ダーク・ファンタジー小説

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トランプゲーム。 実.況.者
日時: 2015/10/05 21:11
名前: 泉 (ID: H9DI71mW)

こんにちは、泉と申します。
主の詳細はプロフィールを御覧下さい。

【小説を閲覧する上での注意点】
▽ニコニコ動画で活動されている実.況.者様の御名前をお借りしております。(無許可)
▽ある方が投稿された絵を元に構成されています。(許可済)
▽御名前をお借りした実.況.者様の動画で泉の名前を出さないで下さい。
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以上の事が守れる方のみ御覧下さい。


さぁ、命がけのゲーム……start→

Re: トランプゲーム。 実.況.者 ( No.5 )
日時: 2015/10/09 05:40
名前: 泉 (ID: H9DI71mW)

〜クラブ:1〜
昨日は、少しゲームをし過ぎた。
夜中、それも日付が変わってから寝たのだろう。
正直寝る前の記憶が掠れている。
ゲーム画面に集中していたせいか、そうとう疲れていた。
「ん…朝……。」
それでも体内時計はしっかりしている俺。
我ながらに凄いと思う。
身体の不調も見られなく、ベッドから起き上がった。
起き上がってカーテンを開ける…筈だった。
「え…何コレ…!?」
手には手錠、足には足枷。
それこそ目隠しなんかはされていなかったものの、
これでは牢獄の中の囚人に等しい。
自由が許される範囲にあった封筒に手を伸ばすと、手紙とトランプカードが落ちた。
「つわはす様がこのゲームの鍵…?
俺が…?」
さっぱり分からなかった。
『ゲーム』ってなんだ?
このクラブのAは何の意味が?
クエスチョンマークだらけだった。

Re: トランプゲーム。 実.況.者 ( No.6 )
日時: 2015/10/09 20:17
名前: 泉 (ID: H9DI71mW)

〜ハート:3〜
指定されていた建物の特徴は3つ。
電波無しで戸も開かない閉鎖空間だと言う事。
とても広いと言う事。
そして、レトルト達以外に人は居ない事。
「ねぇレトさん。」
親友であるP-Pが問いかける。
「此処にテーブルがある。それに椅子も4脚。」
どれどれ……と見るレトルト。
其処には、確かにテーブルと椅子が4脚置いてあった。
「何やろ。しかもマークが着いてるなぁ。」
ハート、スペード、クラブ、ダイヤ…。
どうやらトランプマークの様だ。
「此処に座れって言う事かな…?」
手持ちのカードと椅子を見比べるP-P。
スペードが描かれてある椅子に腰を降ろした。
すると、ガチャリと言う鈍い音と共にP-Pの身体が椅子に固定されてしまった。
慌てる二人。
「どうなっとるんや…!?」
レトルトは焦りながらもハートの椅子に座る。
するとやはり、ベルトで固定されてしまった。
もう身動きも取れない。

Re: トランプゲーム。 実.況.者 ( No.7 )
日時: 2015/10/10 05:53
名前: 泉 (ID: H9DI71mW)

〜ダイヤ:1〜
「うわぁ〜超眠い〜…。」
目を擦り、ふと窓の外を見る。
「やっぱり夜通しの実況編集はキツいかぁ…。」
重たい足を引きずりながら郵便受けを見に行く。
これが彼の日課だ。
「ん、手紙!!」
たった一通の手紙でこんなに驚く物だろうか。
それとも、彼には普段相当手紙が来ないのだろうか…?
「へえぇ…俺宛に来るなんて珍しい。」
そんな事を呟きつつ封筒を乱雑に開ける。
「『トランプゲーム』への招待状…?俺に賭博している友達いねぇんだけど。」
そりゃそうだ。
むしろいる方が珍しい物である。
「でも『キヨ様』ってどう考えても俺じゃん。面倒だけど行くか…。」
溜め息を吐きながら準備する。
招待した中で一番飲み込みが早い。
「行って来まぁす」
誰も居ない部屋に木霊する彼の声。
バタンと言う音と共に部屋は静寂に包まれた。

Re: トランプゲーム。 実.況.者 ( No.8 )
日時: 2015/10/10 06:11
名前: 泉 (ID: H9DI71mW)

〜スペード:2〜
此処に来てしばらくしてからだった。
「おぉ〜広い〜。」
等の間抜けな、でも聞き覚えのある声が響いたのは。
「キヨ君やない?あんな間抜けな声彼奴にしか出せへんよ。」
クク、と笑いながらレトルトは言う。
P-Pもつられて吹き出して、
「そうだね、本当に面白い。」
と笑った。
声の主は直ぐにこの椅子を見付け、案の定ベルトの餌食となった。
「そういえばさぁ、レトさんとクソメガネ。」
クソメガネって何なの!?
まぁいつもの事だ。
放って置こう。
「コレ貰った?」
キヨの問い掛けでふと我に返る。
テーブルにはダイヤのAが一枚。
貰ったで、とレトルトも出したので
「あるよ。僕はスペードのA。」
と三枚並べてトランプカードを置いた。
「そう言えばさ、これって何の為に集められたの?」
ずっと気になっていた事だ。
分からない、と二人は首を横に振った。
その時だった。

Re: トランプゲーム。 実.況.者 ( No.9 )
日時: 2015/10/11 22:20
名前: 泉 (ID: H9DI71mW)

〜ダイヤ:2〜
俺、キヨがこの場所に来たのはつい数時間前の事だ。
何やら差出人すら不明の手紙を開封したら
『トランプゲーム』とやらに招待された。
驚いたのは、P-Pとレトルトが居た事。
まぁ、見慣れた顔で良かった。

わいわいと話し合っていると、突然大きい音がした。
それまで明るかった部屋が一瞬にして暗くなり、うろたえる。
ぱっと明かりがついたかと思えば、今まで無かった筈の箱が用意されていた。
箱は透明で、中に人が居るのを確認出来る。
中には、良く知っている顔…。
「つわはす君…!!?」


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