ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

指切りげんまん
日時: 2011/12/10 21:44
名前: 咲羅 (ID: a8bifGsH)

—指きりげんまん嘘ついたら針千本飲ます、指切った。

*登場人物*

主人公
中2 A組
魅琴 葵 (みこと あおい)
普通平凡な女子中学生だが、周りが異常。
中3 C組
木下 瑠璃(きのした るり)
黒髪赤目の犯罪歴ありの女子。
中1 B組
上禅 零姫(かみぜん れき)
謎。
中2 A組
七色 瑞希(なないろ みずき)
ピンク髪にオレンジの瞳。明るく運動神経が優れている優しい子。
羅樹 莉華(らき りか)
表では優しいが裏では悪い。
こい茶色に黒目。

第二期
白雪零姫 銀髪碧眼 スポーツ万能成績優秀ロボットのような人。
緋那多・R・華那アリス
容姿淡麗、おしとやかなお嬢様系女子。だが未麻の家ではメイド服姿。 金髪の波も癖もないストレートの
髪にピンクの目。
柚未麻
ライトブラウンのショートカットに黄色の目。
葵の妹。





駄作ですが、
読んでくれる方が居たら幸いです。
宜しくお願いします。
ではでは。

 

Page:1 2 3 4



第0話 はじまり。 ( No.1 )
日時: 2011/11/18 18:33
名前: 咲羅 (ID: a8bifGsH)

「—ゃ、め……ッ!」
「ぅ"ッ!ッ!!」
椅子を何度も振り下ろす少女。
痛みに意識を失いかけている被害者の少女。
「なんでっ……ッ、……このっ、……ぅわあああ!!」
少女は暴走していた。
二人とも涙を目にいっぱいためて、二人とも血だらけだった。
加害者の少女は裏切られて、被害者の少女は痛みで。
加害者の少女は返り血で、被害者の少女は殴られて。
「ゃ、めっ、て………」
被害者の少女はついに視界がゆがんできた。そして、完全に崩れ落ちる。が、加害者の少女はまだ殴り続ける。椅子をおろし、被害者の少女の乗っかり、首を絞める。
「ぅッ………」

—。



第1話 新世界 ( No.2 )
日時: 2011/11/18 19:25
名前: 咲羅 (ID: a8bifGsH)

 2500年。
その頃は、今と比べて全てが違っていた。
電化製品は数多く出され、『家庭ロボット』などもう当たり前になっていた。私の周りには家庭ロボットを持っていない人はいない。家庭ロボットとは、洗濯料理、家事全般、マッサージ、…などなど家の手伝いをしてくれるロボットなのだが—、と話が長くなりそうなので家庭ロボットの話しはここまでにしておこう。とにかく、ここは何もかもが変わっていた。
 人口は、皆人口増加がし、2100には900億人突破といっていたが、その逆のことがおこった。地球温暖化の影響で、次々と島が沈没していったのは2200年終わり頃、その後次々と国が沈んでいった。人口の多い国が次々と沈み、オゾン層にはかなりおおきな穴が開いていた。地震が次々おこるようになり、夏には気温が45度、冬には寒くても28、29度。と気温上昇が激しくなり、水不足も次々と起きた。
 —と、人々が住めない極限まで追い詰められた。
が、人類はオゾン層を復元することに成功した。私は詳しくないのでよく解らないが、宇宙飛行士800名を犠牲にし、オゾン層は復元されたそうだ。人口が激減し、森林が増加し、オゾン層も復元されたので地球は元の姿に戻った。

今現在、私がいるのは日本ではない。
日本は沈没したのだ。2260年の7月6日に。
そしてアメリカ、中国、韓国、と次々と沈没していった。
残ったのはどの国か? それは貴方達の知らない国だ。
2314年、不思議な減少が地球に起った。いくつもの生き残った島が一か所に集まったのだ。国は一つとなった。が、喋る言葉は最初はばらばらだったが現在は、英語か日本語、中国語。の3つにしぼられている。一つの国は3つにわけれた。それぞれ平等に土地を分けれた。

"亞国"(あこく)と名付けられた国は、英語を喋る人々がたくさん集まった。北側よりで、少し寒い国だ。
"華燐"(かりん)と名付けられた国は、中国語を喋る人々がたくさん集まった。位置は南側で温かい国だ。
"火乃"(ひの)と名付けられた国は、日本語を喋る人々がたくさん集まった。位置は真ん中で、四季がちゃんとある国だ。

私はその火乃にいる。
名前は魅琴・A・葵。もうA(アリス)は省略して名乗っているが、本名はこれ。私はここ、金森学園に居る中学2年生女子だ。

第2話 金森学園・瑞希編。 ( No.3 )
日時: 2011/11/18 22:37
名前: 咲羅 (ID: a8bifGsH)

