ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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ふたりと、きみ。
日時: 2011/10/17 17:42
名前: 朝倉疾風 (ID: QHlX.g1E)
参照: http://ameblo.jp/ix3x-luv/

朝倉の小説の題名は、必ず最後に「。」が
つきますよね。
これつけないと、なんだかムズムズします。

執筆開始 10月1日〜


登場人物 主要キャラ

清川暁人>>3
霧島レイ>>3
江藤マヤ>>7
西滝音羽>>20
古里嘉一>>20


サブキャラクター

浅沼小夜葉>>25

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Re: ふたりと、きみ。 ( No.21 )
日時: 2011/10/16 18:02
名前: クリスタル (ID: RIMOjgnX)

>>19、なんか深いイイ・・・カッコイイ!

Re: ふたりと、きみ。 ( No.22 )
日時: 2011/10/16 20:04
名前: △ (ID: QHlX.g1E)

お久しぶりです、朝倉さん。


この小説も読ませてもらってます。

青春というよりも、どこか少しだけ灰色っぽい青春。

汗も涙も恋愛もないけれど、なんだか普通の日常、みたいなかんじです。
この日常がはたまた、包帯戦争。のようにドロドロになるのか。
まだわからないです。

わたしは霧島さんが大好きになりました。

性格が好きです。 

Re: ふたりと、きみ。 ( No.23 )
日時: 2011/10/17 16:45
名前: 朝倉疾風 (ID: QHlX.g1E)
参照: http://ameblo.jp/ix3x-luv/


──♪──
これがついている描写は、
語り手が暁人くん意外の
人でございます。
モノローグ的なものでしょうか。
意味があるので、ここをしっかり
読んでほしいです。
>クリスタルさん


お久しぶりです。
包帯戦争。からお世話になって
おります。 できれば、当時の
お名前を教えてほしいです゜(゜´Д`゜)゜

そうですね、ジャンル的には青春っぽい
ものになっておりますけれど、少しだけ
シリアスでダークなお話にしたいな、と。
霧島さん、好きになってもらえて光栄です。
>△さん

Re: ふたりと、きみ。 ( No.24 )
日時: 2011/10/17 17:36
名前: 朝倉疾風 (ID: QHlX.g1E)
参照: http://ameblo.jp/ix3x-luv/


第2章
『星を掬う空』



殺害されたのは、オレの通う高校の男子の先輩だった。
先輩と言っても、面識がまったくない先輩で、クラスの女子曰くかなりイケメンな人だったらしい。

「堀田センパイ……? ああ、生徒会長か」

名前を聞いてピンときたのは、殺された彼が全校朝礼で長ったらしい話を月に1回していたからで。 残念ながら顔はまったく覚えていない。

「元・生徒会長、だよ。 そこらへん分かろうか、清川」

そしてオレにそんな情報を教えてくれているのが、同じクラスの浅沼だ。

浅沼小夜葉。
茶華道部で、成績も優秀な委員長タイプの女の子。
活発な性格で、自分の言いたいことをハッキリ言う。 悪く言えば、空気が読めない人。

「ごめん。 オレ、生徒会とかキョーミないから」
「ふうん。 でも、けっこう大きなニュースだよね。 殺され方が尋常じゃないほど惨かったらしいじゃん。 異常者の犯行、人間のすることじゃない、なーんて言われてるし」

日曜日、つまり昨日殺害された堀田さん。
彼の死因は溺死だったらしい。 体をバラバラに解体される前に、溺死していたのだと、浅沼から今しがた説明された。

「胃に水があったらしいよ。 溺死させられてからの、バラバラでしょう。 本当に最悪ね」
「でも、溺死は事故だったかもしれないよ」
「この10月の寒い時期に海とかプールに行く? 大きな川もないし。 あまり事故だとは思えないけれど」

ああ、そっか。 どうもオレは推理力が足りないらしい。 探偵に不向きな性格かな。
っていうか、そろそろ帰りたいな。 日誌書き終えたら、適当に会話を切り上げよう。
横目でチラッと霧島さんを見る。 オレがさっき 「一緒に帰ろう」 と言ったので、じっと待っている。
いつも早く帰る霧島さんを、怪訝そうな表情で浅沼がじっと見ていた。

「…………霧島さん、は帰らないの?」
「レイ、暁人を待ってるから」

シャーペンを持っていた手が止まる。
いま、「暁人」って呼んだ?

「霧島さんって、清川と付き合ってるの?」
「フレンドリー」

霧島さんが右手でチョキをつくって、人差し指と中指をコツコツとくっつける。
ふうん、と微妙な返事をした浅沼は、何かを考えて、

「わたしとは友達じゃないの?」 「うん」

けっこうアッサリと酷いことを言った霧島さんは、無表情で浅沼をじっと見る。
そして、何度か首をかしげて、

「だけど……なんか、レイはあなた、嫌いじゃない……よ」
「あー……ありがとう?」

疑問形のお礼をした浅沼は、これ以上の霧島さんとの会話に疲れたのか、深いため息をついた。
どうやら霧島さんは、無自覚に人を傷つけてしまう習性があるらしい。 江藤は気に入ったらしいけれど。

「日誌、終わり。 待たせたね霧島さん。 帰ろう」
「んー、ん」

裸足のまま上靴を履いている霧島さんは、靴のサイズが小さいのか、カカトを踏んだまま歩いている。
小さな足のカカトに靴擦れができているのを見つけて、少し嬉しくなった。

絆創膏、持ってきてあげよう。

Re: ふたりと、きみ。 ( No.25 )
日時: 2011/10/17 17:40
名前: 朝倉疾風 (ID: QHlX.g1E)
参照: http://ameblo.jp/ix3x-luv/



登場人物ファイル06


浅沼小夜葉 (あさぬま さよは)

16歳 茶華道部 男勝りな性格で言いたい意見を
ハッキリと言う委員長みたいな女子。 短髪。
暁人と同じクラス。 女子からはあまり好かれていない。


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