ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- — ア リ ス —参照100、まじ??
- 日時: 2011/03/25 15:16
- 名前: 憬ネ (ID: 3ZeOyjRh)
この穴はなあに??
知りたいなら自分でいってごらん
何も教えてくれない魔法の国の不気味な住人は
ケタケタ笑って私を突き落とした。
その瞬間、目の前が真っ黒になって気がつけばどこまでも続く螺旋階段。
悲しい 寂しい 苦しい 憎しい そんな感情がたくさん積もって出来た階段を今日も上って行くのだろうか。
この先に何があるのかも知らないで————
— ア リ ス —
+オリキャラ用紙+>>05
+登場人物+>>01
+お客様+※オリキャラ出してくれた方も勝手に入れられます←
葵 さん
+第一章+ 【ワンダーランドの入口】
+1>>02 +2>>03 +3>>04 +4>>06 +5>>8 +6>>012 +7>>013
+第二章+ 【狂った懐中時計】
+8>>014 +9>>15
*ごあいさつ*
クリックありがとうございます(*´Д`*)
不思議の国のアリス大好きな「りんね」です^^
初めて小説書くんだから好きなやつ書きたいなぁと思って書いてみました(●´・ω・`)ノ
神作希望・荒らし・チェンメをする方はまわれ右で!!お願いします。
オリキャラを出して下さった方・出そうと思っている方に忠告ですが、
自分の考えたオリキャラがイメージと違っちゃうかもしれませんがご了承ください!!
☆コメントヨロシクお願いします☆
- Re: — ア リ ス — ( No.12 )
- 日時: 2011/03/20 13:55
- 名前: 憬ネ (ID: 3ZeOyjRh)
+6+
出るためにはあのドアを開けないといけない。
そういえばガラスのテーブルの上にカギが置いてあったはずだ。
私はテーブルの足に捕まった。
(ドレスが重い…。)
なんで急にこんなに大きくなってしまったの??
もしかして…
私の体が小さくなってる!?
ありえない…ううん。これは夢だ。よくあること。
私があの夢に影響され始めたのは5歳の頃———…
でもこんなリアルな夢は初めてだ。
テーブルの足はつるつるしてて太くて、しっかりつかむこともできない。
「体が大きくなったらいいのに。」
なにげなく口にしてみたがどうにかなる物じゃない。
困って周りを見回すと、床に前からここにあったのかもわからない、小さな白い箱が置いてあった。
ドレスを引きずりながら箱のある方まで行った。
箱は今の私と同じサイズで、ちょっと親近感がわいた。
ふたを開けると、そこには四角いケーキがあった。
ケーキの表面にとピンクの砂糖衣で『私を食べなさい。』と書いてある。
食べてみようと思い、手ですくうようにケーキを取った。
「お母様がいたら地下牢に閉じ込められていたかも」
口に運ぶと、ほのかなブルーベリーの味がした。
「おいしい。」
え??これでおわり??と思う間もなく、私の体はぐんぐんと大きくなっていった。
天井に頭をぶつけ、ぶかぶかだったドレスが今にも張り裂けそうになった時、やっと成長が止まった。
「……どうなっているの!?おかしい!!」
私は絶叫した。
小さくなったり大きくなったり、まるで魔法みたいだ。
夢なら何でもありってわけじゃない。
ドレスで体が締め付けられている感覚も、ケーキの味も食感もしたんだから、こんなの夢でもなんでもない。
「でも鍵が取れる。」
鍵はひんやりしている。夢なのに…
「これでドアが開けられるし、ここから出られるわ!!」
私はしゃがもうと体をかがませた。
でもひざとお尻が両方の壁に当たって鍵穴にしゃがむこともできない。
しかもこのでかい体じゃ小さいドアも通れない。
「困ったなあ。こんどは体が小さければいいのに。」
テーブルから何かが落ちた。
それは床に落ちると、私の目線の下まで転がってきた。
「なにこれ??」
小さな瓶で『私を飲んで』と書いてある。
飲んでみよう…
私は素早くふたをまわし、それを口に運んだ。
「うえっ!!」
私は瓶を手から落としてしまった。
中から出た薄紫色の液が床に垂れてる。
「こんどは何!?」
見る見るうちに体が小さくなり、さっきと同じ小ささになった。
「鍵!!」
さっきよりもぶかぶかになったドレスから身を乗り出し、近くにあった鍵をつかんだ。
「これで外に出られる!!」
そう言いながら私は鍵穴にカギを差し込んだ。
—end—
- Re: — ア リ ス — ( No.13 )
- 日時: 2011/03/20 15:02
- 名前: 憬ネ (ID: 3ZeOyjRh)
「アリス ホンモノノ アリス。」
「ヤット ミツケタ。」
「ミンナニ ホウコク…」
ドアを開けた瞬間、私を待ち受けていたのはからっぽの荒野だった。
+7+
もう…この夢から出る事はできないの??
