ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 殺人鬼になるために殺人鬼になった少女 【完結!】
- 日時: 2011/10/25 16:42
- 名前: 奈美 ◆a00JQBXv3o (ID: b1kDOJaF)
こんにちは!orこんばんは!奈美です!!
短い話でしたが、この小説は完結いたしました。
みなさん読んでくださり、ありがとうございました。
〜守ってほしい事〜
1,荒らしはしない。(いても無視)
2,悪口を書かない。
〜注意〜
グロいものが苦手、または嫌いな人は、読まないほうがいいと思われます。(そういう要素があるので)
〜簡単な人物紹介〜
島ノ江 沙耶(シマノエ サヤ)—————主人公
夢宮 萌乃(ユメミヤ モエノ)—————沙耶の親友
麻田 悠太(アサダ ユウタ)—————沙耶の幼馴染
では、始めます!
みなさんコメントくださいね!!
- Re: 殺人鬼になるために殺人鬼になった少女 ( No.17 )
- 日時: 2011/07/18 17:36
- 名前: 夏鈴(かりん) (ID: VMK9HuiW)
初めまして!夏鈴と申します。
すごく面白いです!応援します。
頑張って下さい★
- Re: 殺人鬼になるために殺人鬼になった少女 ( No.18 )
- 日時: 2011/07/21 10:46
- 名前: 奈美 ◆a00JQBXv3o (ID: FkTwM/pM)
優音s、夏鈴s、こんにちは!
面白いと言ってもらえてうれしいです☆
ですが、もうこれで完結です。(たぶん)
〜第六話 一緒に———〜
ザァァァァァ———
天気予報にはなかった雨が、地面にたたきつけらる。土が跳ね返って、足に土と雨が入り混じったものがつく。
時計がもうすぐ八時を指そうとしていた。あさひ緑市民公園には、一人の少女が立っていた。透明のビニール傘をさして、風で舞い上がる髪を手で押さえていた。まさしく、夢宮萌乃だ。
「ゴメン」
白いワンピース———ではなくて、昼間みた沙耶と同じ服だった。傘は、水玉模様の水色の傘で、とても沙
耶に似合っている。
「ううん、今着いたとこだから。で、話しなんだけど……」
「うん、なに?」
萌乃は唇をなめた。口が開く。でも、うまく言えない。
(もういいや、聞いちゃえ)
素直に、怒られるかもしれないけど、単刀直入に聞い
た。
「最近さ、沙耶、おかしいよ。なんだか、その———うまく言えないんだけど———」
「そうかな?あたしはおかしいって思わない。いつもの自分じゃないかなって思う。」
沙耶がさらっと答えたので、少し安心した。変じゃないという安心と、怒られなくてよかったって言う安
心。
「そうだよね、いつもの沙耶だよね……。変なこと聞いてゴメン」
「で、話はそれだけ?」
「うん。沙耶は何かあるの?」
沙耶の澄んだ目が、萌乃を見つめる。その目は、徐々に曇っていくように見えた。やっぱり変なんじゃないかな、と萌乃は心配になってきた。
「大あり。」
ポケットに手を突っ込むと、沙耶は手探りで今まで何人もの人を刺して殺してきた折りたたみナイフを探す。
「どんな話? うれしい? それとも悲しい?」
沙耶は唇を噛んで、
「どちらかといえば、悲しいかな。それでも聞きたい?」
「だって気になるもん。」
「どうしよっかな〜」
「沙耶ってばひどすぎ!」
沙耶は、萌乃に見えないようにナイフを取り出し、シャッと刃の部分を出した。萌乃はまだ気づいていないようだ。
(やっぱ人を殺すのは楽しい。でも、親友を殺すのってつらい。でも、自分も一緒に死ぬんだよ?でも、でも———)
戸惑いの色が出始めていた。殺すか、殺さないか。自分も一緒に死のうと思ってた。いざこういう時になると、死ねないもんだな。沙耶は迷った。少しの沈黙が二人の間を駆け抜ける。雨が二人の耳に鳴り響く。その沈黙を破ったのは、雷だった。
ピカッ、ドォォォォォォン
体がビクッ、と揺れ、キャァァァ、という悲鳴も聞こえた。
「早く言ってよ、かみなりなってる!」
「うん、本当に悲しいからね。いうよ?」
「うん、心して聞くよ」
萌乃も、沙耶の空気を呼んだらしい。本当に心した声だった。
(でも、殺さなくちゃ死ねない。萌乃と一緒じゃなきゃ怖い!)
沙耶は心に決めた。傘をふり落して、ナイフを振りかざし、
「じゃあ言うね。私は———あなたを殺さなくちゃならない!!」
グサッ、ナイフが刺さった。萌乃は、わけがわからず動けなかったようだ。そして萌乃は、傘を放して倒れた。雨が、萌乃の体に音を激しくたてながら落ちる。沙耶は泣きじゃくった。大声で、空に向かって、大粒の涙で顔を濡らして。雨が痛いほど顔に当たる。服がどんどん濡れてきた、
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!死んじゃいやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!死なないでぇぇぇぇぇぇぇぇ!!いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!お願い!!行かないでぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
月のきれいな空に、叫び声が響く。次に沙耶が行った行動は、自分を殺すことだった。萌乃の血がベットリついたナイフの刃先を自分の方に向け、手に力を込め、自分の腹に突き刺した。ビシャァ、血が飛び散る。萌乃の血と、沙耶の血が重なる。沙耶はナイフを抜いて、そのナイフをまじまじと見つめた。やがて手の力が抜け、地面に落とした。そのとたん、意識がもうろうとして来て、しまいには萌乃の隣に倒れた。沙耶は最後、涙を流しながら、
「やっと———死ねた。」
と言い残して死んでいった。今思えば、あれは涙でもなんでもなく、雨だったのかも知れない。
終わり
- Re: 殺人鬼になるために殺人鬼になった少女『完結』 ( No.19 )
- 日時: 2011/07/20 19:17
- 名前: 萌恵 ◆jAeEDo44vU (ID: Pmy7uzC3)
きいいいいいいやああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
最後は、衝撃の展開ですね……怖かった……
- Re: 殺人鬼になるために殺人鬼になった少女『完結』 ( No.20 )
- 日時: 2011/07/21 10:43
- 名前: 奈美 ◆a00JQBXv3o (ID: FkTwM/pM)
- 参照: 完結したぁ〜
悲鳴がすごい……
そんなに怖かった?最後は衝撃な感じはしたけど……
最初は親友の萌乃だけ殺すことになっていたけど、自分殺したら面白いかなーと思って主人公殺して終わりました^^
プロローグから第六話まで、短かったですかね?
- Re: 殺人鬼になるために殺人鬼になった少女『完結』 ( No.21 )
- 日時: 2011/07/23 14:30
- 名前: 萌恵 ◆jAeEDo44vU (ID: Pmy7uzC3)
>>20そりゃ、短いさ!!
この掲示板は過去ログ化されています。