ダーク・ファンタジー小説
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- 【カナリア手帳】ネバーランドの真相。
- 日時: 2017/12/18 23:20
- 名前: 青らり (ID: KwIJCRrJ)
これはとても昔の話。
仲間外れを嫌った人がいました。
そんな人の所に、神は舞い降りて、
『願いを叶えましょう』と言いました。
人は言いました。
『ピーターパンになりたい』と、
神様のその力によって、人は"ピーターパン"と為りました。
"夢ノ国ネバーランド"を手に入れて…………。
後に起きた、"ある事件"の創始者へとなるのです。
登場人物。
藍理(12)
活力、MEGの所持者。
華凛(12)
疑い。MDUの所持者。
海人(12)
夢。MDRの所持者。
朱兎(12)
隠す。MHDの所持者。
菜々美(12)
甘味。MSWの所持者。
友(12)
信じる。MBIの所持者。
優紀(12)
癒し。MPFの所持者。
浩樹(12)
知恵。MWDの所持者。
佑(12)
冷淡。MCLの所持者。
ピーター(?)
《後に情報追加》
目次
>>1〜>>16
=ストーリーの始まり
- Re: 【カナリア手帳】ネバーランドの真相。 ( No.19 )
- 日時: 2017/04/03 12:34
- 名前: 青らりP (ID: KwIJCRrJ)
「…ここまでくるともう夢かなんかじゃないかと思っちゃうよ。」
ポツンと浩樹が呟くと、確かに、等とみんな相づちをうち始める。
「現実だって、本当だよ?」
その様子に呆れたように苦笑するカナコに、
「なんかそんな様子見ると嘘とは思えないよね。」
そう菜々美が呟くのだった。その後、また沈黙が続く…すると、もう堪えられないというかんじで、
「〜っ!最高!」
そう、界人が急に立ち上がった。
- Re: 【カナリア手帳】ネバーランドの真相。 ( No.20 )
- 日時: 2017/12/12 01:23
- 名前: 青らりP (ID: KwIJCRrJ)
しかし誰も反応しない。代わりに、朱兎が冗談っぽくヘラっとしながら言った。
「じゃあ、僕達にもその魔法を使う力を分けてよ」
すると、カナコが何かをポケットから取り出した。木の棒だった。
「カナコちゃん、それ何?」
優紀が質問する。
「マジカルキブァー!!魔法を与える、というか、魔力を授ける道具だよ!」
界人が目を輝かせた。おぉー、と声まであげた。すると、タスクが
「じゃあ試しにそいつに魔法とやらをかけてみな。どうなるか。」
と、気だるそうに提案した。かませ犬だ。カナコが、分かった!と首を降ると、その木の棒を界人の方へと向け、なにやらブツブツと唱えはじめた。そして最後に、
「ギブァ!!」
と叫ぶと、一瞬にして界人を光が包み込んだ。
- Re: 【カナリア手帳】ネバーランドの真相。 ( No.21 )
- 日時: 2017/12/12 01:38
- 名前: 青らりP (ID: KwIJCRrJ)
つぎに光が消えていた頃には界人は宙に浮いていた。魔法が宿ったのだ。
「わぁ〜!見てこれ!凄くない!ねぇねぇ!」
ニコニコしながら自由に宙を飛び回る。カナコはそれを見て説明する。
「界人くんの呪文の名前は"マジック・ドリーム"。通称MDR。まぁ、ドリームかな?主に界人くんの夢をエネルギー源にしてるの。」
その説明を全く聞かず、ビュンビュンと飛び回る界人を見て、奈々美も、
「私もっ!」
と言い出す。そしてまた、カナコが杖を振りかざした。
- Re: 【カナリア手帳】ネバーランドの真相。 ( No.22 )
- 日時: 2017/12/18 00:44
- 名前: イエローフロッグ@元青らりP (ID: KwIJCRrJ)
改名しました。
そしてまた菜々美にも光が宿り、魔法を使えるようになった。
「私の力は何が源になってるの?」
そう菜々美が聴いてみると、カナコは
「菜々美ちゃんはマジック・スイート。MSW。菜々美ちゃんのものを楽しむ気持ちがエネルギー源だよ。」
「へぇ〜」
それから他の7人にも力が宿った。
藍理は活力が源のマジック・エナジー(MEG)
華凛は疑う事が源のマジック・ダウト(MDT)
朱兎は隠す事が源のマジック・ハイド(MHD)
友は信じることが源のマジック・ビリーブ(MBI)
優紀は癒しが源のマジック・ピースフル(MPF)
浩樹は知恵が源のマジック・ウィズダム(MWS)
佑は冷淡さが源のマジック・コールド(MCL)………
- Re: 【カナリア手帳】ネバーランドの真相。 ( No.23 )
- 日時: 2017/12/18 23:13
- 名前: 青らりP (ID: KwIJCRrJ)
9人が自分の能力にそれぞれの反応を示していると、カナコがそれぞれに何かを手渡した。ペンダントの様だ。
「…これは?」
浩樹が尋ねると、
「制御石。最初のうちはその力に慣れないと思うから、その石で力の一部を抑え込むの。万が一爆発しちゃうと大変なことになっちゃうし、まぁ、あんまり気にせずに身体のどこか邪魔にならないとこに付けててよ。絶対に外しちゃダメだよ。少なくともあと5年はね。」
カナコが答えた。すると友が
「爆発するとどうなるんだ?」
と聞く。するとカナコは急に恐ろしい顔を作り、友に近づくと、
「分かんないよ〜?物理的なものなのか、精神的なものか、はたまた両方か…」
等とふざけ出すから、友が後ずさりした。