ダーク・ファンタジー小説

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リアル人狼ゲーム 
日時: 2017/06/18 14:22
名前: Rain (ID: lQjP23yG)

皆様、こんにちは。
Rainと申します!
今回から人狼ゲームの小説を書いていきます。
更新ペースは異常なぐらい遅いですが、
よろしくお願いします。

Re: リアル人狼ゲーム  ( No.1 )
日時: 2017/06/18 14:46
名前: Rain (ID: lQjP23yG)

ルール
1.この建物の中にいる、12名は人狼ゲームの参加者である。拒否権はない。
2.ルールに逆らった者は命を落とす。
3.12名の中に、3人の人狼役が紛れ込んでいる。
人狼役と村人役をまとめて、住人と呼ぶ。
4.住人は、毎晩8時に所定の部屋に集まり、誰を処刑するかの投票を行う。
5.最も票を多く集めた者は命を落とす。最多得票者が複数いた場合、該当者以外で決選投票を行う。それでも票が割れた場合は、その晩は処刑を行わない。
6.住人は、夜10時から翌朝6時までは割り当てられた部屋にいること。ただし、人狼は午前0時から午前2時までに部屋を出て、村人側から1人選んで殺害すること。
7.人狼を全滅させれば、村人側の勝利。
村人側の人数が人狼と等しい、またはそれ以下になれば人狼側の勝利。
勝利陣営には、合計1億円の賞金が支払われる。

Re: リアル人狼ゲーム  ( No.2 )
日時: 2017/06/18 14:56
名前: Rain (ID: lQjP23yG)

役職

●人狼(2名)
夜に村人側を一人喰い殺す。占い、霊能結果共に人狼。
●大狼(1名)
人狼の一部だが、占い結果では「人狼ではない」と表示される。霊能結果は「大狼」と出る。
○占い師(1名)
毎晩1人を選択して、その人物が人狼か否か知ることができる。
○霊能者(1名)
その日処刑された人物が人狼が否か知ることができる。
○狩人(1名)
毎晩1人を選択して、その人物が人狼の襲撃を受けた場合、人狼の襲撃を防げる。ただし、自分自身は守れない。
○共有者(2名)
始めからお互いに共有者であることを知っている。
○村人(4名)
何の能力も持たない。

Re: リアル人狼ゲーム  ( No.3 )
日時: 2017/06/18 15:32
名前: Rain (ID: lQjP23yG)

キャラクター紹介

◇竹野 聡理(タケノサトリ)
201号室。
本作の主人公。
クールで、何事にも動じない性格。

◇船森 幹人(フナモリミキト)
102号室。
大柄で、バリトンボイスの持ち主。
普段は穏やかだが、キレると凄く怖い。

◇早地 星也(ハヤチセイヤ)
104号室。
何度もネットで人狼ゲームをプレイしている、人狼上級者。
鋭い目付きをしている。

◇堀川 広文(ホリカワヒロフミ)
106号室。
小型で、無口。
少し地味な印象。

◇北沢 愛(キタザワアイ)
203号室。
背が高く、さらさらのロングヘアー。
ものすごい美人。

◇森 春斗(モリシュント)
108号室。
黒渕の眼鏡をかけている。
ぶっきらぼう。

◇水野 亜美(ミズノアミ)
205号室。
小麦色の肌をした、スポーツ少女。
ポジティブな考えの持ち主。

◇羽野戸 沙亜矢(ハヤドサアヤ)
207号室。
ボーイッシュで、ツンデレ。
歯の矯正をしている。

◇石戸 俊(イシドシュン)
110号室。
バリトンボイスの持ち主。
大柄な方。

◇林 友太郎(ハヤシユウタロウ)
112号室。
いつも笑顔。
ポジティブな考えの持ち主。

◇鹿沢 悠馬(カザワユウマ)
209号室。
無口で、不気味な印象。
人狼イベントに参加経験あり。

◇吉川 亜紅亜(ヨシカワアクア)
211号室。
女優をしており(売れてないけど)、自分に自信があるらし
い。ぶりっ子。

なお、全員東杏高校の2年1組。

Re: リアル人狼ゲーム  ( No.4 )
日時: 2017/06/18 15:53
名前: Rain (ID: lQjP23yG)

プロローグ

時計の針が8時を指した。
今、この場にいるのは私を含めて3人。
私以外の2人は、お互いに指を突きつけあっている。
大柄な彼と、私の親友である彼女。
どっちを指さすか、ほんの少し迷った。
私が指さしたのは、親友である彼女だった。
彼女の目には、疑問の色が浮かんでいる。
その場に、歯医者の治療器具のような音が響いた。
彼女が首に手をやり、もがく。
仰向けに倒れて、バタバタと暴れた。
まるで殺虫剤をかけられた虫のように。
「ごめんね・・・、ごめんねっ・・・!」
私の頬を、涙が伝う。
彼女の動きはだんだん弱々しくなっていき、やがて動かなくなった。
「どうして、その子に入れた?」
彼が聞いてくる。
「いれたくなかった、いれたくなかったよ。」
大粒の涙がぽたりと垂れて、床を濡らす。
「でも、生きるにはこれしかないから・・・」
その場にくずおれる。
もう動かない彼女の手をぎゅっと握った。
そんなことしても、彼女が生き返るはずもないのに。
ボムッという音をたて、スピーカーが息を吹き返した。
『今回は村人2人が生き残りました。村人側の勝利です。』
そのとき、首に圧迫感を覚えた。
首のリングがしまっている。
「俺たち、勝ったんだよな?」
彼が不思議そうな顔でこちらを見つめてくる。
視界がだんだん黒い斑点でうめられていく。
そのまま、私は意識を失った・・・。

Re: リアル人狼ゲーム  ( No.5 )
日時: 2017/06/18 16:14
名前: Rain (ID: lQjP23yG)

1日目・会議1

私は、硬い椅子の上で意識を取り戻した。
椅子は前と同じように、円形に並べられている。
ここにいるのは、同じ高校のクラスメイトが、私を含めて12人。
ぐるりと周りを見渡した。
!?
幹人がいる!?
前回のゲームで、私と共に生き残った彼だ。
幹人も、驚きの表情を浮かべている。
誰かが首のリングに気づいた。
コツコツと叩いてみたり、外そうと試みてみたり。
「なにこれ・・・?」
白々しくもそういい、コツコツとリングを叩いてみた。
「取れないなっ・・・」
幹人も演技を始めた。
「そもそもここ、どこ?」
いつも元気な亜美が疑問の声をあげた。
「わかんないけど、拉致られたことは確かだな。」
この声は、リーダーシップのある石戸。
「誘拐ってことぉ?」
少し甘えた口調で、亜紅亜が言った。
ああ、こんなとこに来ても、ぶりっ子は変わらぬようで。
亜紅亜こと吉川亜紅亜は、女優業(まったく売れていないが)をやっている。TV業界で長く生きて来たからか、ぶりっ子で相手の機嫌をとるのが当たり前となったのだろう。
しかーし!私はぶりっ子は嫌いだーっ!
私が人狼になったら真っ先に噛みにいくぞ、亜紅亜ーっ!
そんなこんなしているうちに、全員が意識を取り戻した。


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