ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 六道サイコパス まだまだオリキャラ募集中!
- 日時: 2011/08/08 21:11
- 名前: 甘木 (ID: KjZyd1Q/)
どうも、完結できない駄作を書き続ける甘木と申します、タイトル意味負ですよね分かります、多分内容も相当グロテスクなものになるかなと自分が思う最大限のグロさと最大限の「萌え・燃えキャラ」を出してやるつもりです。
- Re: 六道サイコパス まだまだオリキャラ募集中! ( No.32 )
- 日時: 2011/08/24 19:44
- 名前: 甘木 (ID: KjZyd1Q/)
【陰陽師】
薄暗い森の中、妙に暑くジメジメとしていて木といよりまるで黒い無機物か何かの様なものに見たこともない様な奇怪な虫がびっしりとオゾマシイほどに木に止まっていた。
そこは自殺の名所であり同時に古くから山姥の住処であるとされている山の中だった。
そんな場所に場違いな所に人間が二人いた。
「ねぇねぇ、孔雀姫殿〜。何で某達はこんなキモい場所にいるんでござるか?」
口を開いた灰色の着物を着た少年は本当に何故自分がここにいるのか分からないといった顔をしていた。
「お前の脳みそホントプリン並みな! 山姥もとい吸血鬼を捕獲しにきたんだよ!」
と灰色の着物を着た少年の発言に対しイライラした様子で言う白装束を着た中性的な顔で性別が判別できない自称男。
孔雀姫と呼ばれた自称男はつかつかと灰色の着物を着た男を置いて森の奥に進む、自分の身長ほどある薙刀を携えて。
「ねぇねぇ、孔雀姫殿〜。吸血鬼って要はヴァンパイア、ヴァンピーアって奴でござるよね? どうして陰陽師が西洋の妖怪を捕まえないといけないでござるか?」
「未知の敵にも通用できると判断されたからだよ!それだけ俺達が優秀だってこった」
さらにイライラした様子で答える孔雀姫。
「ねぇねぇ、孔雀姫殿〜。…………ところで孔雀姫殿って誰でござったか?」
「ぶぺらぁ!」
顔をかしげて舌を出しながら言った灰色の着物を着た男に孔雀姫はその顔にアッパーを叩きこんだ、奇妙な叫び声を挙げて男はジメッとした腐葉土に沈む。
「イライラさせんじゃねえよ御前!! いつにもましてうぜえんだよ、何が「ねぇねぇ、孔雀姫殿〜」だ。全然可愛くねえんだよ!」
腐葉土に沈む御前に指差してイライラを爆発させる孔雀姫。
「おいおい、今かわいくないって……言ったでござるか?」
御前は上半身を静かに起き上がらせて手首で唇から出る血を拭い低い声で言った。
「ああ、そうだよ! 男のくせに何かわいいキャラ的ポジションにつこうとしてんだよ!?」
「作者殿はな……この萌えキャラの少ない小説に一人でもかわいいキャラを増やそうと必死なのでござる! キャラメイクに必死なのでござるよ……某はそんな思いに胸を打たれて協力したわけでござるのに……かわいくないだと? 孔雀姫殿もツンデレキャラなら少しはデレて見ろやコラー!」
くわっと目を見開き訳の分らぬ戯言を叫ぶ御前。
「何を訳の分からねえ事いってるんだ……妄想なら頭だけにしとけ?」
馴れてしまっているのか嘆息し興奮する御前をなだめる孔雀姫。
「何一人だけしれっとしてんだチクショー! プライベートの時は語尾が「〜でやんす」のくせによぉ!」
そう言って御前は起き上がり孔雀姫に飛びかかる。
不意をついたお陰かそのまま孔雀姫もろとも倒れて御前はマウントポジションをとる。
「な、な、な、な、んな訳ねえだろうが! 誰がそんな意味不明な口調になるか! 矢部じゃねえんだよ俺は!」
そういって応戦する孔雀姫。
壮絶な殴り合い、聞くに堪えない罵声、聞くに堪えない作者へのバッシング……。
いつのまにか空に不気味なほど大きい満月が昇った頃にはお互い力尽き並んで汚い腐葉土に並んで寝ころんでいた。
- Re: 六道サイコパス まだまだオリキャラ募集中! ( No.33 )
- 日時: 2011/08/24 19:45
- 名前: 甘木 (ID: KjZyd1Q/)
「ハァハァ……や、やるじゃねえか……」
「ハァハァ……テメエぇもな……でござる」
「……ハァハァ、クッ、ちとマジになりすぎたか。もう駄目だ一歩も動けねえ……」
「フッ……お前もか……でござる」