—さて、前回の続きだが。ここは金森学園だ。
小中高の3つの学校がまとめられている。
"学園"と聞くと大人数を想像する人が居ると思うが、ここは極めて少人数の学園だ。初等部50名、中等部19名、高等部8名。計77名。
ただこの学園、ちょっと特殊な学園なのだ。理事長が居ない。というかいるのだが、生徒と教師、ただ一人を除いて誰も見たことがない。その一人は鈴木真希教頭だ。教頭の口癖は「理事長の命令」この理事長は、金森明という名前らしいのだが—、金森理事長がすることは、誰も予想できない。少年少女刑務所に入れられていた子をいれたり、校歌がすっごく派手でのりのりの曲だったり。……、

こんな話はともかく、私の日常生活の話をしよう。
もう一度言う、私は魅琴葵。この学園の中等部2年生。これああまり取り柄のない、普通で平凡な女子なのだ。少しみんなと違うところといったら、この目立つ水色の瞳だろうか。いや、いうなれば皆と同じ所は、だ。この金森学園の生徒はみな、変わった人物ばかりなのだから—。

「やっほう、あーおいちゃん! 」
「あ。瑞希ちゃん」
たとえば同じ2—Aの友達、七色瑞希ちゃん。はい、名字からアウト! 普通じゃないよねー? 
「これみてみてー。新しく買ったのさ〜っ、最近はやってない? この鉛筆。」
「ぇえ〜いいなあ。うさぎちゃんの買ったんだ? アタシも買おっかなあ。」
そして、ピンクの長い髪の毛に、オレンジ色の大きな瞳。
ああ、いいなあ。
「瑞希〜っ」
「みっちゃんみっちゃん!!」
「ぅいーっ、今行くう。」
そして瑞希ちゃん。とても人気者。
「じゃあねっ、あおちゃん。」
「ん、じゃあねみっちゃん。」
ちょっと別の名前で呼んでみる。
たたた、と小走りでいってしまう瑞希ちゃん。


席替えで、瑞希ちゃんと隣の席になって10日後。
抜き打ちテストが返された。
「七色—、」
「はい。」
「魅琴—、」
「はい」
かたん、と席を立ちあがり、早歩きでテスト用紙をもって椅子に座る。
そーっ、とテスト用紙の右上を見ると……。
「……っふ、よかった……」
数学すっごい苦手だったけど、猛勉強したかいあって89点でした。
「瑞希ちゃんどうだった? 」
「ぇへへっ、なにが? 」
「えと、テストの点数だけど……。」
「テスト? なにそれ美味しいの? 」
にこにこにこにこ。と笑っている瑞希ちゃん。
「……そのてすとっていうかみっぺら、葵ちゃんは何点だった? 」
「あたしは89。」
「………………。」
その笑顔で固まらないでよ。
「あははっあははっ……」
やばい。瑞希ちゃん机で頭叩き始めた。
ひらひら、とテスト用紙がおっこちる。
「ッッ!?」
なんやて……。
『2点』
=1問しか正解しなかった。
「そっかあ。まあ、一問正解したならいいんじゃない? 」
「違う!! 」
「?」
「……これ、葵ちゃんのテスト用紙と見比べたら葵ちゃんは四分の三であたしは三分の四だった!! 他の子も見たけどみんな四分の三で丸ついてたあ……つまり先生のミス……。あたし0点!ぅうう、」
—私は、彼女の肩に手を置くしかなかった。
そうそう、彼女、かなり勉強が駄目なのだ。
そして運動神経が抜群。


「よーいっ、」
「「ッ!!」」
プール大得意葵ちゃん。かまえます!
「どんっ!」
いけええええっ!!
私は力強く壁を足で蹴った。
泳ぐのはクロール。50M競争。
………5秒差で負けた。
「なんッ……昨日までっはあ……3秒差、だった……ッに」
「ぁはっは……ッはあ。…あたし練習したかッ…はぁ、ら。」
「あたしだって……はっ、はぁあっ、……っふう。」
息苦しい。全力出し過ぎた。足が痛い。
ほらほら、強すぎるよね?
しかも無制限で泳がせたら3キロいっちゃってさあ、もう駄目って止めてなかったらどこまでいったか…。

「ぅっしっ、」
そして持久走。
「はあっ、………。」
嘘だ。嘘だ嘘だ。最初から全力?
「ぉりゃあああッ、」
持久走が苦手なあたしが3周目を走っているときに、もう彼女は5周目をいっていた。そして10周目が終わり。あたしは10分00秒かかった。すごいすごい、一周ぴったり1分の計算だ。そして瑞希ちゃんは6分09秒。超人的すぎる。ああ、羨ましい。
ちなみになんで最初から全力だったの?、と後から聞くとあたしはいつでも全力だよ!と笑顔でかえされた。すごい。どれだけ持久力るんだこん野郎。
 100M走のときだってそうだ、彼女は11秒31の記録を叩きだした。はやすぎる。これってオリンピックに出れるんじゃね?