枯れた木々。雲がかかって黒い空。光る稲妻。
すべてが希望をなくしたような物ばかりであった。
「誰かいないの…??」
嬉しいことなんかなにもない家だったけど今は本気で帰りたいと思った。
涙がでてきてしまった。もう嫌。
「まぁ!!アリスよ!!本物のアリス!!」
え??アリスって私の事??
声がした方を向くと、淀んだ色をした花達が私を見て喋っている。
「「あなた本物のアリスでしょ??」」
またアリス…
「「戻ってきた!!あのアリスが!!」」
「…言っとくけど、あなたたちが言うアリスは私じゃないよ…」
「嘘だ。君はアリスだ。」
花達の声とは少し低い声が聞こえた。
「「チェシャ猫さん。こんにちわ〜」」
チェシャ猫と言う猫はニヤッと笑い、優雅に空中へ浮いている。
「10年前、君が此処に来た時もここの広場で泣いていた。」
猫!!あの夢に出てきたのと同じ。
紫の縞模様で、緑色の眼、不気味に笑う口。
「10年前って、私は前にも此処に来た事があるの??」
「忘れてしまったのかい??まぁいい。思い出すさ。いつか。」
また笑ったと思うと煙のように消えてしまった。
「消えた!!」
「「アリス。救世主!!」」
「救世主??私が??」
「「自由になる!!フラブジャスの日!!」」
「え??フラブジャスの日??なによそれ。」
「「アリスが戦う、アリスが勝つ、自由になれる!!」」
「「アリスが負けたら………」」
「…??」
今まで話していた花達は顔を見合わせた。
「まけたらどうなるの??」
その質問には答えずに、花達は蕾のようにしぼんでしまった。
—end—
- Re: — ア リ ス — ( No.14 )
- 日時: 2011/03/22 13:32
- 名前: 憬ネ (ID: 3ZeOyjRh)
第二章【狂った懐中時計】
+8+
私は此処から出るための出口を探した。
でも自分でもわかっていた。
ここからは出られない。
出口なんかないってわかってるような気がした。
ひたすら探し続けて何時間がたったか、私は歩き疲れ近くの横たわる大木に腰を下ろした。
するとなぜかとても温かく、まるで人肌のようだった。
座り心地も結構いい。
ぅぅ…だれだ…私にのっとる奴は…
誰!?今喋った奴は。
耳をすましても何も聞こえなかったので空耳かなとおもった瞬間
「邪魔だ!!」
「キャァ!!」
私は勢いで後ろに倒れた。
大量の枯葉で頭を打たずに済んだ。が、
「木が動いた!!」
さっきまで横たわっていた木が、今は背を伸ばして立っている。
しかも老人のような顔までついている。
「ありえないわ…木がうごくなんて…」
「木じゃない!!私は木の精だ!!」
そう言うと、木の精は自分の腕(?)で私の頭を叩いた。
「痛いっ」
「フン。お主知らん顔じゃなぁ。わしはここで森の番人をしておるんじゃ。」
「・・・」
「だからお主を此処から通すことはできない。」
「向こうには何があるの??」
「…それは恐ろしい赤の女王がおるのじゃ。来るんじゃない。どうなる事か知らんぞ。
しかも弱い女一人で行かせることはできない。」
「赤の女王って」
「もうっいいから行けよ!!昼寝がしたいんだ!!」
私は森から追い出されてしまった。
ここには信じられないものばかりだ。
うごいたり喋ったりする木やら、宙に浮く猫やら意味がわかないものばかり。
「アリス アリス ワンダーランドの救世主
今日もどこかで探してる
女王二人の運命は
フラブジャスの日 ジャバウォッキー 大きな首持ち 自由の日」
まるで子供が歌うような、いろんな言葉をバラバラに組み合わせたような歌だったが、
引きつけられる声だった。
- Re: — ア リ ス — ( No.15 )
- 日時: 2011/03/24 16:35
- 名前: 憬ネ (ID: 3ZeOyjRh)
+9+
歌声に引きつけられ、しばらく聞いていくつもりだったが、美しい声の主に遭ってみたくなった。
ドレスを引きずりながら一歩進むとまた歌声が近づいてきて、私はいつの間にか走っていた。
だが突然その声が途切れてしまった。
もう歌い終わったのだろうか。
残念だけど戻るしかない。
でも木の精にまた見つかっても面倒くさいし…
無駄な行動はやめた方が良い。
(戻っても何もないし。)
私は体の向きを変え、歩き出そうとドレスを引っ張った時、
「アリス??アリスじゃないか!!アリス!!」
名前をしつこく呼ばれ、苛立ちながら振り向くと、さっきは無かったはずの長いテーブルがあった。
高級そうなティーカップなどがテーブルの上に置いてある。
一番向の席に座っていた背の高い男はニコニコしながらテーブルの上に立った。
「ハッター!!今はお茶会中!!座れ!!」
小さなヤマネが、テーブルの上に積まれた本に乗ってハッターと呼ばれる男を呼んでいるが、ヤマネの声も気にせずズカズカとテーブルの上を歩く。
「やぁ、アリス。こんにちわ。マッドハッターだ。」
紳士的にあいさつをすると、また笑って言った。
「今お茶会をしているんだ〜よかったらどう??」
ほんわかした声でゆっくりと発音すると、顔をしかめた。
「君、小さくない??ドレスも大きいね。」
「どうも…じゃあ失礼します。」
「あっちょっちょっと待った!!ジュースを飲んだんだろう??大きくなれるケーキをあげるからさっ」
腕を引き寄せられ、しょうがなく席に着いた。
「じゃあまた再会しよう!!」
さっきの歌声はハッターの声だったのか??本当に。
てゆうかハッターは人間なのか??
