ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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『高貴なる若き黒狼』と『悪魔』の話
日時: 2011/07/03 19:36
名前: ボリーン (ID: V89zVUtf)

初めまして!
ボリーンと申します・・

ここ(シリアス・ダーク小説)では初めて
小説を書かせていただきます・・

小説家を目指しているわけでもなく・・
ただただ趣味で小説を書いている者です・・


今回書こうと思っているのは・・
題名通り「悪魔」に関する小説です・・

ざっと紹介すると

悪魔と契約した少女が契約相手である悪魔に恋をして苦しむ

というような内容です

人間の苦悩や悪魔の思いをうまく描きたいと
思っています・・

『高貴なる若き黒狼』については
いずれわかります・・・
まぁ・・最初から登場はしてますが・・


駄作ですが・・どうぞよろしくお願いします!!

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Re: 『高貴なる若き黒狼』と『悪魔』の話 ( No.16 )
日時: 2011/07/19 20:04
名前: ボリーン (ID: gXkXky1S)

第十話

「悪魔・・・わたしが暇をしているぞ・・・」

アリスはなんとなく呟いてみたが
後で可笑しくなって少し笑った・・・

「これはどうも失礼・・アリス・・」

「!!・・・悪魔・・お前・・」
アリスは狼狽しビクン!っと大きく揺れた・・

「悪魔・・うん・・その呼び方はあまり面白くないね・・
そうだ・・わたしには君の好きな名前を付けてくれ・・」

「好きな名前・・・うん・・ギルバート」

「ギルバート・・輝かしい契約・・・
なるほど・・気に入った・・・
すまなかったね・・暇にしてしまって・・・
まだ寝ていると思っていたよ・・・・」

「大丈夫・・・来てくれたから・・・
・・・これからはずっとそばに居るのよ・・・・
わたしが暇しないようにね・・・」

「あぁ・・もちろんだ・・お前を守るためにも
(まぁ・・本命は魂の方だが・・)」

「うん・・・」

狼の空しい遠吠えが聞こえてきた・・

Re: 『高貴なる若き黒狼』と『悪魔』の話 ( No.17 )
日時: 2011/07/20 20:42
名前: ボリーン (ID: 1HHiytFf)

第十一話

あぁ・・なんと哀れな娘だろう・・・

しかし決してバカな訳ではないのだ・・・
彼女は賢明でありそしてなんとも美しく高貴な魂を持っている・・
だからわたしはあの魂に惚れこんだのだが・・
まぁそんなことはどうでもいい・・

いつもならば我慢出来ず長くても一カ月程経てば
契約など無視して魂を貪り喰うのだが・・

この娘をすぐに殺してしまうのはなんともつまらない・・

悪魔を求める人間は一種類しかいないのだ・・
どんな性質を持っていてもそれを払拭してしまう程に大きな
闇が魂を支配する者・・・

しかし彼女は違った・・

魂の深い深い闇の中にも光を失ってはいないのだ・・

Re: 『高貴なる若き黒狼』と『悪魔』の話 ( No.18 )
日時: 2011/07/20 20:42
名前: ボリーン (ID: 1HHiytFf)

第十二話

「ねぇ・・ギル・・わたし外に行きたいわ・・」

「何故だ・・??」

「だって・・もうかれこれ5年以上外に出てないのよ・・」

「そうか・・それは確かに可哀そうだな・・」

あぁ・・そうか・・だからこの娘は異常に肌が青白いのか・・

「・・・それでギルも居るし・・
一緒に外に行きたいなって・・・・//////」

(何故この娘は頬を染めているのだ・・??
確か・・人間が頬を染めるという行動をするときは
恥ずかしいとかいう感情を持っている時だと思ったが・・)

「一緒に行ってくれる・・??」

「あぁ・・構わない・・わたしもただお前と話しているだけでは
つまらない・・この辺りのことも知りたいしちょうどよかった・・」

「よかった・・いつがいい??やっぱり夜の方がいい??」

「いつでもいい・・お前の好きな時に行けばいいさ・・
別に昼でも構わないよ・・」

(夜・・??もしかして、この娘は悪魔は夜にしか行動できない・・
とか思っているのか・・??
だとしたら心外だ・・これが人間の作り上げたイメージか・・)

「わかった・・じゃあ明日がいいな・・」
アリスは嬉しいようだが必死に隠しているようだ・・

「では明日は朝早くお前のところに行くことにしよう・・では・・」

(ますます人間がわからなくなったな・・)

Re: 『高貴なる若き黒狼』と『悪魔』の話 ( No.19 )
日時: 2011/07/20 21:22
名前: ボリーン (ID: 1HHiytFf)

第十三話

夜の帳が下りてかなり時間がたった・・

しかし町の繁華街にある酒場は今なお
たくさんの客がごった返していた・・

カウンター席には金髪の美青年と
同じく金髪で横の男に少し似ている妖しい雰囲気の女性が座っていた

「兄さんは酔狂だね・・ホント・・」

「他の奴らの忍耐力がなさすぎるだけさ・・」

「そんなことないよ!わたしは結構、我慢してる!!」

「我慢してて二日かい??・・全く・・人間の魂は
悪魔が磨くことでさらに甘美さを増すというのに・・・」

「そういうもんかい??・・わたしにとってはただの
喰いもんだね・・・ところで・・今の契約者って??」

「アリス・ブラック・ローウェルっていう10何歳の娘だよ・・」

「ケッ・・大層な名前だねぇ・・貴族??・・」

「そう・・確かに性格は貴族らしくツンっとしてるけど・・
あの娘はね・・・可哀そうな娘だ・・」

「兄さんが人間に同情してる・・・」

「会えばわかる・・・家族にぞんざいに扱われ・・
しかし闇に溺れることなく光を持つ高貴な魂・・・
貪りたくてたまらない・・・」

ギルバートはゴクリッっと唾を呑んだ・・

「あぁ・・恐ろしい!・・やっぱり兄貴は怖い
いいよ・・魂なんて早く喰っちまえ!!・・」

「そんなこと言ってないでお前は早く
新しい契約者を探しなさい・・・」

「えぇ・・契約・・だる・・
腹が空いたら手当たり次第に喰うのがわたし流〜♪」

ギルバートは呆れた・・というように溜息を吐いた・・

Re: 『高貴なる若き黒狼』と『悪魔』の話 ( No.20 )
日時: 2011/07/22 21:58
名前: 苺川 らび (ID: J7WKW5tb)

悪魔の画像とか見たら眠れなくなって変な気配感じた俺が通りますよっと……

カニバリズムとまじ無理!!

いろんな常識を覆されておもしれ〜となっています。

じゃね(ヾ(´・ω・`)

っていうかこの顔文字よく見ると(考えると、)塚、検索したら……
「違う」って意味なんだよね……

ただ手振ってるからいっか♪で採用され、愛用されたんです……
愛用されてます……


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