と、
彼女の馬鹿さとすごさが理解できただろうか?
ちなみに彼女、モデルのスカウトもうけるほどのべっぴんさん。
そしてかなりのおしゃれさんだったりする。
 
以上、金森学園・瑞希編おわりー。




第3話 金森学園・零姫編・瑠璃編 ( No.4 )
日時: 2011/11/19 16:35
名前: 咲羅 (ID: a8bifGsH)

—さて、また前回の続きをしよう。
私の知っている変人、(目立っている人? )はまだまだいる。
 上禅零姫さん。1つ下の後輩だ。それがこの子、とても人間とは思えないのだ。
 まず彼女は、表情一つ変えないのだ。前男子が、『お前宇宙人! よそ者は出ていけ!』といって蹴ってしまった。それでも顔色一つ変えずにぼーっ、とどこかを見ているだけだった。そしてみんなが笑っていても一人だけ笑わない。
 そして彼女は、欠点がない。スポーツ万能成績優秀。なんと運動神経抜群の瑞希ちゃんさえ負けたのだ。そして学問は学年トップ—どころか学園トップといっても過言ではない。そして美人、きゃーっ可愛いと叫ぶ程ではないが、顔立ちはととのい、美白で美人だ。

どうだろうか?
かなり零姫ちゃん変人じゃあないだろうか。

 最後の1人(?)の変人は、いやこれは変人だろうか特殊人物だろうか—学園一の有名人物だ。その名は木下瑠璃さん。私の一つ上の先輩だ。彼女は、少年少女刑務所に入ったことがある。殺人未遂をおかしたそうだ。どこから流れてきたのかは知らないが、私は風の噂で聞いた。
 しかも彼女は見てくれも目立つ。右目は包帯でまかれていて、真っ黒な髪で包帯を目立たせないようにしている。そしてそのこった右目は鋭い赤い目。一睨みすればみんないなくなるだろう。小柄ながらも、この鋭い目つきといい、右目を巻いた包帯といい、からすのような真っ黒な髪といい、噂といい、彼女に近寄るものは誰一人としていなかった。

 さて、今までに私は零姫ちゃん・木下さん・瑞希ちゃんと3人を紹介したが、この3人と私には共通点がある。それは"部活"だ。

—私達は、
"三日月部"に入っている。

第4話 三日月部 ( No.5 )
日時: 2011/11/19 18:50
名前: 咲羅 (ID: a8bifGsH)

 三日月部は元星空研究会。現三日月部。名前で解る人はいるだろうか? ここは星空を研究する場所だ。
ちなみに部長は木下瑠璃さん。

 その日はちっとも星空の話なんてしなかった。
その日は瑠璃さんが体調を崩し欠席。
部室に居るのは私と、瑞希ちゃんと零姫ちゃんだった。(つまり瑠璃さん以外皆来ている)
「あの、ここ三日月部であってますか? 」
「はッはい!」
「よかったあ……。私、入部希望なんですけど。」
「えっ…? 」
間抜けな声が出てしまった。
「入部希望者!? 」
瑞希ちゃんが驚いている。
今は二学期。そんな入部希望者なんて、なかなかいない。つまり、転校生かな?
「私、羅樹莉華です。3年生。」
3年生……か。やっぱり知らない子だから、転校生だろう。
「莉華先輩。ええと、星空が好きなんですか? 」
瑞希ちゃんが尋ねる。
「あ。はいっ、大好きです! 」
「えっと……なんでこんな時期に? 」
「あ、えっと私…休学してて……。」
「そうなんですか。」
「これ、入部希望届けです。」
「あ。すみません、今日部長休みなんで…受理するとしたら、明日になると思います。」
「そうですか………。」
ちょっとがっかりしたようにする莉華先輩。
「だ、大丈夫ですよ! ここ、少人数な部活ですし、きっと受理しますって! 部長あれでもさらっと部活に入れるから! 」
「部長って、……木下瑠璃さん、ですよね? 」
「えっ、あ。はい。」
友達なのかな? 部長と同い年っぽいし…。
「じゃあ。今日はこれで。」
「あ、は〜い。」
「おやすみなさい。」

—バタン。
「おお、メンバーが一人増えたっぽいぜ!」
「ふっふふ、楽しみだねー。」 


Page:1 2 3 4



この掲示板は過去ログ化されています。