ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 殺人鬼になるために殺人鬼になった少女 【完結!】
- 日時: 2011/10/25 16:42
- 名前: 奈美 ◆a00JQBXv3o (ID: b1kDOJaF)
こんにちは!orこんばんは!奈美です!!
短い話でしたが、この小説は完結いたしました。
みなさん読んでくださり、ありがとうございました。
〜守ってほしい事〜
1,荒らしはしない。(いても無視)
2,悪口を書かない。
〜注意〜
グロいものが苦手、または嫌いな人は、読まないほうがいいと思われます。(そういう要素があるので)
〜簡単な人物紹介〜
島ノ江 沙耶(シマノエ サヤ)—————主人公
夢宮 萌乃(ユメミヤ モエノ)—————沙耶の親友
麻田 悠太(アサダ ユウタ)—————沙耶の幼馴染
では、始めます!
みなさんコメントくださいね!!
- Re: 殺人鬼になるために殺人鬼になった少女『完結』 ( No.22 )
- 日時: 2011/07/23 15:50
- 名前: 奈美 ◆a00JQBXv3o (ID: FkTwM/pM)
- 参照: 新しい小説作りました!
>>21
ですよね。
でも、次の小説はもうちょっと長くするよう努力するので、よかったら暇つぶしにでも見に来てください!
なんとなく番外編的なのを作ろうと思い立ったので、書きます。
殺人鬼になるために殺人鬼になった少女 ‐番外編‐
「ここはどこなんだろう。」
沙耶は、何かに寝そべり、空を見上げていた。
「ああ、地獄か。」
自分がたくさんの人を殺したから、きっと地獄だろうと思っていた。そのとき、懐かしい声が聞こえてきた。
「沙耶」
その声がするほうへ顔を向けた。それは萌乃だった。
「も、萌乃。て言うことは……ここは?」
「分からない。でも、ここは天国でも地獄でもないような気がするんだ。ふしぎだよね、私は沙耶に殺された。でも、全然沙耶のこと嫌いじゃない。なんかね、親近感が湧いてくるの。殺すっていうことに関して……」
萌乃は一度、言葉を切った。そして、空を見上げる。眩しい限りの太陽は、さんさんと二人に降り注ぐ。
「私は人殺し。私ね、前にネズミを殺しちゃったの。でも、何の悲しみもわいてこなかった。湧いたのは、生物を殺すことに対するうれしさなの。ね、沙耶と同じでしょ?」
「ちがう。私の方がたくさんの人を殺してきた。同じじゃない。萌乃は同じじゃない!」
沙耶は、首をふって対抗した。信じられなかった、あんなに優しかった萌乃が、人のために涙するあの萌乃が!そのうち、沙耶は泣き出した。
「違う、違う、違う違う違う! 違うよ、萌乃。私が愛も涙もないっていうのを証明してやる! 私が萌乃とは違うって証明してやる!」
いつから手にしていたのだろうか。ナイフが、自分の手の中にあった。真新しいそのナイフは、とっても切れ味がよさそうだった。それを、その刃を萌乃に向けて、走り出した。萌乃は、突進してくる沙耶をよけ、振り向こうとした沙耶の背中に刺した。いつの間にか萌乃の手にあったナイフを。沙耶の体はたちまち倒れ、崩れ落ちた。沙耶は二度死んだ。
「沙耶、私が沙耶と同じだってこと証明したよ? これで分かってくれたよね、同じだって。私も、冷酷な少女なのよ。」
萌乃は意味ありげな笑みを残し、沙耶をさしたそのナイフで、自分の腹を貫いた。萌乃もまた、崩れ落ちた。
番外編終わり
まさかの立場逆転!親友同士で殺人してるとは……
てか、殺し合いみたいなことしちゃっていいのかな……親友同士で。
- Re: 殺人鬼になるために殺人鬼になった少女 ‐番外編up‐ ( No.23 )
- 日時: 2011/07/23 16:29
- 名前: 優音 ◆XuYU1tsir. (ID: 4z3SNsbs)
番外編!!
いったい、何が・・・?
ってか、殺しあっとるぅぅ!!
立場逆転;;
- Re: 殺人鬼になるために殺人鬼になった少女 ‐番外編up‐ ( No.24 )
- 日時: 2011/07/24 09:36
- 名前: 奈美 ◆a00JQBXv3o (ID: FkTwM/pM)
番外編Ⅱ
少女は今、ひん死の状態にいる。
「紗耶、紗耶。」
少女の母親が泣き叫んでいる。少女は一向に起きない。
「あと何日生きられるかどうか———奇跡でも起きなければ三日後にはお亡くなりになるかと。」
医師が母親に向かって話しかける。その話を聞いて、もっと母親は泣き叫ぶ。
「いや———ッ、死なないで、紗耶は私の唯一の娘なのよ? 紗耶ー!紗耶ーッ!」
それを沙耶は空から見ていた。
(私、もっと人を殺したい。あいつのからだ乗っ取っちゃえ。)
沙耶は魔がさしていた。いや、それは前々からだったけど、今は悪魔のようになっている。泣き叫ぶ母親の声がここまで届く。
「あッ、意識が……」
医師がびっくりした声で紗耶を見つめる。母親は、泣いていた目をこすって、たった一人の娘をまじまじと見つめる。
「お…かあ……さん?」
「紗耶! やっと起きたのね! 紗耶!」
母は泣いて紗耶に抱きついた。紗耶は、不吉な笑みを浮かべる。
(馬鹿な人たち。私は人を殺すために、この体へ入ったのに。まあいいか、また殺人ができるもの。これで何回目かな、誰かの体へ乗り移って、記憶をなくして、また殺して———)
沙耶は、紗耶となってまた殺人鬼になる。殺人は、繰り返される———
- Re: 殺人鬼になるために殺人鬼になった少女 ‐番外編Ⅱup‐ ( No.25 )
- 日時: 2011/07/24 19:19
- 名前: 夏鈴 (ID: mSuyYltz)
完結して番外編ですか・・・・。
すごいですね!!
これからも頑張ってください!
- Re: 殺人鬼になるために殺人鬼になった少女 ‐番外編Ⅱup‐ ( No.26 )
- 日時: 2011/07/25 10:07
- 名前: 奈美 ◆a00JQBXv3o (ID: FkTwM/pM)
>>25 夏鈴s
ありがとうございます。
もう完結って出したんですけど、番外編とか出して……まだ続くってことにしちゃおうかな……なんて。
でもまた、殺人は繰り返されることになります。(続く続かない関係なしに)
そういうストーリーです。
殺人の連鎖は怖いですねえ^^
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