ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 混沌な主人公は今日も不機嫌なようです。【大切なお知らせ】
- 日時: 2011/11/18 21:06
- 名前: Spade ◆1R8FyXsIeY (ID: PMzvo2iV)
大切なお知らせ…>>119に御座います。
ご迷惑おかけして大変申し訳ございません<(_ _)>
混沌な主人公は今日も不機嫌なようです。・・・略称は『こんふき』(ぇ
アンケはこちら>>106
ぶっちゃけこの小説は、カオスと暴力表現があります。でもなんかコメディです。
ついでにRPG要素が嫌いだという方はお逃げください!
600参照突破…?マジで!?てか早く一章終わらせろし(´・ω・`)
500参照突破記念→第一章終わり次第
記念すべき>>100…なんとオイラですたorz
あぁもう早く1章終われよおおおおおおお!/(^o^)\
【注意】
・カオス(1章は自重。後酷く)
・主人公が冷めている件
・だらしねぇ小説
・続く“かも”しれない小説です。
以上です、すいませんでした。
【目次まとめました】↓
序章>>1
第一章「旅立ち」>>2->>3/>>10/>>26/>>29->>30/>>38/>>42/>>52/>>79/>>81/>>89/>>98/>>102
【オリキャラ募集中!!】>>4
勇者メンバー〆切ました!オリキャラ投稿サンクスです!
魔族は随時募集中(・ω・)~♪
【お客様】
〆瑠亜様* 〆直角水平様* 〆ヴィオラ様 〆葉紋様 〆ダイ様* 〆ライチ様 〆更紗蓮華様 〆ミルクチョコレート様
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- Re: 混沌な主人公は今日も不機嫌なようです。 ( No.29 )
- 日時: 2011/09/24 02:07
- 名前: Spade ◆1R8FyXsIeY (ID: OXTNPTt9)
「———こんなおめでたい日に、てめぇは何してるんだ?」
銃の弾は彼の頬をかすめ、彼の頬からは少し血が出ました。
するとその時、フッと魔法陣の発動が止み——全てが消えてしまいました。
「……」
彼は——また面倒くさそうな表情に戻っていました。
そして、溜息をつくと銃弾が飛んできた方に向きました。
桃色がかった白髪の少女。
少し眠たそうなたれ目に、透き通った明るい紫色の瞳。少し顔色は悪いものの、今は瞳も表情も鋭くとがっているかのようでした。
そして、彼女の右手には短銃が握られていました。その腕は、まだ彼の方に向いたままです。
「…、
あーヤベ…もうこんな時間か」
すると彼は、まるで今まで何も無かったか様にそう呟き、歩み出しました。
私はその変貌ぶりに、開いた口がふさがりませんでした。
———あ…あの人は、今まで自分がしてきた事を何も思ってない…!?
私は怒りを感じ、だんだんと肩を振るわせました。
絶対に。
絶対に許せませんでした。
謝罪の言葉もなければ、反省もしない。
幸いなことに、怪我人はいるような感じではありませんでした。
けど、それでも!
歩み去ろうとする彼に私は、怒鳴ってやろうと口を開けましたが、それより先に…あの少女が口を開きました。
「おーい、てめぇ…どこに行く気だ?」
すると彼はしれっとした目線で、彼女を見る。
そしてまた面倒くさそうに溜息をついて言いました。
「…俺もこう見えても暇じゃないんだよ。することあっからそっちに行くだけだ」
「そうじゃねーだろ」
彼女の声色に、怒気が混じっていました。
「アンタが何者かは知らないけどさ、これだけの事をしといて詫びの一つも無し?そりゃ黙って見過せねーな」
「あ?知るか。…そんな事よりも、もっと大事な事なんだよ」
「…そんな事って…“そんな事”って何なんですか!!?」
私は彼の言葉に、ついに怒りが爆発しました。
「さっきから聞いていれば…何なんですか!?…最低ですよ!今すぐ謝ってください!」
しかし、私が小さいからかはよく分りませんが、彼は聞く耳を持ちません。
それどころか、彼は私を鋭い眼差しで睨みました。
けど、私も怯みません。
「…謝ってくださいよ。いえ、貴方のした事は、謝って済む問題じゃないんです」
「…」
彼は、何も言いません。
そしてそのままフイッと視線を外すと、再び歩み始めました。
「てめぇっ!待てっ」
「——逃げるんですか!?」
彼は歩みを止めません。
しかし、何かを思い返した様に———立ち止まって、顔だけこちらを見ました。
そして吐き捨てるように、皮肉交じりに彼はこう言い残しました。
「———忘れるなよ、もしソイツがいなかったら俺は容赦なくお前を殺してたからな。
お前なんかに旅はできない、お前の言う仲間に迷惑かけるだけだぞ?
