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3.11 その日私は大切なものを失った 震災の方々へ
日時: 2012/03/17 18:33
名前: 空 (ID: mHaTlu7y)

  震災から1年。私たちの心には深い傷が残っています。

今日立ち上げたのは、ちょうど一年経ったからです。

この話に出てくる人物・団体は現実には存在しません。

また、話の中の描写は作者の考えです。

——私は震災の被害者ではありません。そのため、震災の被害者たちがどんな気持ちだったのかよく分かりませんが、多くの人が3.11を忘れないようにするため、作りました。

これを読んでくれた方へお願いがあります。

震災の被害者の方々に応援のメッセージを…。


目次 >>14

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Re: 3.11 その日私は大切なものを失った 震災の方々へ ( No.15 )
日時: 2012/03/18 07:03
名前: 空 (ID: LWAPAHAd)

 第5話 〜震災当日 親〜

「全く…会社を早退しちゃうなんて…。」

「ハハッ。いいじゃないか。娘の為だよ?」

「もう…。」

日和の母…咲はため息をついた。なんで毎回休むのかしら?たまには家族で旅行とかしたいんだけど…。そう考えているとそれを読み取ったのか、日和の父…鉱大が笑った。

「…来年があるさ。今年は許してくれ。」

鉱大はゆっくりとそう言った。その言葉を聞いて、咲は微笑む。

「そうね。じゃあ…もう1時ですし港町の方へ行きましょうか。」

「ああ。今日は雪が降ったからいい魚があるかもな。」

「そうね。おいしい物を選んであげましょう。」

咲と鉱大は2人で笑いながら車に乗り、港町へと向かった。

——震災まであと1時間40分…。

Re: 3.11 その日私は大切なものを失った 震災の方々へ ( No.16 )
日時: 2012/03/19 17:25
名前: 空 (ID: H9DI71mW)

 第6話 〜震災当日 妹〜

「眠い…。」

「ちょっ…寝ちゃダメだって。」

「…うにゅさい。」

「呂律!呂律回ってない!!」

…うるさいよぉ。菜々はこそこそと話しかけてくる友達にいら立っていた。眠たいのに眠らせてくれないなんて…と。

「静かにしないと怒られるよぉ。」

「どっちが!?私?それとも菜々?」

菜々の友達…理紗は菜々に訊いた。菜々は知らない…とだけ答えて寝てしまう。

「ちょっと〜。寝ちゃダメだって〜…。」

理紗は悲しそうにそう言った。

————

一旦切ります。

Re: 3.11 その日私は大切なものを失った 震災の方々へ ( No.17 )
日時: 2012/03/20 13:15
名前: 空 (ID: 3iXrSoY/)

 第6話 〜震災当日 妹〜(前回の続き)

「…校生、起立!」

「ハッ!」

菜々は先生の声で目覚める。そして急いで立った。

「礼!」

菜々は2秒間礼をし、次の言葉を待つ。そんな菜々を見て理紗はハァ…とため息をついた。

「ね?だから寝ちゃダメでしょ?」

「うるさいなぁ。…?もしかして終わり?」

「うん。」

「…よしっ!」

菜々はにっこりと笑ってガッツポーズをした。理紗は菜々を見て笑う。

「それにしても菜々はよく寝られるね。…卒業式練習。」

「うん。特技だよ!」

自信満々にいう菜々は少しドヤ顔。理紗はやはり笑いながら菜々に…

「——まぁ終わりじゃないけどね。」

「……は?」

「だから、4、5、6年生は30分延期だって。」

「嘘!?」

「冗談じゃないよ。朝、先生が言ってたから。…菜々は寝てたけど。」

…理紗は菜々にとどめをさした。菜々は泣きそうな顔をし、椅子に座り込んだ。

——震災まであと25分…。

Re: 3.11 その日私は大切なものを失った 震災の方々へ ( No.18 )
日時: 2012/03/20 17:25
名前: miho (ID: P.N6Ec6L)

震災、1年たちましたねえ。早いもんです。

題名につられてきました、mohoです。
更新がばって下さい^^


奈々ちゃんかわいいよおおお←

Re: 3.11 その日私は大切なものを失った 震災の方々へ ( No.19 )
日時: 2012/03/20 21:45
名前: 空 (ID: Lss05VCW)

えっと…mohoさん…ですか?それともmihoさんですか…?

…とりあえずありがとうございます。

これからもがんばります。

菜々「かわいい?ありがとっ!大好きっ!」


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