「なぁ」「ねぇ」
二人の声が重なる。
「「どうやって帰る(でござる)?」」
お互い顔を見合わせる、二人ともドン引きするほど顔がはれて汗が垂れていた、とても人一人連れて山を降りれるような体力は残っていそうにない。
「「…………。」」
「ゲホッゲホッ、クッ例の持病が……俺はもう駄目だ。俺の屍を越えていけ」
孔雀姫はせき込み苦しそうに息をしながら、言葉を詰まらせながら言った。
「な、何。某に連れていってもらおうとしているでござるか!? 孔雀姫殿は式神。式神は主人の命を聞くのが本分でござろう? 担がれて帰るのは某でござる!」
「はぁ、ふざけんな! お前には式神を慈しむ式神愛が……」
その時だった、ガサガサ……という音が真っ黒な木々の奥から聞こえ、そして何かがこっちに近づいてくる音がする。
一瞬にして空気が凍る、孔雀姫は思い出した……この森につく道中に【熊注意! 死んだふりはしないで超逃げて!】の看板があった事を……。
(熊注意だと? ふん、俺ら式神が熊如きに後れをとるとでも思ってんのか? むしろ来いよ熊公、八つ裂きにしてやんよ!)
と調子こいて看板を破壊した事思い出す、御前と全力で殴り合った末に熊……満身創痍の今、戦うどころか逃げる余力すらない……。
し……死んだふりしかない……。
そう思い立った孔雀姫は隣の御前に相槌を打とうとしたが……。
「カハッ……ポコ……ポコ……」
まだ熊が現れてすらいないのに泡を吹き白目を剥き痙攣していた。
「何でだよ!! まだ熊出てきてねえだろうが!」
思わず叫んで突っ込む、慌てて自分の失態に気付いて口を塞ぐが時すでに遅し、一瞬熊が近づいてくる音がピタリと止んだ瞬間、ガサガサという音共にものすごい音を立てて近づいてきた。
「ガハァ!」
御前は音に反応したように大きく吐血し、辺りに血を飛び散らす。
一瞬、孔雀姫は吐血に気をとられて死んだふりが遅れるが慌てて眼を閉じる。
ガサガサ……音が止み、先程からの音の主を確認し様子を見ているのか……?
そう考えていた時、綺麗な天使の様な女の人の声が聞こえた。
「何やってはるんですか?」
恐る恐る眼を開けるとそこには日本最強の熊ではなく、黒いラフな格好をした美女が懐中電灯を持ってこちらを不思議そうにこちらを見ていた。
「え、いや……その……」
孔雀姫は苦笑しながら顔を赤くする。
熊と勘違いしてたなんて言えねえ……。
「え……とそのお隣の方は大丈夫なのでしょうか?」
少し眼を泳がしながら血が混じった泡を吐く御前を見る。
「え? ええ、大丈夫です! 死んでも死にませんからこいつは!」
「そ、そうなんですか?」
「ええ! 大丈夫です! 実は数日何も食べてなくてて空腹のあまり吐血しちまって」
冷や汗を垂れ流し挙動不審な動きをしながら喋る。
「お、お腹が減って血を吐いたのですか?」
美女は眼を見開いて驚いた。
「え、ええ。ですから食材を求めて山に来たのですが……どうやら素人じゃ無理そうで、どこか休める場所とかないでしょうか? 案内していただけると助かるのですが……」
と少し苦しい嘘をつく、だが血の泡を吹いて気絶している男を見て、しかも自殺の名所ときたら……あまりにも怪しい事このうえない、殺人未遂と通報される可能性もある、いざとなればこいつを置き去りにして逃げればいいだろう。
孔雀姫は大丈夫かよ〜と酔っ払いに聞くような感じで言いながら御前を背負う、そしてさりげに脈を確認した。
うん、……生きてるか、な? 一応脈はあるが……息をしていない。
俺は快く承諾してくれた美女に案内されるままその場を離れた。
ガサガサ……暗い御前と孔雀姫がいた場所で音がした。
黒く有に5メートルを超えている熊恐らく質量は軽自動車ほどの、いくつもの獲物を餌食にした強力な爪……人間では決して敵わない、それほど巨大な熊が腹から内臓を零れさせれて死んでいた。
熊は女が現れた場所から現れた。
- Re: 六道サイコパス まだまだオリキャラ募集中! ( No.34 )
- 日時: 2011/08/24 21:19
- 名前: 篠鼓 ◆6rD.0ypKNs (ID: ty0KknfA)
お久しぶりです、出没が遅くなってしまって申し訳ない…
まさか六道サイコパスで全面的なギャグが見れるとは、拙者感激致しましt((
あの二人出してくださって誠にありがとうございます!
