ダーク・ファンタジー小説
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- 僕達の冬休み(コメントどうぞ!
- 日時: 2017/07/27 10:54
- 名前: 臨 (ID: sm7BxIMi)
ちょっと悪夢の方をお休みして....
冬と言えば冬休み!
さあ、皆さん冬休みは何をしますか?
デート?買い物?雪合戦?色々ありますよね?
これはそんな日常に飽きたある"少年少女"のお話です
どうぞ、お楽しみ下さいませ
(コメントもどうぞとは書きましたが要らない小説を書き置きするのは止めてください。とても迷惑です)
いやー、この頃なかなか投稿出来てませんでした!
なので、夏休みだし一週間に二、三回は投稿したいと考えています!
- Re: 僕達の冬休み(コメントもどうぞ! ( No.21 )
- 日時: 2017/03/05 14:31
- 名前: 臨 (ID: sm7BxIMi)
第十章 『兄貴』
時間になるまで、騒ぐことなくじっとしていた。
数分すると、軍服を着た大人がゾロゾロと入って来て、死体を片付け始めた。
モップで血を拭き、死体を袋に入れて、飛び散った肉片は大人の手によって綺麗に片付けられた。
大人の一人が僕達に近寄ってきた。
一人の大人が僕の顔を見て、少し驚いていた様だ。
耳に何個かピアスが付いている。髪も金髪だ。
"不良"って感じだな。
そういえば、自分にも三つ上の兄貴と二つ上の兄貴がいたな。
二つ上の兄貴は部屋に籠っている引きこもりとゆう奴だ。
三つ上の兄貴は二つ上の兄貴が引きこもり初めてから急に居なくなった。
三つ上の兄貴"工藤 昌(くどう しょう)"はヤンキーだった。
だから、親も昌兄が消えても特に気にすることもなかった。
でも、二つ上の兄貴"工藤 修(くどう しゅう)"だけは、昌兄の失踪についてこう言っていた。
「昌兄さん。居なくなっちゃったね。どうしてかな?」って....
前髪が長く相手の表情を上手く見れなかったが、口元が微かに......笑っていた。
そんな修兄が怖くて僕は話かけなくなった。
修兄が引きこもりになったのも、高校を落ちたからだろうと親も考えて出てこい等とは言わなかった。
昌兄ってどんな声だったっけ。中学になってから怒鳴ってる声しか聞いてない。
優しく僕の名前を呼ぶ声もなくなってしまった。
どうやって僕のこと呼んでたっけ。
さや?莢香?さやちゃん?
分からない。
忘れた。
思い出せない。
名前を呼んで欲しい。
忘れてしまったあの優しい声で名前を呼んで欲しい。
助けて
怖いよ
昌兄.....昌兄.....
「昌兄...」
僕の口からポロリと漏れる。
その酷く弱々しく掠れた声に金髪の大人は体を強張らせている。
どうしてだろう。
何処か昌兄に似てるな....
笑ったらきっと昌兄の"代わり"になれるな。
「莢香........大丈夫だよ」
紫宛が人格が代わり、弱々しくなった私を抱き締める。
そのまま相手に体重掛けて凭れかかるとそれをちゃんと受け止めてくれる。
紫宛の肩に顔を埋めると、頬に付いていた血が紫宛の服に着く。
それを見た金髪の大人が急いでハンカチ出して、血で汚れた私の頬を拭う。
ほんわり懐かしい匂いがする。
その匂いに導かれる様に私は眠りについた。
- Re: 僕達の冬休み(コメントもどうぞ! ( No.22 )
- 日時: 2017/03/30 22:47
- 名前: 臨 (ID: sm7BxIMi)
紫宛視点
莢香がようやく眠った様だ。
酷く疲れた顔をしていたから心配してたけど、まあ、一気に人が死んだんだから当たり前かな。
でも、莢香酷く冷静だったな、声を上げる訳もなくただボーッと人が死ぬのを見ていた。
そういえば......
「ねえ.......アンタ莢香の兄貴だろ。三つ上の」
金髪の青年はビクッと体を震わせてから、口を開いた。
「ああ。そうだ......」
低い大人の声だ。
「今まで莢香ほっぽいて何処に行ってたんですか......こいつ、アンタが居ない間色なことあって自殺未遂までしたんですよ....ほら」
ウチは莢香の手首の包帯をほどいて無数の傷が付いている手首を見せる。
中学生とは思えないほどの数だ。
その傷を見れば莢香の兄貴は目を見開きカタカタと小さく震える。
まあ、それが普通の人の反応だろうね......まあ、近くにはその傷を見てうっとりしてる普通じゃない異常者が居るけど、それを莢香はきっと知らない。
「ぁ.....ああ.....っ!.....ごめん.....ごめんな」
莢香の兄貴は膝を床に着けてガクッと項垂れると莢香の傷付いた手首に触れて聞こえる筈もない謝罪を続けている。
今さら謝ったって無駄なのに....
