「あー、腹減ったぁ・・・。」

パサッ

急に、物音がした。誰かいるのかっ?
僕はそぉーっと外を覗いた。誰もいない、が、変わりに袋が置かれてあった。

「何だ?これ・・・。」

中をみる。そこには紙とおにぎりが2つ入っていた。
ラッキー・・・。じゃなくてっ!一体誰が・・・・・・?

中に毒でも入ってるんじゃ・・・?みてみるが、おにぎりは包みに密閉されている。
入れれるか・・・?注射器なら・・・、でも、そんなの・・・。

紙をみてみる。

『お腹が減った方はどうぞ。
どうせ、万引きしてしまったものですし・・・。

毒等は入ってないから大丈夫。
安心して食べてください。』

いや、怪しいよ・・・。どうするべきか。食べないべき・・・。

「食べないでおこう。」

「何でだよっ!せっかくかっぱらってきてやったのにっ!!」

手には、おにぎりの入った袋を持ち、教室の扉にもたれかかっている僕。
前には、何故だろう?川谷。

「あっ・・・。じゃあ・・・。」

「おっおい待てよっ!」

僕は川谷の腕を掴む。川谷は振り払ったが、力は少し僕の方が上だった。
何故だろう・・・、川谷は泣いている。

「あっ、あの・・・。」

「途重・・・、殺しちゃったんだ・・・。」

「へ?途重・・・って、隣のクラスの・・・?」

「ああ。俺、今までアイツに脅されてた・・・、みたいな感じ。」

川谷は、僕に分かるように教えてくれた。
頷くしかできない。最初は、途重にくっついている方がいい。と思っていたらしい。
しかし、僕にあって、どうしても途重と行動をしたくなくなったそうだ。
そして持っていたナイフでめった刺しにして、マシンガンの2つパクってきたらしい。

「俺・・・、怖かった。自分がこんな意味不明な計画に手を貸して、金を貰ってるのが怖かった。
確か、人口の約・・・半分が死なないといけないんだっけ?途重にきいたんだ。
そんなの・・・、無理だ。怖い。俺はもう・・・、人を殺したくないんだ。」

「川谷・・・。」

「俺と、行動しないか?マシンガンもあるし、武器は多い。
襲いかかって来られたら、確実に勝てる。悪い話じゃないだろ?」

「駄目だ。」

「え・・・?」

「駄目だよ。」

僕は何を言っているんだ・・・?
すぐさま、こう付け加えた。

「一緒に行動してもいいけど、なるべく『偶然会った』コトにしないと。
もし誰かが気付いて、『コイツがどうなってもいいのかぁっ!!』って使われたら、どうしようもない。
それじゃ、マシンガンも意味ないよ。」

「そっ、そうだな。じゃあ、一緒にいようか。」

川谷が笑う。僕も笑った。

もちろん、目は死んでいただろう。


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