ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 殺人鬼になるために殺人鬼になった少女 【完結!】
- 日時: 2011/10/25 16:42
- 名前: 奈美 ◆a00JQBXv3o (ID: b1kDOJaF)
こんにちは!orこんばんは!奈美です!!
短い話でしたが、この小説は完結いたしました。
みなさん読んでくださり、ありがとうございました。
〜守ってほしい事〜
1,荒らしはしない。(いても無視)
2,悪口を書かない。
〜注意〜
グロいものが苦手、または嫌いな人は、読まないほうがいいと思われます。(そういう要素があるので)
〜簡単な人物紹介〜
島ノ江 沙耶(シマノエ サヤ)—————主人公
夢宮 萌乃(ユメミヤ モエノ)—————沙耶の親友
麻田 悠太(アサダ ユウタ)—————沙耶の幼馴染
では、始めます!
みなさんコメントくださいね!!
- Re: 満月の夜の殺人鬼 ( No.1 )
- 日時: 2011/04/22 16:48
- 名前: 奈美 ◆a00JQBXv3o (ID: Rxx2J2WJ)
〜プロローグ〜
星の見えない都会の空—
光り輝く満月—
その下に、沙耶という少女がいた。
彼女の瞳にうつるのは、血を流して倒れている一人の男。
どうやら会社帰りらしい。沙耶はフフッ、と笑った。
「なんて楽しいの、人を殺すのって。次はだれにしよう。」
白いワンピースのすそをひるがえし、手に持っていた折りたたみナイフをたたんだ。
ナイフをワンピースのポケットに入れると、そのまま公園を後にした。
それを見ていたかのように、満月は雲に隠れた。
誰もいない真夜中—
町は静かだった—
次の日の朝までは—
- Re: 満月の夜の殺人鬼 ( No.3 )
- 日時: 2011/04/22 20:33
- 名前: 萌恵 ◆jAeEDo44vU (ID: Pmy7uzC3)
奈美さん!!昼間言われた通り、来ましたよ!
あえて、敬語を使ってマス…
- Re: 満月の夜の殺人鬼 ( No.4 )
- 日時: 2011/05/16 14:37
- 名前: 奈美 ◆a00JQBXv3o (ID: Rxx2J2WJ)
萌恵s、いらっしゃ〜い!
これからも見に来てね!
敬語は使わなくてもokだよ
********************
〜第一話 ターゲット〜
「おほほほほ、わたくし、お嬢様でしてよ。」
瑠璃は、少し大きい家だからって、自分をいつも“お嬢様”だと思っている。
しかも、今日はピンクのふりふりワンピ。ぶりっ子ともいえる。
「ねえ、あいつうざくない?」
「ほんとだよね。いっそ死んでほしい。」
萌乃と沙耶は、ひそひそ話していた。でもこれは日常。みんな言ってるから。
瑠璃はそのことにぜんぜん気づいていない。
沙耶はこんなことを思っていた。
(そうね。今度のターゲットは瑠璃でいいかも)
「あっそうだ。ここだけの話なんだけど・・・」
萌乃は沙耶の腕をつかんで、教室のすみまで連れてきた。
「今日のニュース見た?実はさ、公園で殺された、北条幹夫って、瑠璃の父親らしいよ。しかも、元暴力団。やばくない?」
萌乃は情報通がいい。テレビでは、そのことは発表していなかった。沙耶はびっくりした。
「えっ、ウソ。ほんとなの?」
(なあんだ、瑠璃の父親か。柄悪かったけど、暴力団だったんだ)
沙耶は、あたりを見回した。みんなその話で持ちきりらしい。瑠璃の四方でも、その話をしている人がいる。でも瑠璃は気付かない。
みんな異様な目をして瑠璃を見ていた。やっとそれに気づいた瑠璃は、
「あら、みなさんそんなにわたくしを見たくて?まあ、わたくしは“お嬢様”ですものね。かわいいんですものね」
相変わらずのボケぶりだ。
そこで、沙耶は決心した。
(次、殺すのは、北条瑠璃。殺すのが楽しみ〜、もうすぐあの世行きよ。)
第一話終わり
- Re: 満月の夜の殺人鬼 ( No.5 )
- 日時: 2011/04/28 17:46
- 名前: 奈美 ◆a00JQBXv3o (ID: Rxx2J2WJ)
〜第二話 呼び出し〜
その日の放課後——
家に帰った沙耶は、瑠璃を呼び出すために、こんなメモを用意した。
————————————————
—瑠璃さんへ—
あなたの父親が殺された公園で、
明日の満月の夜、待っています。
必ず来てください。
私はあなたの秘密を知っています。
————————————————
(これならゼッタイ来るでしょ。『秘密』って何か知りたいだろうし。)
その紙を二つ折りにし、ランドセルの中に入れた。
メモを渡す(おく)のは、明日。次の満月の夜は、あさって。
スムーズに事が動く。
沙耶は意味ありげな笑いを残し、部屋を後にした——
********************
二話の途中ですが、いったんきります。
- Re: 満月の夜の殺人鬼 第一話更新☆ ( No.6 )
- 日時: 2011/04/26 17:47
- 名前: 奈美 ◆a00JQBXv3o (ID: Rxx2J2WJ)
次の日の朝——
「行ってきまーす」
沙耶は玄関を飛び出した。
そこでばったり、幼馴染の悠太と出くわした。
「おはよ。ランドセルあいてるぞ。」
ランドセルのカギらへんに手をやると、手探りで、「カチッ」としめた。
今日の朝、寝坊して急いでいたからかもしれない。
「おーい沙耶ぁー、おっはよー。ナニナニ?もしかして、夫婦で登校?ラブラブじゃーん。」
萌乃が走ってきた。ちょうど二人でいたので、からかわれた。
「そんなんじゃないってば!!」
「そんなんじゃねーし!!」
二人同時だった。それに顔が真っ赤。
「顔真っ赤だよ?それに、照れてるし。」
「照れてない!!」
「照れてるわけないだろ!!」
(なんて言ってるけど、お二人さん、ハモってますよ?)
萌乃はそんなことを考えていた。
「まあ、いこいこ。学校遅れるよ?センセーキビシーじゃん?」
萌乃はそういうと、学校に向かって歩き始めた。沙耶と悠太は、後を追いかけて行った。
「そういえば、宿題どこだっけ?」
「えー、沙耶忘れたの?漢字ドリルの九番だよ?」
「あっ、俺やんの忘れた。」
「あたしやるとこあってた〜!よかった〜!」
*********************
またまた途中ですが、切ります。
スミマセン(*−*)
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