ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 黄泉への誘い 〜生きるのって、楽しい?〜
- 日時: 2012/02/07 18:22
- 名前: 九龍 ◆vBcX/EH4b2 (ID: s32F0pf/)
どうも初めましてまたはこんにちは。
九龍と申します。
もうひとつ、小説を書いていますが、これと同時進行ということで。
少しずつ死に近づいて行く少年と、その背中を押す少女の物語です。
どこかで似てるのがあった……。とかがあったら、言ってください。すぐに直します。
注意
荒らし、チェーンメールはお断りです。
ホラー系が苦手な人、僕が嫌いな人は逃げた方がよろしいかと。
目次
登場人物>>2
プロローグ>>3
【一章 - はじめの一歩】
『青信号』>>6 『また会ったね』>>9 『わざと』>>14 『媛香』>>17 『比良坂兄妹』>>18
『お誘い』>>21 『生きるのって、楽しい?』>>22
【二章 - 境界線に立つ】
『死の希望』>>23
お客様
風猫様、クリスタル様
- Re: 黄泉への誘い 〜生きるのって、楽しい?〜 ( No.2 )
- 日時: 2011/12/31 13:25
- 名前: 九龍 ◆vBcX/EH4b2 (ID: gWH3Y7K0)
登場人物
比良坂 波月
黒髪黒目。髪は短く切っていて、目はたれ眼気味。16歳の女子中学生。
フェミニストであり、ブラザーコンプレックスでもある。うそつき。
異常なポジティブ。どんな時でもポジティブ。例え死が迫っていても、それは変わらない。
「ふふふ、俺、本当に幸せだよ……!」
赤城 真誠
黒髪黒目。髪は短く切っていて、目は切れ目。15歳の男子高校生。
高校に入ってきたときに、波月と伊月の兄妹と出会う。それまでは、普通の新入学生だった。
二人と出会ってからは、日常に疑問を感じることが多くなっていく。
「俺も、お前も、本当に幸せなのかな……?」
比良坂 伊月
黒髪。髪は短く切っているが、前髪は長く、目が隠れていて見えない。18歳の男子高校生。
波月の兄。兄離れできない妹に、日々不安を抱えている。
波月と同じく、嘘吐き。間違った方向にポジティブな波月のストッパー。
「……お前が幸せって言うなら、俺はそれでいいけどな」
- Re: 黄泉への誘い 〜生きるのって、楽しい?〜 ( No.3 )
- 日時: 2011/12/31 13:36
- 名前: 九龍 ◆vBcX/EH4b2 (ID: gWH3Y7K0)
プロローグ
『ねぇ、生きるのって、楽しい?』
ある少女に、そう聞かれた。
普通の少女の、不思議な質問だった。
生きるのって、楽しい?
そんなこと、聞いてきた人は、今まで一人もいなかった。
俺にそんな事を聞いてきたのは、その少女が初めてだった。
『君は、なんのために生きてるの? それ、楽しい? 目標に向かうのって、楽しいの?』
その少女は、無邪気にそう聞いてきた。
聞いている内容とは裏腹に、楽しそうな声で。
なんのために生きて、何を目標にして、目標に向かうまでの過程が楽しいか。
そんなの、今まで考えたことはなかった。
それから、考えるようになった。
生きることの喜び。
生きることの苦しみ。
生きているからこその楽しみ。
生きているからこその罪悪感。
それらの全てが、俺を狂わせた。
少女は、徐々に狂っていく俺を、楽しそうに眺めていた。
思えば、俺がおかしくなったのは、あの少女にあってから。
俺を壊したのは、まぎれもなく、あの少女だった。
あぁ、今でも、耳の中でこだましてる。
あの、無邪気な声が。
『ねぇ、生きるのって、楽しい?』
- Re: 黄泉への誘い 〜生きるのって、楽しい?〜 ( No.4 )
- 日時: 2011/12/31 22:33
- 名前: 風猫(元:風 ◆Z1iQc90X/A (ID: Me0ud1Kf)
お久し振りです。風猫と申します。
生きる……ですか。命題ですな。
彼がそれを考えるようになりどう人生を湾曲させていくのか。
気になります
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