ダーク・ファンタジー小説
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- リアル人狼ゲーム
- 日時: 2017/06/18 14:22
- 名前: Rain (ID: lQjP23yG)
皆様、こんにちは。
Rainと申します!
今回から人狼ゲームの小説を書いていきます。
更新ペースは異常なぐらい遅いですが、
よろしくお願いします。
- Re: リアル人狼ゲーム ( No.16 )
- 日時: 2017/07/02 17:51
- 名前: あじき (ID: GTJkb1BT)
おお!!次の展開が気になります^^私は狐とかが好きなんですけど「大狼」はあんまりやったことないので研究させてもらいますね!
- Re: リアル人狼ゲーム ( No.17 )
- 日時: 2017/07/02 17:56
- 名前: Rain (ID: qXcl.o9e)
あじきさん
ありがとうございます!
狐かあー。
次回作があったら入れてみます!
コメントありがとうございました!
- Re: リアル人狼ゲーム ( No.18 )
- 日時: 2017/07/04 17:03
- 名前: Rain (ID: OZxqQ4OG)
時計の針が7時を告げた。
「さて、誰が怪しいとかあるか?」
話を切り出したのは石戸。彼はリーダーシップがあって、クラスの中でも頼りにされている。
「あるよ。」
吉川が堀川と早地を指差して言った。
「この二人。二人とも偽者。」
当然、二人も黙っちゃいない。
「なにいってんだ、お前らが偽者だろ?」
「俺が本物、お前らが偽者!」
そこで、林が口を挟んだ。
「でも、占い師をいきなり吊って万が一本物を吊った場合、あとがマズイ。だから、今回は、占い師以外を吊って様子を見たい。」
「吊るっていうのは、処刑するって意味でいいの?」
羽野戸が不思議そうに尋ねる。それに林は頷き、返事をした。
「うん。そうだよ。ついでにいうと、人狼に襲われることは噛まれるっていうんだ。」
そんな会話をしているうちも、自称占い師は醜い言い争いをしていた。
「あたしが本物だもん!だってカードに書いてあったからぁ!」
「そんなの嘘っぱちだろ!?お前が偽者に決まってる!」
「二人とも偽者だろ!?俺が本物だ!」
「どうして自分の嘘を認めないわけ?」
「それはこっちのセリフだよ!いい加減白状しろ!」
あー、うるさい。とりあえず、ボリュームダウンをお願いしよう。
「もう少し静かにし・・・」
「部外者は黙ってて!!!」
吉川がヒステリックに叫んだ。
はーい、はーい、わたくしがわるうございました!
あっという間に30分が経過していた。
- Re: リアル人狼ゲーム ( No.19 )
- 日時: 2017/07/04 17:04
- 名前: Rain (ID: OZxqQ4OG)
そこからの30分は、会議と呼べるものではなかった。
自称占い師の3人は怒鳴り合いを続け、何人かは投票で死ぬかもしれないという恐怖にかられ、窓を開けて改めて助けを求めていた。
また何人かは物をひたすら食べ、恐怖をまぎらわそうとしていた。
しばらくたった頃。
「そろそろ投票だけど。」
だれかの一声で、場が凍りついた。
「ホントにやるの?」
「やらないと死ぬって言われてるわけだしな。」
「でも、ルール通りにやっても1人は死ぬんでしょ?」
「正直、やりたくないね。」
また場がざわつく。
「みんな、ちょっといいか。」
そこで、石戸が声をあげた。
全員をぐるりと見据え、また口を開いた。
「スピーカーの向こうの奴らの考えが読めない以上、とりあえずしたがった方がいいと思う。で、投票にあたっては、俺を指差してほしい。」
- Re: リアル人狼ゲーム ( No.20 )
- 日時: 2017/07/04 17:05
- 名前: Rain (ID: OZxqQ4OG)
はあ!?
投票してほしい!?
頭、大丈夫か?
それに続けて、石戸がまた口を開いた。
「確かに死ぬかもしれない。殺されるかもしれない。それを確かめるため、俺が実験台になる。」
みんなが呆気にとられていた。
ホントに死ぬことはないと思っているのだろうか。
そんなの大間違い。
首輪に絞められて、死ぬ。
さよなら、石戸。