一瞬此処がシリアス・ダーク小説だと忘れましt((
- Re: 六道サイコパス まだまだオリキャラ募集中! ( No.35 )
- 日時: 2011/08/31 01:21
- 名前: 甘木 (ID: KjZyd1Q/)
秋桜様へ
どうも魔女キャラですか……。ありがとうございます。
お陰で超能力・サイコ・魔術・オカルトとほとんどの要素を兼ね備えたキャラクター達がそろいました。
オカルトテクノロジーとかカッケーですよねw
篠鼓様へ
話がころころ変わって分かりづらいくて申し訳ないです……がおもしろかったようで安心しましたw
実は私コメディの方が書くの好きなんですよねw
- Re: 六道サイコパス まだまだオリキャラ募集中! ( No.36 )
- 日時: 2011/09/01 00:21
- 名前: 甘木 (ID: KjZyd1Q/)
まずい……実にまずい事になってしまった……いや正確にはこの事態に気付いたと言うべきか……。
「ん〜、孔雀姫殿のはヒップホップっというよりボサノバって感じでござる、もう少しフラットな感じで……」
どうやら息を吹き返したらしく、訳の分からない寝言を俺の背中で言っている。
ていうかヒップホップとボサノバじゃ全然音楽性が違うだろうが。それにお前どれも聞いてねえじゃん!
少し話が脱線したが、まずい……何がまずいかというと言うまでもなく目の前に現れた女。
彼女は自分の事を『九条黒蜜』と名乗っていたがどうにもイケすかない。
俺達がいる森は心霊スポットで地元人すら近づかねえ自殺の名所だ、その上この森には鬼が出るという伝説すらある。
一人だし肝試しでもない……自殺……する様にも見えない……アレ? さっきから黒蜜さんに付いていってるけど何かずんずん森の奥に進んでいってない?
ふと……そう思った時足が動くのをやめてその代わり全身全霊で俺の新陳代謝が活動し冷や汗をこれでもかと出した。
やべーよ日本昔話みたいになってるよ。
「あれ、どうかしはりました? 斑鳩はん?」
顔をふと上げると綺麗な人形の様な顔で微笑んでこっちを見ていた。
その美しさは月光に合わさって【人間とは思えない程の美しさ】だった。
何だコレ……もうどう考えてもこいつが吸血鬼です、本当にどうもありがとうございます、だよ。
「いやちょっと疲れたっというか何と言うか……」
「ああ、そういえばお連れの方背負ってはるんですね、すいません。気がつかなくて」
手を口に当てしまったという顔をする黒蜜、コイツの目には俺達が餌に見えているのだろうか。
いずれにせよ、少し休憩したいな……ここは休憩するよ頼むか。
「いや、大丈夫ですよ。すこ……」
「う、う〜ん、あ、孔雀姫殿おはようでござる」
俺の言葉を遮り俺の背後から今は聞きたくない奴の声が聞こえた。
都合良く記憶を失っていそうなので俺が適当に記憶を捏造することもできるが……もし奴が黒蜜の正体が【鬼】だと気付いたら、奴は間違いなく……。
テンぱる→地雷を踏む→食べられる THE END
「チュドーーーンンンンンンン!!!!!!!!!」
「だ……大丈夫でござるか? 孔雀姫殿? 何か悪いものでも食べたのでござるか?」
全然大丈夫じゃねえよ、何吐血してものの30分で生還してきやがって……もう少し気絶してろよ!
保留
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