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- 短編?こわーい話
- 日時: 2011/04/04 18:41
- 名前: 夢 (ID: 8Xw8uslB)
ある夏の日、一人の女の子が死んだ。
考えてみれば、そこから悪夢が始まったのかもしれない。
「はっ」
私は飛び起きた。このごろ、やけに夢を見る。
私の名前は、芦川 凛、20歳、普通の会社員だ。
「また・・・あの夢・・・」
あの夢とは、なぜか、女の子が私を追いかけてくる夢だ。
それを一日に、二回は見る。
その女の子の顔は、ぼやけていてよく見えない。
いつもいつも、捕まるっ!て所で目が覚める。
私は、目が覚めたらもう眠れない。
だから、夢の後はいつも、起きている。そして、散歩に行く。
今日は休みだから、ゆっくり過ごせるな〜と、思いながら散歩する。
私の散歩ルートには、公園がある。
公園に行ったら、ボーっとして、休日を過ごすのだ。
たま〜に、近所の子供たちといっしょに遊ぶ。そんな休日
「鬼ゴッコしよ〜」
「えっ?」
どこかで、声が聞こえた気がした。
でも、あり得ない筈なのだ、だって、今は朝の5時。
子供はいない筈・・・
すると、急に幼い頃の思い出が思い出された。
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「凛ちゃーん。鬼ゴッコしよう。」
「いいよ。じゃ、花ちゃんと、水ちゃんと、亜衣ちゃんもやろ〜」
「やるやる!じゃぁ、みーちゃんが最初の鬼ね。」
「分かった!じゃぁ、数えるよ〜。いーち、にーい、さーん・・・」
「逃げろ逃げろ〜」
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そして、私たちは、そのまま家に帰った。
もともと、鬼ゴッコなんかやるつもりではなかった。
その2日後だったはずだ。
花ちゃんこと、花華ちゃんが死んだのは・・・
- Re: 鬼ゴッコ ( No.1 )
- 日時: 2011/04/01 09:58
- 名前: 夢 (ID: 8Xw8uslB)
ーそして、夜ー
また、夜がめぐってきた。
「・・・ちゃんの・・番・・」
「う、ううん」
「・んちゃん・・お・だよ・・・」
「こないで・・・」
「つ〜か〜ま〜え〜た〜」
「はっ」
また、あの夢、今度は前より長い。
ふと、視線を感じた。後ろから・・・でも、後ろは壁。
「凛ちゃん。捕まえた」
「え」
後ろを振り向くと、そこには、ミーちゃんがいた。
子供のままで、
「あ、ああ、何で、何で、いるの」
「花ちゃんがね家に帰ろう、って最初に言ったの、凛ちゃんだって、
言うから・・・」
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「しーい。ごーお、ろーく、・・・」
「ねえねえ、水ちゃんたち家に帰らない?」
「いいかも〜><」
「じゃ、行くよー。家までダッシュ!」
「わ〜、待って〜」
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「だから、今度は、凛ちゃんがおーに。」
「え、いや、い、いやあ、あ、いやああああああ」
ある日の公園・・・
「鬼ゴッこしよ〜」
「いーよ、じゃ、隆ちゃん鬼。」
そして、走り去っていく、女の子数人。
「ねえねえ皆、家に帰らない?」
「あ〜、いいかも!」
「じゃ、帰ろう!」
物語は、永遠に・・・
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