- Re: 僕達の冬休み(コメントもどうぞ! ( No.24 )
- 日時: 2017/04/07 16:03
- 名前: 臨 (ID: sm7BxIMi)
いやいやいや、つづくじゃなくて人のに書かないでくださいよー
間違えたのかな?まあ、間違うのあんまりないと思いますけど早目に消して下さいね~。
本当に邪魔なんで、ヨロシクっす(^ー^)/
- Re: 僕達の冬休み(コメントもどうぞ! ( No.25 )
- 日時: 2017/04/07 16:35
- 名前: 臨 (ID: sm7BxIMi)
第十章『異常者』
嫌な夢を見ている....
これが夢だということは私も分かってる
だって.......目の前に澪が居るから。そう、死んだ筈の澪が.....
「へえ......お前に兄貴居たんだな。そりゃ、初耳だ」
「当たり前。だって、教えてないもん」
彼は真っ白い世界のど真ん中でつまらなそうに"浮いて"いる。
「何で教えてくんねぇの?」
眉を寄せてそう聞く彼に僕はこう答える
「聞かれてないから」
その答えに「ごもっとも」と呟きながら手をヒラヒラさせる。
澪だけと澪じゃない。澪と違う澪はこんな奴じゃない。
なら、コイツは誰だ?澪じゃないのなら誰だ...
その疑問に答える様に彼は言った
「お前が分からないんだったら俺も知らね。澪を思い出してみれば?そうすれば少しは変わるかも」
思い出す?思い出すも何も僕は忘れてなっ........あれ?
必死に彼の顔、声、手、背中全てを思い出そうとするもそれが出来ない。
彼の全部が黒く塗り潰されている。
もう、一度彼を見ると彼はもう黒いモヤモヤになっていた。
《ほら、思い出せない......。君にとって彼はその程度の人間なんだよ》
僕の.....私の悪い癖だ。興味が無いものは直ぐに忘れる。いや、覚えようともしない。
って、ことは私は彼に興味が無かったのか?
そんな訳ない。ちゃんと名前だって覚えた。
だから、忘れることはない。忘れられない
だって.......彼は"死んだ"んだから。
普通の人間には興味無いくせに何故か"死体"には昔から興味があった。
だから、猫の死体等も鮮明に覚えている。
どうゆう形に変形して、どんな物がどうやって出てきているのか。
その一つ一つをじっくり見て観察して写真を撮って後で思い出す。
たまにその写真を見て、興奮して、楽しんで.....
それでも飽きたらない時は必死に生を探した。
なるべく新鮮で、つい数分前まで生きていた物。
それを探して、探して、探して、探して!
そして見つかれば写真を撮る。
この繰り返し。
でも、見つからない時はあった。
その時はある写真で必死に我慢した。
でも、我慢出来なかった。そんな時はリスカした。
自分を傷付けて滴り落ちる血を見て笑った藁った稿った。
ただひたすら笑い続けた。
それも飽きて来た時に工藤莢香の人生を完全に壊す事件が起こることになる。
目の前でクラスメート"全員が死ぬ"とゆう事件。
その日はクラスで親子レクの飾り付けをしていたが私だけは面白くなかったんだ。
その親子レクには自分の親が来る訳でもない。
何せ親は仕事で忙しかったから。
まあ、それも勿論嘘だろう。
きっと親子レクとゆう物が、自分と過ごすのが嫌でめんどくさくて敢えて嘘を付いたのだ。
大体は分かる。分かり過ぎている。
その場の空気も自分は小さい頃から分かっていた。
だからこそそれが痣となった。
どんだけ嘘を付いても自分にはその嘘が分かるから、何も言わなかった。
中途半端だけど、続く
- Re: 僕達の冬休み(コメントもどうぞ! ( No.27 )
- 日時: 2017/04/20 21:44
- 名前: 臨 (ID: sm7BxIMi)
二回目ってなると流石に間違いじゃないですよね?
う〜ん、どうやったら止めてくれますか?てか、止めてくれません?
あの、迷惑ってゆうか......言い方悪いかもだけどやる気なくすんですよ。貴方のその小説
本当にごめんなさい!でも、本当のことだし...
とにかく、邪魔なんで消してください!
自分のスレ立てて書いて頂けると光栄です。