「ねぇハッター。あなたは人間なの??」
ティーカップにお茶を入れるハッターに聞いた。
「ん??人間だよ??ワンダーランドにいるのは面白おかしい奴らばっかりでもないよ。」
「面白おかしいって私達の事??ハッター!!」
小さなヤマネはぱっちりした眼をこちらに向けた。
「ああそうさ。ヤマネ。まあ、僕はこのなかでは一番しっかりしてる。」
「それは私よ!!」
すると、さっきのティーポットが飛んできた。
ヤマネとハッターは慣れた風でさっと避けた。
ガシャーーン!!
ポット回りながら地面に落っこちた。
「静かにしてくれよ!!お茶会中なのに!!」
手元にある物をぽいぽいと投げているけど、結局テーブルの上のモノを全部投げてしまった。
にもかかわらず一つもあたらなかった。
「この中で一番ヤバいのは三月ウサギね。」
「そうだなー」
「でも3月のときより今の方がマシ。3月になったらは誰にも止められないよ。」
2人は同時にうなずいた。
「アハハ。おかしい人たち」
此処に来て初めて笑えた。
みんなで下に落ちたモノを片づけている途中馬のひづめの音が近づいてきた。
ひづめの音がかなり近づいて来た時、
マッドハッターが小さい小さい私をつまんで空のティーポットの中に放り込んでフタを閉めた。
「えっ??ハッター!!マッドハッター!!助けて!!」
するとまたフタが開いた。
ティーポッドに入りきれないドレスを破いて小さなドレスを作ってくれた。
フタが開いた今、チャンスだと思い、私は腹の中から声を張り出した。
「ハッター!!」
「ちょっと静かにしといて…彼らは君を探している。」
そしてまたまたフタを閉められてしまった。
「マッドハッター、ヤマネ、マーチヘアー!!」
私はティーポットの注ぎ口から外をのぞいた。
赤い!!
赤い馬、赤い兵、赤い服…ほぼ全てが赤い。
馬から降りてきたのは右目にハートの眼帯をしている黒髪の男であった。
「お前らまた狂ったメンバーと狂ったお茶会か。」
男は鼻で笑った。
するとマッドハッターがまるで酔っているかのような声を出した。
「今日はこのメンバーだけでお茶会がしたいんだ。部外者は去ってくれるかい??
それともメンバーに入りたいのかな??ハートのジャック。
小さい頃は一緒にしたのになーお茶会。」
赤の兵の誰かが思わず笑ってしまい、眼帯の男は顔を赤くして睨んだ。
「フンッ。誰がメンバーに入るか。それより聞きたい事だ。」
「アリスがワンダーランドに来たという情報が入った。こっちにきているか??」
- Re: — ア リ ス — ( No.16 )
- 日時: 2011/03/24 16:52
- 名前: ゆう (ID: hap96gvm)
+:;;;:+:;;;:+オリキャラ用紙+:;;;:+:;;;:+
名前:マリア・マルンチェ
年齢:19歳
容姿:ゆるいカールのかかった長い髪。(金髪っぽい感じ)かなりの美少女。
身長は、長身。176cm位でしゅっとした輪郭。
性格:クール。負けず嫌いでたまに天邪鬼なところを見せる。
自分のことをなんて呼ぶか:私(わたくしと言うことも)
タヒんじゃっていい??:OK
サンプルボイス:「私は、マリア・マルンチェ。マリアでいいわ」
「あなたは…亜璃抄さん?こっちに来て。あなたを逃がしてあげる」
「クス…あなたって、明るいわね」
没可です!!
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