お前は旅を放棄して実家にでも帰ってろ」
ショックでした。
私は…これでも、選ばれてここへ来ました。
———でも、確かに…こうして他の人に助けられました。…こんな子供が一緒にいれば迷惑かもしれません。
『…でも、それでも……』
私は涙が零れそうになるのを堪え、拳を握りしめました。
彼は、去ろうと私達に背を向けました。
しかし、そんな彼は再び立ち止まる事となりました。
「————迷惑がかかる?てめぇみたいな奴が言うな」
彼を呼びとめたのは、彼女でした。
彼女は———あるものを彼に見せつけ、こう言いました。
「あたしは、北の国から来たライラ・サード・スーオン…剣士だ。
話は聞いていた、この子が魔王討伐メンバーの一人だそうだが…
———あたしも、曲りなりに“その一人”だ。
てめぇみたいな奴に、コイツの価値を決めつけさせねぇ」
———ライ、ラ…さん?
彼女が持っていたのは…招待状。私も持っている、あの招待状でした。
その招待状には、大きく彼女の名前が書いてあります。
私は、彼女を見ました。
彼女は鋭い眼差しで彼を睨んでいました。
そして、彼女に睨まれていた彼は再び溜息をついて———何も言わず人混みへと消えて行きました。
何人かの人が彼を取り押さえようとしていましたが、それを行動に移す人はいませんでした。
私は彼女と二人、その場に取り残されてしまいました。
- Re: 混沌な主人公は今日も不機嫌なようです。 ( No.30 )
- 日時: 2011/09/19 12:28
- 名前: Spade ◆1R8FyXsIeY (ID: OXTNPTt9)
「…あの、ありがとうございました。
おかげで助かりました——ライラ・サード・スーオンさん…」
彼が去った後、そこには式典とは思えぬほどの静けさが漂っていました。
辺りではさっきの青年の事を口々に言う声が聞こえ、ある人は警備の人に事情説明をしています。
そんな中、私は———魔王討伐メンバーと名乗ったライラさんに、頭を下げました。
するとライラと名乗った彼女は、脚部分に巻いてあるガンホルダーに銃を収め、私に向き直りました。
そして彼女は私をジッと見て、少し咳払いをしつつ言いました。
「…先程はついつい熱くなってしまいました。まぁ貴方が無事でよかったです」
…ゑ?
私は思わず、間抜けな顔で彼女の顔を見てしまいました。
『———く、口調がさっきと随分違うような…』
私は、彼女が先程の口調を思い返し、今の口調とを頭の中で比べてみましたが…やっぱり、全く違う…!
