ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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空蝉は啼かない  <参照200>
日時: 2011/09/02 22:25
名前: 紫雨((元:右左 ◆mXR.nLqpUY (ID: 8hgpVngW)
参照: http://ameblo.jp/kaenclone

「空蝉は啼かない。 啼いてはいけない。
 だからキミも、もう喋るな。」

彼女は彼の腹を抉るように、右手を突き刺した。





先日一瞬鳩を自転車の車輪に巻き込んでしまった紫雨ですコンニチワ。
宿題って一気にやると辛いから気を付けてね。
そして妖怪ものになる気がするようなしないような?



○限りなく駄文
○更新遅め
○荒らし駄目絶対



●本編

prologue『雲間の月はやがて消える』 >>1

第一話『現実を見ろ、前へ進め』 >>4>>9>>17>>24>>32>>33





●登場人物

鬼灯      >>10            篠崎朔乃   >>11
桐野桜和   >>12            執行御代   >>20




●お客様

・王翔さん    ・朝倉疾風さん    ・風猫(元:風さん    ・朔さん

・生死騎士さん    ・比泉 紅蓮淡さん    ・紅蓮の流星さん









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Re: 空蝉は啼かない ( No.20 )
日時: 2011/08/16 19:37
名前: 紫雨((元:右左 ◆mXR.nLqpUY (ID: 8hgpVngW)
参照: http://ameblo.jp/kaenclone




執行御代しぎょうみだい
年齢:21歳
性別:男
所属:【天界】天原の駒・ゴールド
容姿:長い(肩ちょい下)金髪で瞳は翡翠色、ビジュアル系。
   武器は日本刀。
性格:短気。 可愛い女の子(ブラック以外)大好き。


「お前なんか主が止めてなきゃとっくに殺してんだかんな糞餓鬼」
「何もしねえなら黙っとけ! つかもう天界帰れ!」
「やほー、イエロー。 頑張ってんなあ」


Re: 空蝉は啼かない ( No.21 )
日時: 2011/08/17 19:29
名前: 朝倉疾風 (ID: 0nxNeEFs)
参照: http://ameblo.jp/ix3x-luv/

マシンガントーク…確かにマシンガンみたいですね。
天界に帰れと鋭く言われていますが、朝倉は帰ってほしくないです。

Re: 空蝉は啼かない ( No.22 )
日時: 2011/08/17 21:11
名前: 生死騎士 (ID: mk2uRK9M)
参照: http://w5.oekakibbs.com/bbs/oe-kakiko2/oekakibbs.cgi

へい☆こんばんわ。
生死騎士だよ。
見つけたから来てみたんだよ。
まだプロローグしか読んでないけど・・・
やっぱ文才あるな、お前・・・
というかタイトルかっけぇww
あと登場人物の名前かっけぇww
今日は時間無いから、いつか全部読む!

こーしん頑張れ〜

Re: 空蝉は啼かない ( No.23 )
日時: 2011/08/17 22:39
名前: 紫雨((元:右左 ◆mXR.nLqpUY (ID: 8hgpVngW)
参照: http://ameblo.jp/kaenclone


ブラックは息継ぎする暇なく言葉を言っています。
てか帰れないです。 ゴールドいなきゃ!
>朝倉疾風さん


懐かしいのう(´_⊃`)+
ありがとねー。
>生死騎士さん

Re: 空蝉は啼かない ( No.24 )
日時: 2011/08/22 11:36
名前: 紫雨((元:右左 ◆mXR.nLqpUY (ID: 8hgpVngW)
参照: ※ちょい変更





「え、鬼灯クンそんなことんなってんの?」

その知らせが来たのは、目の前に高々と積まれた書類の山の処理をしている途中の事。
自分の第一補佐官が、天原の駒と争いをしているというものだった。 それも、一人の少年を賭けて、だ。
一枚の紙に目を留めると、そこには鬼灯からの地獄門開門手続きの書類。

「おおおお……っべー、絶対怒られんねコレ」

書類の端に自分の手のひらと同等の大きさの印を力強く押す。
苦笑いで隣にいる郵便ガラスの嘴の前に、三つ折りにされた書類を向ける。

「頼むよ。 なるだけ迅速に」

羽を額の前に持っていき、敬礼のポーズをとる。
嘴でしっかりと書類を加え、赤黒くグラデーションを施された天空へと飛び立っていく。
デスクの上で両腕を折りたたみ、その中に頭を埋める。

「怖いんだよなー、鬼灯クン。 さすが、獄卒仕込みの補佐官。 てかもうあれは補佐じゃない、ただのイジメだ」

うだうだと第二補佐官である者に愚痴る。
「まあまあ」と宥めてはくれるのだが、彼も鬼灯に逆らいたくはないので身体を張るなんてことはしない。

「これって行った方がいいわけ? なー、どーだろ」
「行かれてはどうでしょう。 鬼灯様も現在、天原の駒に苦戦しているようですから」

覚悟を決めなきゃダメか……。 とため息をつく。

「分かった。 では後は任せたよ浦島クン」

ゆるゆると起き上がった閻魔に当たった書類の山が、少しずつ崩れ落ちる。
浦島はそれに潰されるが、閻魔はそんなの目にも留めない。

「じゃあ、行ってくんねー」





***





同時刻、ヴァルハラ神殿内。

「ゴールド達が、そのようなことになっているのですか?」

ゴールドに、戦いは命じてはいないはず。
と彼は記憶をたどる。

「はい。 “地上の死者”である少年の期限が切れた、とかで。 本来彼は地獄へと送還される者ですが、我らにとっても役に立つだろうと敢えて地獄側と対峙しています」

天原の駒のグリーンは、彼の質問に迷うことなく答えた。
紅茶を彼の目の前に差しだし、受け取ってもらう。

「閻魔様は、私にとっても良き人で、対峙したくはないお相手なのですが……」
「上からの命令ですので。 私情で動かれては困ります」

それは、そうなのですが。 と苦笑いでグリーンを見る。
彼はため息を一つ吐いて、重い腰を上げる。
十字架などの装飾品が思うよりかなりの重しになっており、動くのも一苦労だ。

「では、私が行ってきましょう。 ゴールドには、私の許可なく戦闘へ赴いたことをきつく叱っておかないと」
「行ってらっしゃいませ、レーダ様」




二人の長が同時に地上へと降り立った。






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