しかも、さっき彼女を取り巻いていた雄々しい雰囲気とはまるで違う、控え目で上品な雰囲気を彼女は纏っていたのです。
そして、そんな彼女は小さく溜息をつくと、私から背を向けました。
「…もう一人の方と、貴方を探しに来てたんです。
4人揃わないと儀式が始められないのでさっさと来てください」
「あ…!は、はいっ…!すいません!」
私は彼女の言葉でハッとし、慌てて後を追いました。
しかし、心の奥底では、彼の言葉が私の決意を揺るがせていました。
“お前なんかに旅はできない、お前の言う仲間に迷惑かけるだけだ”
* * *
全速力で城下町を駆け抜け城に着くまでの間、私は必死に彼女の後を追いました。
剣士と言うだけあって、身軽でとても素早かったのです。
「…着きましたよ」
ライラさんは城の前に着くと、スタスタと門番に駆け寄り、招待状を見せてさっさと城の中に入って行きました。
私は息を切らしながらも、休む暇など無かったので、門番に招待状を見せました。
すると門番は私の方をチラッと見て、もう一度招待状に目線を戻しました。
…こんな小さい子供がパーティメンバーに選ばれたのが、半信半疑なんだと思います。
私が下に目線を落とすと、ふとライラさんの声が聞こえました。
「その子で間違えありません。門番さん、時間ないので早くしてもらえないでしょうか」
「…さようで御座いますか。申し訳ございませんでした…城内へどうぞ」
すると、門番は道を開けてくれました。私は、ライラさんに連れられ奥に行きます。
———長い長い廊下。
紅いカーペットの上を、ライラさんは堂々と歩いていきます。
そのカーペットの側には、一定の間隔ごとに兵士さんが立っています。
その彼等の前を通り過ぎる度に…目線がずっと背中に刺さるのでした。
そして、その一番奥の部屋。
大きな扉がありました。ここが、「王の間」。この先に、私を選んでくれた王様がいる。
「————…」
ライラさんは門番と会話を交わし、大きな扉の部屋の隣にある個室の方を指さしました。
そして、私の方を向いて…言います。
「…もうすぐ儀式が始まるので、荷物を置いて来てください。
あと、もう一人のパーティメンバーの人もいると思うので呼んできてください」
「あ…わかりました…」
私は言われるがまま、扉の方へ走って行きました。
『…本当にもうすぐ、私は勇者様の仲間になれるんですね…』
私は、歓喜と不安でいっぱいになります。そして、そのメンバーの一人がこの中にいる。
震える肩を抱え込み、一つ深呼吸。
そして私は覚悟を決め、もう一人がいるという扉を、ゆっくりと開けました—————
つづく
- Re: 混沌な主人公は今日も不機嫌なようです。 ( No.31 )
- 日時: 2011/09/19 12:04
- 名前: 直角水平 ◆6rD.0ypKNs (ID: ty0KknfA)
( ゜д゜)チラッ
( ゜д゜ )
( ゜д゜)チラッ
( ゜д゜ )
|д゜)=3 シャッ
絵上手いじゃまいかライラさんかっけぇかっけぇぬああああああ((
てか次にあの両性類出るんですね本当に問題児なので色々ガタブル(((( ;゜д゜))))アワワワワ
- Re: 混沌な主人公は今日も不機嫌なようです。 ( No.32 )
- 日時: 2011/09/19 18:32
- 名前: Spade ◆1R8FyXsIeY (ID: OXTNPTt9)
>>直角水平さん
…。( ;`・ ω・´ノ)ノ|壁
ハッΣ( ;`・ ω・´ノ)ノ|壁
チョッパー的な何か↑
そう言ってもらえると嬉しいよはわわわわわ(
両生類君(!?)のイラストもボチボチ書いていきたいと思いまつ←
思った感じじゃ無かったら容赦なく言いつけてやっておくれw
あとダイさんのオリキャラが1章から出てくる感じです。
完全に敵キャラですが敵でも結構重要なキャラかもです(`・ω・´)
- Re: 混沌な主人公は今日も不機嫌なようです。 ( No.33 )
- 日時: 2011/09/19 21:44
- 名前: 璃亜 (ID: O72/xQMk)
・・・|ョ・ェ・`*).。.ジーッ
ライラかっけぇぇえええええ!!!
予想以上にキャラがたってて・・・感動です!
次の勇者メンバーも気になります!
頑張ってくださいね♪
楽しみに待ってます。ココでw┬┴┤ω・) ジ———
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